妊娠中・産後・育児中のストレス、ノイローゼ、うつの違いとは

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産前産後うつや育児ノイローゼの意味は?

女性は妊娠、出産、育児において、様々な感情を味わいます。

妊娠が発覚したときの高揚感、出産を終えた後の達成感、育児中の子どもの笑顔による満足感は気分を良くしてくれますし、子どもを産んで良かったと感じさせてくれますね(気分が上がってマタニティハイになることも……)。

反対に、妊娠、出産、育児におけるドキドキや不安や恐怖、イライラなどの心配事は、神経を削り心に鈍痛を感じます。

そして、マイナスの感情が強くなると、産前産後うつや育児ノイローゼと言われる症状になることは、みなさん知っているでしょう。

ところで、「妊娠、出産、育児」と「ストレス、ノイローゼ、うつ」は切り離せないくらいよく聞く言葉ですが、どのような種類があるか知っていますか?また、ストレス、ノイローゼ、うつの違いが何かわかりますか?

今回は、ストレス、ノイローゼ、うつの違いと妊娠、出産、育児における症状の種類についてお話したいと思います。

ストレス、ノイローゼ、うつの違い

ストレスとは

ストレスとは、人が生活するうえで、物理的・心理的なプレッシャーや圧迫感を感じることを言います。

一般的にストレスは良くないことをイメージする人が多いと思いますが、良い悪い関係なく生きている限りストレスは感じるもので、快ストレスと不快ストレスにわけられます。

たとえば、秋口に吹く向かい風の中を歩くと心地良い涼しさを感じますが、向かい風を受けて歩くこと自体は抵抗が生じているため、ストレスがあると言えます。

快・不快は環境や状況、個人の性格によって受け止め方が変わりますが、その人が思う不快なストレスを感じ続けると精神的な症状が現れる場合があります。

参考|ストレス (生体) – Wikipedia

ノイローゼ(神経症)とは

ノイローゼとは神経症のことを指し、ストレスによる不安や恐怖の感情によって、普段の生活が不便になるほどの症状が現れることを言います。

たとえば、ママ友コミュニティに初めて参加するときは誰でも緊張しますが、緊張が強すぎるとママ友コミュニティに参加する事自体に恐怖を感じ、ときには頭痛や嘔吐、呼吸困難などの症状に現れる人もいます。

このように精神的な不安や恐怖によって、身体に変化が現れた場合は何らかの神経症と診断され、原因を取り除く治療が必要になります。現在、ノイローゼという言葉はほぼ使われていません。

参考|神経症 – Wikipedia

うつとは

うつとは、うつ病と呼ばれる精神病の一種で、精神的な障害によって気分の落ち込み、喜びの喪失、気力の低下などとともに病的症状が継続する状態を言います。

うつ病の症状は軽症、中等症、重症にわけられ、不眠、過眠、疲労、精神の焦燥、罪の意識、思考力や集中力の減退、体重の減少や増加、反復的な自殺念慮など精神病性の特徴を伴います。

ただし、わたしたちがよく知っているうつ病は抑うつ神経症のことを指し、神経症に分類されます。うつ症状があるからといって精神病の一種であるうつ病とは限りません。

参考|うつ病 – Wikipedia

ストレス、ノイローゼ、うつには流れがある

前述したストレス、ノイローゼ(神経症)、うつの違いをまとめると、以下のようになります。

人は誰でもストレスを受けて生きていますが、不快なストレスを受け続けると、精神的な不安や恐怖によって身体に変調をきたすノイローゼ(神経症)になり、重度の神経症として抑うつ神経症(うつ症状)になる恐れがあります。

また、うつ症状とともに継続した精神障害があると判断された場合は、精神病のうつ病ということになります。

つまり、ストレス、ノイローゼ、うつは全く同じ物でも別物でもなく、精神的な負担を感じる症状の流れだとわかります。ちなみに、神経症と精神病にはそれぞれ該当する病気があります。以下一例を挙げます。

神経症の一例
不安神経症、抑うつ神経症、パニック障害、広場恐怖、強迫神経症、対人恐怖症、各種恐怖症、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、適応障害、解離性障害、身体表現性障害(ヒステリー)
など

精神病の一例
統合失調症、躁うつ病、うつ病
など

参考|精神病と神経症の違いと治療法|心の悩み相談 西新宿カウンセリング

妊娠、出産、育児における症状の種類

では、妊娠、出産、育児において、ストレス、ノイローゼ、うつに該当する症状にはどのような種類があるのでしょうか。

妊娠中(出産前)の症状
・プレグナンシーブルー
・産前うつ

出産後の症状
・マタニティブルー
・産後うつ

育児中の症状
・育児ストレス
・育児ノイローゼ

プレグナンシーブルー・マタニティブルーと産前・産後うつの違い

育児ストレスと育児ノイローゼの違いとは?症状・原因・対処方法

妊娠、出産、育児における症状の種類には一般的に上記がありますが、ストレス、ノイローゼ(神経症)、うつの違いを理解していれば、名称に注目をしてもあまり意味がないことがわかると思います。

つまり、産後うつや育児ノイローゼなどの名称で症状や対応策を判断するのではなく、以下のように考えるべきでしょう。

・妊娠中にストレスを感じるか、神経症で苦痛を感じるか、病的なうつ症状に陥るか
・出産後にストレスを感じるか、神経症で苦痛を感じるか、病的なうつ症状に陥るか
・育児中にストレスを感じるか、神経症で苦痛を感じるか、病的なうつ症状に陥るか

妊娠、出産、育児において不快ストレスを全く感じない人はいないはずです。ただ、ストレスを気にしすぎたり、反対に放置しすぎることで神経症を患い、うつ症状(抑うつ神経症)が現れてしまうことがあります。

大切なことは、現在の自分の状態を把握し、もし強い不快ストレスを受けていると感じた場合は、休息をとったり、リラックスできる環境を作って、神経症やうつ症状に至らないことです。

もちろん、妊娠、出産、育児は連続した長い期間続くものです。そのため、家族の協力によって、休息やリラックスも生活の一部に取り入れる生活習慣の改善が必要になります。

不快ストレスは、精神的な不安定な状態から身体に変調をきたし、徐々に様々な症状に現れるようになります。もし、体調が優れない状態が続いたら、神経症を疑って、早めに医師に相談をしましょう。

育児ノイローゼ自己診断チェックとストレス症状による5段階区分

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