置いたら泣く…抱っこで寝た赤ちゃんを布団におろす方法

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抱っこで眠った赤ちゃんを置いたら泣く…

世の中には、赤ちゃんを寝かしつけるためのコツや方法はたくさんあります。

新米ママ「何しても寝ない!助けて!!」
ママ全員「あ~、わかるわ~~。」

昨日はこの方法で寝てくれたのに今日は寝ないとか、毎日この方法だと寝るけど疲れるなど、赤ちゃんを型にはめて簡単に寝かしつけることはなかなか大変です。

ママは最後の手段として、母乳をあげて抱っこやおんぶをしてゆらゆらするんですが、それでも15分経過……30分経過……全く寝そうにない……。

夜中に起こされたママが、赤ちゃんを寝かしつけるまで毎回30分以上かかるのは辛いですよね。しかもようやく寝たと思って布団に置くと……

「ふんぎゃぁーーーーーー!!」……ほぼすべてのママが味わうこの苦行。「赤ちゃんが寝てくれない。寝ても布団に置くと起きる。」このコンボで育児ストレスを溜めるママはとても多いはずです。

では、なぜ眠った赤ちゃんを布団に置くと泣いてしまうんでしょうか。これは、赤ちゃんが身を守る防衛本能が働いているからなんです。

今回は、抱っこで眠った赤ちゃんを起こさずに布団におろす方法についてお話したいと思います。

赤ちゃんがビクッと起きる原因

赤ちゃんの周辺でガタッと物音がすると、赤ちゃんはビクッとして両手を大きく広げます。これをモロー反射と言います。

モロー反射とは、赤ちゃんがびっくりしたとき、不安を感じたとき、環境が変わったときに、両手をパッと広げて何かに抱きつこうとする反射行動のことです。

この反応は昔人間が木の上で生活をしていたときに、木から落ちそうになってしがみつく防衛本能の動きが残っているという説があります。モロー反射は生後4か月ごろに消失します。

赤ちゃんが手を握り返す理由は?動画で見る原始反射の種類

普段の生活では、物音を聞いたとき、おむつを替えようとするとき、お風呂に入れたときなどにモロー反射が起きますが、厄介なことに眠った赤ちゃんを布団に置くときもモロー反射が起こります。

背中を布団に付けたときに、ビクッとして赤ちゃんが起きるため「背中スイッチ」なんて言われますね(本当はお腹スイッチですが)。モロー反射が起きる原因は以下を参考にしてください。

モロー反射の原因
1.物音がするから
2.落ちる感覚があるから
3.温度変化があるから
4.体勢が変わるから
5.眠りが浅いから
赤ちゃんの背中スイッチが押される5つの理由とお腹スイッチ

赤ちゃんを起こさない抱っこのおろし方

では、モロー反射が消失するまで、「眠った赤ちゃんを置いたら泣く問題」に対して、ママはどう立ち向かえば良いのでしょうか。

赤ちゃんを布団におろす方法は、頭からとおしりからの2パターンがあります。どちらが正解というわけではなく、どちらも試して赤ちゃんに合う方を選んでください。

抱っこのおろし方1.頭からおろす場合

ママは赤ちゃんを抱っこしたまま、布団の足元にゆっくりと膝を付けます。

赤ちゃんの首の後ろとおしりに手を添えて、なるべく赤ちゃんに密着したまま、体ごとゆっくりと前にかがんでいきます。

首の後ろに手を添えたまま、赤ちゃんの頭を静かに布団におろします。次に背中をおろしながら、首の後ろの手を静かに抜きます。

おしりをおろしながら、おしりの下の手を静かに抜いて、その後軽く胸をトントンしてあげます。

赤ちゃんが起きそうな場合は、おしりの下の手はまだ抜かずに、なるべく密着した状態で胸をトントンしてあげてください。

十分に眠っていることを確認したら、おしりの手を抜いて完了です。

抱っこのおろし方2.おしりからおろす場合

起きている赤ちゃんをおろすときは、おしりから布団におろしますよね。こちらは、少々の衝撃では起きない赤ちゃん向きです。

頭からおろすときと同様、赤ちゃんの首とおしりを支えて、密着したままゆっくりと前にかがみます。

おしりに手を添えたまま、赤ちゃんのおしりを静かに布団におろします。次に背中をおろしながら、首の後ろに手を添えたまま頭をおろします。

まず、首の後ろの手を慎重に抜き、最後におしりの下の手を静かに抜きます。その後は、やはり軽く胸をトントンして完了です。

赤ちゃんをおろすときの注意点

注意点1.眠りが深くなるまで待つ

人は寝入りから少しずつ眠りが深くなります。そのため、赤ちゃんが寝たら、深い眠りに入るまでしばらく抱っこを続けましょう。

目安は10-15分ほどですが、個人差があるため何度か試してください。赤ちゃんの熟睡は、「口が半開きになった」「手を動かしても反応がない」などで確認してください。

注意点2.とにかくゆっくりおろす

「せっかく熟睡したから起きる前に早くおろさなきゃ!」と考えて、赤ちゃんを素早く布団に置くのは逆効果です。

モロー反射は、赤ちゃんが環境の変化を起こすと起こる反射なので、スッとおろすと余計に敏感に起きてしまうでしょう。

注意点3.首の後ろの手に気をつける

赤ちゃんをおしりから布団に置く場合は、首の後ろの手が抜きにくいため、慎重に抜かなければいけません。

ちょっとでも手を引っ掛けて頭をくるんと動かしてしまうと、確実に赤ちゃんが起きるので気を付けてください。

注意点4.置いた後に起きても慌てない

赤ちゃんを置いた後に起きることもありますが、焦らずに密着してトントンを続けてください。赤ちゃんはママが近くにいることがわかれば、一度起きても寝てくれることもあります。

注意点5.抱っこひもの種類で変わる

抱っこひもは、種類によって赤ちゃんのおろし方が変わりますが、最終的には普通の抱っこと同じで、頭からおろすかおしりからおろすかの違いになります。

ただし、前開きジッパーがあるタイプとないタイプでは、抱っこひもが下敷きになる分起きやすくなるため注意しましょう。

赤ちゃんの特徴や時期によって寝入りも変わる

モロー反射を和らげる寝かしつけ方の1つに、赤ちゃんを毛布やタオルでくるんで、ママのお腹の中にいた体勢を作る方法があります。

毛布やタオルのくるみ方は「おひなまき」が有名です。以下の動画を見ると、おひなまきの作り方がわかると思います。

赤ちゃんにタオルや毛布を巻くときは、締めすぎず緩めすぎずに巻くことがコツです。動画の通り、手足は赤ちゃんの月齢や成長に応じて、曲がったままの状態で巻いてください。

おひなまきは、モロー反射が消失する生後4-5か月までの赤ちゃんに適していますが、赤ちゃんが嫌がったり、暑がるようならやめてください。

赤ちゃんの中には1人で寝るのが得意な子もいれば、「おっぱい→抱っこ」のコンボでなければ寝てくれない困った子もいます。

ママは早く赤ちゃんの特徴を理解して、特徴に合わせた基本的な寝かしつけをマスターしたいですね。もちろん、月齢によって寝入りの良さは変わるので、成長して寝入りが良くなることも祈りましょう……。

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