育休明けの仕事復帰が不安…育児の両立に必要な21の準備とは

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この記事でお伝えしたいこと

職場復帰までの育休期間は短い!

赤ちゃんが産まれて産休中のママ、また出産に向けたプレママの中には、産休・育休を取得してから職場復帰する人がたくさんいますね。

出産後、育児に慣れて少し落ち着いたころに、「あー、1歳までたっぷり育休とって良かったー。安心安心♪」というのは、誰もが思うものです。

たしかに、子どもが1歳まで育休をとったママには10か月ほど休暇があるため、余裕があると感じるかもしれません。でも、そのうち全然時間が足りないことに気付きます。

夜泣きが始まり、離乳食で苦労しているころに、自治体に問い合わせて保育園事情を把握し、個別に調べ、保育園の申し込みを行い…………ようやく保育園が決まったと思ったら、もう職場復帰の時期です。

「もうすぐ仕事と子育ての二足の草鞋……(゚A゚;)ゴクリ」

心の余裕がなく職場復帰が近づいてくると、あんなに待ち望んでいた職場復帰が、不安でたまらなくなります。

そのため、子育てや職場復帰の不安を解消して少しでも負担を軽くできるよう、育休中に少しでも準備をしておく必要があります。

そこで今回は、ママが感じる職場復帰の不安とそれを解消するために必要な準備についてお話したいと思います。

育休中に感じる職場復帰への不安とは

今抱えている「何だかモヤモヤする……。」という不安を明確にしなければ、解決方法も見つかりません。まずは不安を自覚しましょう。

職場復帰の不安1.仕事についていけるか

職場復帰に対してママが最初に思い浮かべる不安が、仕事についていけるかどうかの不安です。

産休前に重要な仕事をしていた場合、職場復帰する人への期待は大きい(と考えてしまう)ものです。そのため、「期待されているほど仕事がなかったら……。」と悩んでしまいます。

職場復帰の不安2.思うように時間が使えない

職場復帰を控えたママは仕事と育児の二足の草鞋を履くことになるため、限られた時間を両方に使わなければいけません。

「仕事時間も前より短いから、集中して会社に迷惑をかけないようにしないと……。」と考えるようになります。

職場復帰の不安3.同僚や知らない人の視線

育休で長期間仕事を休むと、職場の人が大きく入れ替わっている可能性があります。

「以前は気心が知れた人がいたから助けてもらえたけど、前みたいに同僚を頼れないかも……。」という不安を感じます。

職場復帰の不安4.両親や義父母への負担

小さな子どもはすぐに体調を崩します。そのため、両親や義父母に頼りたい場面が増えるでしょう。

特に義父母に頼らざるを得ない場合、身内とはいえ余計な気を使わせたり、無理させてしまうのではないかと不安に感じます。

職場復帰の不安5.夫の家事・育児の協力

何度か話し合っていても、「夫は今の状況をわかってるのかな?本当にわたしの職場復帰に賛成なのかな?」と旦那さんが理解してくれているか不安になるものです。

「今の家事、育児の分担状況を考えると、わたしが職場復帰すると大変なことになるかも……。」

職場復帰の不安6.子どもの健康

子どもはママと触れ合うことで安心感を得ます。そのため、突然親子が離れて環境が変わると、体調を崩してしまうかもしれません。

ママが職場復帰をすると、子どもが体調を崩してもすぐには会えません。そのため、「子どもにもしものことがあったら……。」と不安が大きくなります。

職場復帰の不安7.自分の健康

仕事に育児……あれもこれもやらなきゃと考えると、ママには全く時間が足りません。でも全て中途半端にしたくはありません。

「睡眠時間は、最低3-4時間ほど取れるかな……。」などと考え、体力がどこまで続くのか、自分が健康でいられるのかを不安に思ってしまいます。

ママが職場復帰に必要な準備と根回し

さて、このような仕事復帰の不安は、早めに解決する準備をしておかなければいけません。

職場復帰の準備1.両親・義父母への説明

両親・義父母には、何度も会って職場に復帰する旨を伝えましょう。そのうえでお願いすることがあれば、早めに協力を仰いでおきましょう。

もし、普段の生活で子どもの保育園への送り迎えなどを協力してもらえるなら、両親・義父母の普段の生活スケジュールを把握しておきましょう。

ママが職場復帰後に困ることは、子どもの急病時の保育園へのお迎えです。そこを両親・義父母に協力してもらえると本当に助かります。

子どもの病気・発熱で仕事休めない…働くママの5つの対処法

職場復帰の準備2.ママ友への説明

もし同じ保育園に通うママ友がいる場合は、いつでも連絡が取れるようにネットワークを作っておきましょう。

あまり大きなお願いはできませんが、小一時間預かってもらったり、保育園での様子を教えてもらうだけでもとても助かります。

職場復帰の準備3.かかりつけの小児科選び

ママが職場復帰したときに仕事の時間帯、また両親や義父母との連携がどうなるかによって、かかりつけの小児科の場所はとても重要です。

お家の近くが良いか、保育園の近くが良いか、職場の近くが良いかだけでなく、診療時間帯や曜日も把握したうえで通いやすい小児科選びが必要です。

かかりつけの小児科は出産前からある程度目星を付けておき、環境と周囲との連携を踏まえて選ぶようにしましょう。

小児科の年齢制限は何歳まで?良い病院の探し方と選び方13項目

職場復帰の準備4.定期検診や予防接種の予定管理

子どもの定期検診や予防接種は最初に押さえて、カレンダーで管理しましょう。小児科には、必要な予防接種のスケジュールがまとまった小冊子などがあるはずです。

子どもに必要な定期の予防接種の詳細は、以下を参考にしてください。

予防接種のワクチンの種類は?定期接種と任意接種の違い

職場復帰の準備5.ファミリーサポートの登録

使う・使わないは別として、いざというときのために地域のファミリーサポートには登録しましょう。

ファミリーサポートとは、市区町村単位で用意した保育施設などで、子育て支援を受けたい人と子育て支援をしたいを仲介をする事業のことです。

説明会や研修(面談)が必要な場合があり、研修は定期的に行われているため、早めに登録しなければいざというときに活用できません。

地域の子育てを支援するファミリーサポート制度の利用方法と料金

職場復帰の準備6.病児保育・病後児保育の登録

ファミリーサポートと同様、病児保育への登録も済ませておきましょう。

病児保育とは、保育園などに通う子どもが病気になったときに預けられる育児支援を言い、病後児保育とは、病気が治っても安静にしなければいけない子どもを預ける育児支援を言います。

病児保育の登録は、市区町村役場に申込書を提出して登録します。子どもの預け入れは地方自治体毎にルールがあるため、以下を参考にしてください。

病児・病後児保育とは?施設利用方法・料金・預入日・時間など

職場復帰の準備7.一時保育の登録

一時保育とは、認可保育園、認可外保育所、子育て支援センターなどで、通常の保育とは別に短期間子どもを預けられる地域の子育て支援サービスのことです。

赤ちゃんを預ける保育園でどのような一時預かりサービスを行っているか、事前に確認しておいてください。

保育園などが行う一時保育とは?利用方法・時間・料金など

職場復帰の準備8.トワイライトステイの登録

トワイライトステイとは一時保育の一種で、夜の18時-22時まで、または土日祝日などの休日に、ママに代わって一時的に子どもを預けられる子育て支援サービスのことです。

一時保育と同様、保育園にトワイライトステイを行っているかを確認し、市区町村窓口で登録を済ませましょう。保育園によっては、トワイライトステイ=延長保育という場合もあります。

夜間保育(トワイライトステイ)とは?利用条件・料金・申込方法など

職場復帰の準備9.子どもショートステイの登録

子どもショートステイとは、地方自治体の主導で乳児院や児童養護施設などにおいて、短期泊で子どもを預かってもらう子育て支援サービスです。

子どもショートステイとは?利用条件・料金・申込方法など

上記子育て支援サービスは全て事前登録が必要です。家族や両親の助けがあり利用しない場合もありますが、いざというときのために全て登録しておきましょう。

ただし、子どもの面談などが必要な場合もあるため、登録前に市区町村役所に問い合わせて必要事項を確認しておきましょう。

職場復帰の準備10.職場から保育園の道のりの確認

特に朝と夕方の時間帯で、ママの職場と保育園の行き来にどれくらい時間がかかるかを確認しましょう。

もちろんママだけではなく、パパの職場から保育園の時間や道のりもしっかり確認しておいてもらいましょう。

職場復帰の準備11.職場復帰後の1日シミュレーション

職場復帰後は、1日の時間の使い方が今までとは全く違うものになります。細かい家事の仕方も変わりますし、生活習慣も変えなければいけません。

生活習慣を急に変えると身体や心に負担がかかるため、早めに1日シミュレーションをして、慣れるように心掛けましょう。

職場復帰の準備12.パパとの育児分担・家事分担

ママが職場復帰すると家計では助かるかもしれませんが、やるべきことが増えるため、これまで以上にパパとの育児・家事分担の必要性が出てきます。

ママは、家事に慣れないパパへのイライラを隠して、優しく教えてあげてください。特に育児分担は子どもとパパがいっしょにいる時間が増えるため、早めの練習が必要です。

その際、抱っこ、おむつ替え、語りかけ、歯磨き、寝かしつけなど、パパが苦手な育児を見極めておきましょう。

添い寝…留守番…散歩…パパが苦手でやりたくない育児内容は

職場復帰の準備13.パパの仕事時間の調整

可能であれば、パパの仕事時間の調整が取りやすい曜日や日にちを押さえておきましょう。

先の予定までは難しいかもしれませんが、夫婦で1週間に1度予定を合わせるだけで、緊急時にお互い対応できる幅が広がります。

職場復帰の準備14.断乳や卒乳の準備

アメリカ小児科学会やWHOでは断乳は推奨されておらず、2歳までの授乳が望ましいとされています。

ただ、いつまで授乳できるかは環境によりますし、職場復帰するママは断乳をしなければいけない場合もあります。

少々心苦しいかもしれませんが、いつまでも授乳を続けると夜泣き時に大変ですし、おっぱいが張ったままでは仕事に影響する可能性があります。

まずは3回食後の授乳を減らしながら徐々に寝かしつけの授乳を制限して、1歳半までにはゆるやかな断乳、または自然な卒乳を目指しましょう。

断乳の方法やケアの仕方は?ママが卒乳より断乳を選ぶ理由

職場復帰の準備15.現在の職場の状況把握

長期間仕事を休むと、職場は人の入れ替えや環境変化があり、ママはまるで浦島太郎のように感じます。そのため、育休時も職場の様子を同僚から聞いて、仕事の情報を把握しておきましょう。

育児ストレスの発散も兼ねて、職場復帰3か月前ぐらいから月1-2回ほど情報を仕入れられると良いですね。

職場復帰の準備16.業務内容の把握

スムーズに職場復帰したいのであれば、復帰初日から仕事を開始するのではなく、1か月前から慣らし運転を始めてください。

許される範囲で資料を見せてもらったり、最近の現場の問題を聞いたり、仕事の変化を把握しておきましょう。

職場復帰の準備17.同僚の子持ちママとコミュニケーション

女性が多い職場であれば、同じように育休復帰して仕事や子育てをがんばっている同僚や先輩がいるかもしれません。

同僚に探ってもらって、事前にコミュニケーションを取れる環境を作ると、職場復帰後に心強い味方になってくれるでしょう。

職場復帰の準備18.お兄ちゃん・お姉ちゃんに説明

育休対象以外の子ども(お兄ちゃん・お姉ちゃん)がいる場合は、ママが職場復帰することを説明しておきましょう。

小学生くらいなら問題ありませんが、4-5歳までの子どもには今まで当たり前にいたママに会えなくなるため、パニックを起こすかもしれません。

幼児は赤ちゃんと違って自己主張できる分、説得するのが厄介です。ママが育休に入った直後から、繰り返し説明した方が良いでしょう。

職場復帰の準備19.保育園に行く心の準備

「1歳前の赤ちゃんに保育園の心の準備なんて話しても……。」と思うかもしれませんが、「もうすぐ保育園だね♪」と毎日話しかけることで、ママの気持ちが落ち着き、心の準備も自然に整っていきます。

でも、案外赤ちゃんもママの楽しそうな顔を見ることで、「何か楽しそうなことが待ってるんバブーー」と思っているかもしれません。

職場復帰の準備20.上司へのあいさつ

職場復帰にあたって、自分の上司やその上の上司に菓子折りを持ってあいさつを先に済ませておきましょう。その際に以下の話をします。

・育休で迷惑をかけたことに対する謝罪・お礼(あいさつ)
・職場復帰後に子育てで迷惑をかける旨の説明
・現在の職場の状況
・自分が行う仕事の確認

などです。また、職場に朝礼がある場合、復帰初日に同僚に簡単にあいさつをしたいと伝えておくと良いでしょう。

職場復帰の準備21.職場復帰時のあいさつ

職場復帰初日の朝礼では、同僚に対してあいさつを行います。以下のような定型文で良いと思いますが、気持ちを込めて言えると良いですね。

「長い間ご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした。お蔭様で元気に職場に復帰をする事ができました。今後少しの間ご迷惑をおかけしますが、一日も早く仕事に慣れるように努めますので、ご指導頂けますようよろしくお願い致します。」

また、同僚にも上司と同じように菓子折りを持っていく方が、スムーズに職場復帰できると思います。お菓子は多めで日持ちするものにしましょう。

不安解消に必要な3つの考え方

ママは職場復帰によって始まる新しい生活を考えると、全てが不安に感じてしまいます。これは誰でも同じです。

生活の変化、心や身体の変化、夫との関係性の変化、経済的な変化などの不安……。でも、このような悩みは環境が変わるたび、生きている限り今後もあります。

そのため、毎度同じ悩みで、不安を訴え続けていても仕方がありません。であれば、どのよう対応するかを考えた方が建設的ですね。そこで以下の3つを行いましょう。

不安解消に必要な考え方
1.現状をしっかり理解する
2.心配な部分に対して準備を行う
3.保険の意味合いで根回しなどを行う

……よく見ると当たり前のお話なのですが、意外とできません。特に一番最初の「現状をしっかり理解する」は、自覚症状を持つということです。

今ある不安や問題の現状を理解しないと、何に対して不安を抱えているのかもわからず、もやもやしつつも不安で……という気持ちの悪さを抱え続けてしまいます。

現状を理解できれば、心配な部分に事前準備を行い、もしものために知り合いに相談や根回しをしよううと頭を切り替えられます。

というわけで、働くママが育休明けにスムーズに職場復帰するために一番大切なことは、周囲に助けてもらえる環境を作ることです。

子どものためなら嫁姑問題なんて言ってられませんし(場合によりますよ……)、夫婦仲も良好でなければいけません。ママ友や同僚や上司にも事前にお願いをしておけば、不安解消につながります。

今職場復帰に向けて不安を抱えているママや、今後の産休・育休に向けて事前に把握しておきたいママは、ぜひ参考にしてください。

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