赤ちゃんが産まれて初めて泣く瞬間は?産声をあげる理由は?

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赤ちゃんは産まれて少し経ってから泣き出す

わたしは帝王切開で子どもを2人を産みましたが、麻酔が効いた朦朧としている中で「オギャー!」という産声を聞いて、安心して気を失った(気付いたら気を失っていた)記憶があります。

そのため、よくドラマやドキュメント番組で見るように、枕元に赤ちゃんを持ってきて「元気な男の子ですよぉー。」という流れは経験していません。もしかしたらしてくれていたのかもしれませんが。

でも、それでも良いんです。ひとまず赤ちゃんの産声を聞けて安心できたので。五体満足の前に、まず赤ちゃんが生きていることが重要ですからね。

ところで、赤ちゃんは泣きながら産まれてくることはほとんどないそうです。個人差はありますが、産まれて少ししてから「オギャー!」と泣き始めます。そのため、わたしは「赤ちゃんの泣き声を聞くまでは……。」と耐えていました(^_^;)

そこで疑問が……なぜ赤ちゃんは産まれて少し経ってから泣くんでしょうか。また、赤ちゃんが最初に泣くのは何が起こったタイミングなんでしょうか。

今回は、赤ちゃんが産声をあげる理由と仕組みについてお話したいと思います。

赤ちゃんが産声(うぶごえ)をあげる理由

産まれたばかりの赤ちゃんは「オギャー!」と泣きます。この泣き声を「産声(うぶごえ)」と言いますが、医学用語では「第一啼泣(だいいちていきゅう)」と言います。

赤ちゃんは、ママのお腹の中で羊水の中に浸かっています。もちろん肺の中も羊水で浸っているため、赤ちゃんには胎盤からへその緒を通して酸素が送られ、へその緒を通して二酸化炭素をママに返すという呼吸をしています。

つまり、赤ちゃんはママのお腹の中では肺呼吸をしません。

ところが、赤ちゃんがお腹から出てくると胎盤は子宮から剥がれ、へその緒も切られてしまうため、赤ちゃんは自力で肺に酸素を取り入れ、二酸化炭素を出す肺呼吸をしなければいけません。

赤ちゃんにとって初めての肺呼吸です……が、産まれたばかりの赤ちゃんの肺の中はまだ羊水で浸っています。

そのため、赤ちゃんはまず大きく息を吸い込み、息を吐き出しながら無理矢理泣くことで羊水を体外に排出し、さらに空気を取り入れて肺を大きく膨らませることで、最初の肺呼吸を開始します。

これが赤ちゃんが生まれてから少しして泣く理由であり、ママや周りの人たちが泣き声を聞くとひと安心できる理由です。

赤ちゃんは肺呼吸をすることで全身に酸素と血液が循環するようになり、肌に赤みを帯びていきます。赤ちゃんと呼ばれる由来の1つですね。

産まれたばかりの赤ちゃんは、分娩時の圧力や産まれてからすぐに泣き始めることで血流が良いこと、さらに皮膚が薄いため血管が透けていることから、赤っぽい肌の色です。

その見た目の赤さのため、「赤子(あかご)」と呼ばれていました。それが「赤ん坊」になり、「赤ちゃん」と呼ばれる語源になったというのが有名な説の1つです。

その他には、「夜が明ける」から来ていて、子どもが産まれることは朝日が昇るイメージがあるため「夜が明ける子→明け子→赤子」になったという説や、子どもを太陽に見立てて赤をイメージしたから「赤子」と呼ばれるようになったなどの説があります。

赤ちゃん・子ども・乳児・幼児は何歳まで?赤ちゃんの語源・由来は?

赤ちゃんが泣かない場合どうする

産まれたばかりの赤ちゃんは息を吸い込み、最初のひと泣きを始めることで呼吸を開始しますが、それがうまくできない子もいます。

もし羊水が肺などの呼吸器に詰まっている場合は、人工的に羊水の吸引(サクション)を行い、赤ちゃんの初めての肺呼吸を助けます。

それでも泣かなければ足を持って逆さにし、背中を叩いたり、おしりを叩いたり、つねったりして泣かせます。このような刺激を与えることで、なんとか最初のひと泣きをさせる必要があります。

赤ちゃんが無事に産声をあげることができれば、後は自力で肺呼吸できるため、みんな一安心ということになります。

また、赤ちゃんが泣かない理由は羊水が呼吸器に詰まっている以外にも、

・へその緒が首に巻き付いていた(臍帯巻絡)
・仮死状態で分娩された(新生児仮死)

ということも考えられます。どのような理由にしても、対応が遅くなって赤ちゃんが肺呼吸できず、脳に酸素が行かなければ脳性麻痺などの後遺症を残す可能性があります。

このような場合、へその緒の圧迫の解除、気道確保や酸素投与などで赤ちゃんの呼吸を助けてあげる必要があります。赤ちゃんが産声をあげない原因の詳細は以下を参考にしてください。

出産直後に赤ちゃんが泣かない…新生児が産声をあげない原因とは

産声は”泣く”とは違う

赤ちゃんは産まれてすぐに、羊水が詰まっている呼吸器に空気の通り道を作り、初めての肺呼吸をしなければいけないため、最初のひと呼吸がとても大切です。

そこで、大きく息を吐き出すために最適な「産声をあげる」という行為をします。大きく息を吐き出すことで声を出し、一番出しやすい声が泣き声のように聞こえる産声の正体です。

また、赤ちゃんがしばらく泣き続けるのは、初めての肺呼吸を続けるためです。これで赤ちゃんが産まれて初めて泣く瞬間がわかりました。厳密には大人が認識する「泣く」ではないんですけどね。

新生児期の赤ちゃんが泣く行為は、不快感などの生理的要求をママにお知らせする行為です。ここには、明確な感情はありません。

わたしたちが認識している「泣く」は、何らかの感情で涙を流すことです。そのため、赤ちゃんが感情で涙を流して泣くことを「赤ちゃんが産まれて初めて泣く瞬間」とするならば、おそらく生後3-4か月ごろからです。

発達心理学者のマイケル・ルイス氏は、人は生まれながらにして「苦痛」「満足」「興味」の3つの感情を持っており、生後3か月を過ぎると「満足」から「喜び」という感情が生まれ、「苦痛」から「悲しみ」と「嫌悪」という感情が生まれるとしています。

つまり、赤ちゃんは「悲しみ」と「嫌悪」という感情によって、涙を流すということになります。「嫌悪」はわかりますね。不快感を感じることで赤ちゃんは泣き、涙を流します。

赤ちゃんの涙が出る時期はいつから?泣いても涙が出ない理由

涙が流れるためには、扁桃体で形成された感情によって交感神経が優位になり、涙腺が刺激されて涙が分泌されるという神経系の情報伝達が発達しなければいけません。

詳しくは上記リンクでお話しているので、参考にしてください。

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