鼻血や病気など子どもが鼻をほじる癖は危険!やめさせる方法は?

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鼻ほじりをしたことがない人はいない?

今まで、鼻ほじりを1度もしたことがない人はいないはずです。

なぜなら、子どもは気がついたら鼻をほじっているからです。「でも、成長すれば鼻ほじりはやめるよね?」と考える人もいるでしょう。

インドの国立精神衛生脳科学研究所のチッタランジャン・アンドレイド博士とB・S・スルハリ博士の共同研究によると、思春期の学生で鼻ほじりをしたことが一度もない者は4%未満だった、という調査結果が出ています。

しかも、半数の学生は1日に4回以上鼻をほじり、7%は1日に20回以上ほじるそうです……。

参考|鼻ほじり – Wikipedia

まぁ、鼻をほじる癖は見た目が良い行為ではないですし、「鼻をほじった手どうすんの……?」という問題もあるので、親としては子どもの鼻ほじりは極力やめさせたいですよね。

さらに、鼻ほじりは見た目や衛生面だけではなく、病気など子どもの身体に悪い影響もあります。

そこで今回は、鼻をほじる癖に潜む病気などの危険性や、子どもの鼻ほじりをやめさせる方法についてお話したいと思います。

鼻ほじりの定義

まず、軽く鼻ほじりの定義をしておきましょう。鼻ほじりとは、手の指を外鼻孔(鼻の穴)から挿入し、爪などで鼻腔内壁を掻いて、付着した鼻くそを取り除く行為のことを言います(上記Wikipedia参照)。

鼻ほじりによってとれた鼻くそは、ティッシュペーパーなどでふき取るほか、服にこすりつけたり、弾き飛ばしたり、人によっては食べたりすることもあります……。

「え……食べるって……。」と信じられない人もいるとは思いますが、「しらべぇ」の20代から60代の男女計1500名に対するアンケート調査では、以下のように大人でも多くの人が鼻くそを食べるという結果が出ています。

20代:37.7%
30代:35.3%
40代:27.3%
50代:22.0%
60代:13.7%

実は大人も3割…子どもが鼻くそを食べる理由とやめさせる方法

もちろん、これは子どものころの記憶が含まれるとは思いますが、それでも20代、30代で三分の一以上が鼻くそを食べたことがあると回答しているのは驚きです。

鼻をほじる大人の割合

では、大人は普段どれくらいの人が鼻ほじりをするんでしょうか。同じく「しらべぇ」のアンケート調査によると、「鼻くそをほじるのが常習化している」人の割合が出ていました。

20代:35.3%
30代:30.0%
40代:25.3%
50代:24.0%
60代:16.7%

参考|今朝も沢山取れた!20代男女の35.3%が常習的に鼻くそをほじってることが判明 – しらべぇ | 気になるアレを大調査ニュース!

20代、30代で鼻ほじり癖がある人が3割超えです……。「こ、これってもちろん女性じゃないよね?」……というわけで、もう1つ別のアンケート調査を見てみると、以下のような結果が出ています。

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出典|「鼻くそほじり」はもはや文化?20代女性の意外な常習率 – しらべぇ | 気になるアレを大調査ニュース!

20代男性|33.1%、20代女性|28.4%
30代男性|29.6%、30代女性|23.0%
40代男性|44.0%、40代女性|15.4%
50代男性|42.9%、50代女性|21.2%
60代女性|36.5%、60代男性|14.1%

20代、30代女性も4人に1人は鼻ほじりが常習化しているようですね……。大人になってから鼻をほじりだす人はいないでしょうから、子どものときの癖が残っている人がこれほど多くいるということです。

鼻をほじる癖だけでも見た目に悪影響があるのですが、それ以外にも鼻ほじりをすることで身体への危険性があります。

鼻ほじりによる病気などの危険性

子ども・大人に限らず、鼻ほじりによって以下の危険性が考えられます。

危険性1.鼻血が出やすくなる

鼻腔内には血管が多く、皮膚に近い場所に毛細血管が通っているため、指や爪などで粘膜を傷つけるとすぐに出血してしまいます。この粘膜部分を「キーゼルバッハ部位」と言います。

頻繁に鼻ほじりを繰り返すことで、傷が治る前にキーゼルバッハ部位に新しい傷を作ってしまい、鼻血が出やすい体質になってしまいます。

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キーゼルバッハ部位がある鼻腔の内部を左右に仕切る壁を鼻中隔と言いますが、この鼻中隔を傷つけすぎると、鼻中隔に穴が開いてしまう「鼻中隔穿孔(びちゅうかくせんこう)」が起こることもあります。

危険性2.鼻などが炎症を起こす

鼻腔内に傷ができると、その傷口に細菌やウイルスが感染して炎症を起こす場合があります。

鼻腔内には鼻水など細菌の温床があるため炎症を起こすと治りにくく、鼻腔内にかさぶたができたり、腫れて息がしづらくなったり、膿んでネバネバの黄色い鼻水が頻繁に出るようになります。

危険性3.蓄膿症などの感染症

鼻腔内が炎症を起こすということは、細菌やウイルスに感染しているということです。この感染が広がることで、色々な病気の原因になります。

たとえば、中耳炎や蓄膿症などは鼻から始まる感染症として有名ですが、それだけではなく、粘膜が傷ついているため風邪など一般的な病気にかかる可能性も高まります。

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危険性4.食中毒の可能性

鼻をほじった手でおにぎりやサンドイッチを食べる……そんな大人はいないとは思いますが、子どもであれば考えられます。

鼻腔内には食中毒の原因になる黄色ブドウ球菌が常駐しています。季節によってはノロ、ロタなど食中毒を引き起こすウイルスや細菌が常に出入りしています。

もし、鼻をほじった手を洗わずに手づかみで食事をした場合、普段鼻水などでブロックしているウイルスや細菌に経口感染し、食中毒を起こす可能性もあります。

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危険性5.鼻をほじる癖がつく

危険と言えば鼻をほじる癖が付くことも怖いですよね。公共の場で、全く何も意識せずに、いつの間にか自分の指が鼻の穴の中に入っているとしたら……お、恐ろしい……。

もちろん、見た目のリスクも大きいのですが、鼻をほじる癖が付くと、前述した通り常に鼻腔内の粘膜が弱い状態になり、鼻血が出やすいだけでなく、細菌やウイルス感染により風邪、その他の病気にもかかりやすいリスクを負うことになります。

鼻ほじりの予防法・やめさせる方法

では、そんな危険性が高い鼻ほじりを子どもにやめせさせるためには、どうすれば良いのでしょうか。

やめさせる方法1.鼻をかむ習慣を徹底する

子どもが鼻をほじるのは、鼻腔内に鼻くそが溜まることで鼻が痒い・違和感があるため、つい指が鼻の中に入ってしまします。

鼻くそは、鼻水が溜まるとできやすいため、単純に鼻くそが溜まらないように鼻をかむ習慣を徹底するしかありません。

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やめさせる方法2.注意し続ける

子どもの鼻ほじりをやめさせるためには、親が子どもを注意し続けるしかありません。

4-5歳になると、もうすでに鼻ほじりが癖になっている子が多いのですが、癖化しているからこそ決まった場所や決まった行為の合間に鼻ほじりをしていることがわかります。

毎回その場面で親が注意をし続けることで、「鼻ほじりはしない方が良い。」と子どもに意識させられれば、やめられる可能性も高くなるはずです。

鼻をほじると鼻の穴が大きくなる?

ちなみに、鼻ほじりをすることで鼻の穴が大きくなるという話を聞いたことがある人もいると思います。

そのため、鼻ほじりをよくする子どもを見て、「将来鼻の穴が大きくなるんじゃ……?」と心配するママもいるでしょう。

ただ、鼻の穴にずっと指を突っ込んでいるわけではないので、鼻ほじりが癖になったとしても鼻の穴の大きさが変わることはないようです。ピアス穴を空けていても、いつの間にか閉じてしまうことと同じですね。

小鼻の皮膚は非常に厚くて硬いため、相当な外力を加え続けない限り、まず伸びることはありません。
例えば、鼻の穴が張り裂けるくらい痛いくらいの大きさのビー玉を鼻の穴の中に詰めて、1週間間隔で少しずつ大きなビー玉に入れ替えていけば、6カ月くらいで鼻の穴が大きくなると思います。もし、鼻をほじることによって鼻の穴を大きくするのなら、1日10回1時間おきに鼻の穴が張り裂けるくらいの強さで鼻をほじれば、6カ月くらいでちょっとくらい鼻の穴が大きくなるかもしれません。

引用|鼻をほじると、鼻の穴が広がって大きくなるのか?(小鼻縮小手術後の人や手術していない人に関して) : Dr.高須幹弥の美容整形講座 : 美容整形の高須クリニック

そのため、鼻の穴が大きな人がいたとしても、「あ……この人、よく鼻をほじるのかな……。」とは思わないように。また、「鼻の穴が大きくならないなら、どんどん鼻ほじりして良いんだ。」なんて思わないように(^_^;)

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