子どもの虫歯や口臭、顔の歪み原因に!歯並びや噛み合わせの悪さ

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歯の矯正をしている子が昔よりも増えた

わたしたちが子どものころに比べて、歯の矯正をしている子どもが増えたと思いませんか?

昔は歯の矯正器具をつけている子が少なかったため、たまに見かけると「なんか変なの口につけてる……やだなぁ。」と子ども心に思っていました(ごめんなさい……)。

子どもの歯列矯正をする年齢はある程度永久歯が生え揃ってからですが、骨格が育つ前に行う方が良いため、早い子は10歳ごろから矯正器具を付け出します。

ただ、10歳は多感な時期なので、歯列矯正器具を付けることが恥ずかしいと感じる子は多いですよね。ちなみに、歯列矯正費用は矯正具合によりますが、およそ70万円から150万円程度、矯正期間も3か月から3年程度と幅があります。

歯並びの矯正は、子どもの心にも親の懐にも大きなインパクトがありそうですが、なぜ昔よりも歯の矯正をする子どもが増えたんでしょうか。

それは、歯並びが悪いことや噛み合わせが悪いことで、子どもに様々な悪影響があることが認識されてきたからです。

そこで今回は、子どもの歯並びが悪いことや噛み合わせが悪いことで起こる様々な影響についてお話しをしたいと思います。

悪い歯並びの影響1.虫歯や歯周病が増える

歯並びが悪いと、歯と歯の間や歯と歯ぐきの間に隙間ができます。隙間ができると食べかすが残ってしまい、食べかすが黄白色をした粘着性がある歯垢(プラーク)になってしまいます。

特に、歯と歯ぐきの隙間を歯周ポケットと言い、歯周ポケットに溜まったプラークの中で細菌が繁殖すると歯茎に炎症(歯周炎)が起こります。

歯周炎が大きくなると歯周ポケットも深くなり、深さが3-5mm以上(中程度の歯周炎)になると、自力でプラークの除去ができないため、さらに歯周病が進行してしまいます。

また、歯周ポケットの中では細菌の繁殖以外にも、硬い歯石ができます。歯石は通常の歯磨きでは落とせないため、プラークをより強固に定着させる原因になってしまいます。

参考|歯周ポケット|おかもと歯科医院

悪い歯並びの影響2.発音が悪くなる

子どもの歯並びや噛み合わせが悪いことで歯に隙間ができると、歯の隙間から空気が漏れます。

歯の隙間から空気が漏れると、日本語では主に「さ行」「ざ行」「た行」「だ行」「ら行」などが正しく発音しづらくなります。

また、子どものときに歯並びが悪いと舌の意識が歯に行きがちになり、舌癖(ぜつへき)の原因になることもあります。

舌癖とは、乳歯の生え変わり時期に抜けそうな前歯が気になったり、抜けた歯の隙間が気になって舌でつついてしまうなどの舌の癖のことです。

舌癖があると、その影響で普段の舌の位置がおかしくなる場合があり、その結果正しい発音ができなくなってしまいます。

どもり、滑舌・発音の悪さ、言葉の遅れは病気?構音障害の原因とは

身体の機能によって正しい発音ができないことや上手に声を出せないことを構音障害と言い、子どもの歯並びの悪さが原因の構音障害は「機能性構音障害」と呼ばれます。

悪い歯並びの影響3.消化器官に負担をかける

歯の役割の1つは、毎日の食事で食べ物を細かく噛み砕いて飲み込みやすくすることです。

たとえば、何か食べ物を食べたとき、前歯(中切歯・側切歯)は食べ物を噛み切り、前歯の横の犬歯は前歯と奥歯をつなぐ役割をし、小臼歯(しょうきゅうし)は食べ物を引き裂き、奥歯(大臼歯)は食べ物をすり潰して細かくする役割を持っています。

ところが、子どもの歯の噛み合わせが悪いと食べ物を細かくして飲み込みやすくできないだけでなく、唾液が出にくくなり、胃や腸などの消化器官の負担が大きくなります。

唾液は食べ物の消化や嚥下を助けるだけでなく、口腔内の殺菌作用、粘膜の保護によって虫歯や病気予防の役割も担っています。

そのため、唾液が出にくくなることは、子どもの口内に様々な悪影響を及ぼします。

悪い歯並びの影響4.脳の発達が悪くなる

歯並びが悪く噛み合わせが悪いと、食べ物を噛む回数も少なくなります。食べ物を噛む回数が少ないと、血液のめぐりが悪くなり、全身の血流に影響を与えます。

大人は血液で運ばれる酸素の2割を脳で消費していることに対して、子どもは7割の酸素が脳で消費されているため、血流が悪くなると子どもの脳の発達・知能の発達に影響を及ぼす可能性があります。

また、脳だけではなく、身体への血流が悪くなると運動機能の発達にも影響が出る可能性があります。

さらに、食べ物をよく噛むことは子どもの脳に直接刺激を与え、脳の活動を活発にする効果もあるため、悪い歯並びはそれを阻害してしまいます。

参考|歯は脳の活性化に大きな影響を与える|医療法人メディア

悪い歯並びの影響5.口臭の原因になる

歯並びが悪いと歯と歯の隙間や噛み合わせの悪さによって、口の中が常に乾燥しやすくなります。

口の中の菌は、唾液の自浄作用で洗い流されますが、口の中が乾燥すると菌が繁殖して口臭の原因になります。

つまり、朝起きたときに口臭がひどいのは、口を開けて寝てしまい、口の中がいつもよりも乾燥している可能性があるためです。

ちなみに、大人の口の中には300-700種類の菌が生息していて、しっかり歯を磨く人でも1000-2000億の菌が常駐しているそうです……。

参考|お口の中は細菌がいっぱい|今日から始める口腔ケア|日本訪問歯科協会

また、歯の隙間に溜まった食べかすが発酵して悪臭の原因になったり、虫歯が化膿して口臭の原因になる場合もあります。

悪い歯並びの影響6.顎関節症(がくかんせつしょう)になる

子どもの歯並びや噛み合わせが悪くなると噛むときに顎にかかる力が均等にならず、一部の顎の関節への負担が大きくなり、顎関節症の原因になる場合があります。

顎関節症とは、顎の関節異常によって顎やこめかみなどに痛みがあったり、口の開閉が不自由なる顎周辺の症状を言います。

顎関節症が重度になると、偏頭痛や肩こりの原因になったり、顎を動かす筋肉や神経系の成長にも影響を及ぼす可能性があります。

顎細すぎはNG!顎関節症の原因・症状と治療・予防方法

歯並びが悪い影響7.顔の変形や歪みになる

歯並びや噛み合わせが悪いと出っ歯(上顎前突)、受け口(反対咬合)、すきっ歯(空隙歯列)など骨格が歪むことで顔にも歪みができ、見た目の印象に影響を与えてしまいます。

また、顔の歪みによって口周りの筋肉の成長が阻害されるため、こちらも結果的に顎関節症につながってしまいます。

悪い歯並び(不正咬合)には様々な種類があるので、以下で確認してください。

出っ歯、受け口、すきっ歯など悪い歯並び(不正咬合)の種類と割合

悪い歯並びの影響8.身体のバランスが崩れる

歯並びが悪いことで噛み合わせが悪くなったり、顔が変形してしまうと、身体全体のバランスも崩れてしまい、頭痛、肩こり、腰痛など身体の各所に痛みや弊害が出る場合があります。

また、成長期に歯並びや噛み合わせの悪さを放置しておくと、顎の成長が阻害され、身体の各所で発育不足が見られたり、より身体のバランスが悪くなってしまう可能性があります。

悪い歯並びの影響9.精神のバランスが崩れる

歯並びや噛み合わせの悪さは、顔の変形や歪み、身体のバランスを崩すだけでなく、成長したときにコンプレックスになりやすく、精神的に悪い影響を与える場合があります。

わたしたちは口を大きく開き、歯を見せて笑うことでストレスを解消しています。もし、大きく笑うことができなければ、常にストレスを抱えた状態になります。

たしかに、ガチャ歯のわたしも人前で歯を見せて笑うことには多少の抵抗があるかもしれません……。

また、歯並びの悪さが原因になった頭痛、肩こり、腰痛など身体の各所に起こる痛みや弊害も、最終的には精神に影響を与える可能性があります。

悪い歯並び・悪い噛み合わせ…プライスレス

このように歯並びや噛み合わせが悪いと、お金や時間では埋めきれないデメリットがてんこ盛りです。特に女性にとっては、口が臭い、顔が歪む、身体のバランスが崩れるという三重苦はきっついですよね……(^_^;)

わたしも頻繁に歯を磨いていますし、ガムを噛んでいますし、絶えず口を潤すように気を使っています。

「こんなに気を使うくらいなら、子どものときに歯の矯正をしたかったなぁ。」と思いますが、家庭のお金の問題もありますし、何よりも当時は歯の矯正の機会があったとしても、「矯正器具をつけるのは絶対に嫌!」と抵抗したはずです。

もし、息子と娘がもう少し大きくなって歯並びが悪かったら……お金をかけても歯並びは治しておくべきかなぁと考えています。

ただ、今はまずしっかりよく噛んで食べること、食べた後の正しい歯磨きを重視して、良い生活習慣を作ることに気を付けたいですね。強い顎を持っていないと、きれいな永久歯も生えてきません。

子どもに以下の歯並びが悪くなる変な癖・習慣がある場合は、早めに治しておいた方が良いと思います。

歯並びが悪くなる変な癖や習慣
1.指しゃぶり
2.舌突出癖(ぜつとっしゅつへき)
3.頬杖(ほおづえ)
4.口呼吸
5.不均等な食事の仕方
6.猫背や姿勢の悪さ
7.うつぶせ寝
子どもの歯並びが悪くなる原因は癖・習慣と遺伝…予防法は?

ママは子どもの歯並びや噛み合わせが悪くならないように、子どもが小さなころから癖や生活習慣には十分に気をつけましょう。自戒を込めて。

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