二人目の妊娠・出産で上の子に赤ちゃん返りが起こる時期と理由

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子供は赤ちゃん返りで成長する

「もう、いい加減にしなさい!」
「言うことを聞きなさい!」
「何でそんなにイタズラするのっ!」
「ママに甘えるな!」

子供はママをイライラさせたくて、赤ちゃん返りをしているわけではありません。大好きなママに構ってもらいたい、認めてもらいたいという欲求が強すぎて、自分の感情を抑えることができないだけです。

そんな赤ちゃん返りが最も起こる時期は、弟妹ができたときです。と言っても、上の子は時期によって感じることも違いますし、赤ちゃん返りを起こす原因も違いますが、わたしの解釈で上の子の赤ちゃん返り時期を分けると以下のようになります。

・下の子を妊娠したとき
・出産で入院したとき
・下の子の授乳時期
・上の子に(お兄ちゃん・お姉ちゃんの)自覚が芽生えるとき

そこで今回は、この4つの時期に起きる赤ちゃん返りの特徴についてお話したいと思います。

上の子の赤ちゃん返り時期1.下の子の妊娠中

妊婦は妊娠安定期に入る妊娠16週、できれば妊娠20週過ぎまではとくに無理をしないように注意が必要です。そのため、上の子を抱っこしたり、身体を使った遊びは控えなければいけません。

ところが上の子はお構いなし、2-3歳になるとやんちゃな子もいますよね。いつも通りママにどーんと突っ込むと、ママが何だかいつもと違う反応……。

「お腹の中の赤ちゃんがびっくりするから、どーんはしないでね。」
「ごめんね。お腹の中に赤ちゃんがいるから、抱っこできないんだよ。」

子供は、まだ赤ちゃんの存在を理解することはできません。さらに、ママが遊んでくれないことが不満で反抗的になったり、やたら甘え始めます。

この時期に赤ちゃんを理由にして、上の子が甘えられる環境が減ってしまうことで、「赤ちゃん」という言葉に嫌な感情を抱く子もいます。

上の子の赤ちゃん返り時期2.出産の入院前後

普段から近所の年下の子に触れ合ってきた子の場合、自分に弟妹ができることのワクワク感が強く、ママが妊娠中でも赤ちゃん返りが起こりにくいでしょう。

ところが、ママが入院でいなくなるとわかると態度が変わり、入院直前や入院中に赤ちゃん返りが起こります。

上の子は赤ちゃんの出産とママの入院を結び付けられません。もしかしたら、少しでもママと離れることが嫌で、何も理解したくない心理なのかもしれません。

このときに家族が上の子を納得させようとして、「ママは赤ちゃんを産むためにお出かけするんだから我慢しなさい。」と繰り返すと、「赤ちゃんのせいでママと離れなければいけない。」と感じる子もいるので注意が必要です。

上の子の赤ちゃん返り時期3.下の子の授乳中

無事に赤ちゃんが産まれて、ようやくママが帰ってきました。

上の子は「またママに遊んでもらえる!」と期待しますが、ママは出産後で満足に動けません。それでも、上の子は大好きなママが心配なので、自分なりに我慢しようとしています。

ところが、ママが赤ちゃんの授乳や寝かしつけばかりの状況を見ると、

「なぜ自分じゃなく赤ちゃんが抱っこされているの?」
「なぜ自分のおっぱいを赤ちゃんが咥えているの?」

という気持ちに変わり、ストレスで赤ちゃん返りが起こってしまいます。

上の子の赤ちゃん返り時期4.下の子の幼児期

ママや家族の努力のおかげで、上の子は赤ちゃんの存在を理解できたため、たまに怒ることはあっても、ひどい赤ちゃん返りは起きませんでした。

また、赤ちゃんの成長にも興味を持ち、お世話するお兄ちゃん・お姉ちゃんらしさも見えてきました。ところが、赤ちゃんが1歳を過ぎて身体機能が発達してくると状況が変わります。

赤ちゃんは、散歩のときに抱っこをせがみます。赤ちゃんは、上の子のおもちゃで勝手に遊んでいます。そして、ママには「お兄ちゃんなんだから、我慢して。」と言われるようになりました……。

上の子にとって、以前の日常ではなくなりました。「ママは、自分よりも赤ちゃんの方が大切なの……?」そんな感情を爆発させて、赤ちゃん返りが起こります。

ママは、「お兄ちゃん」という言葉で上の子の成長を促そうとしますが、赤ちゃん返りを起こす子は「お兄ちゃん(お姉ちゃん)」と言われることが嫌いになってしまいます。

赤ちゃん返りで豊かな感情が育つ

弟妹の妊娠・出産・育児で、上の子に赤ちゃん返りが起こるタイミングはさまざまです。もちろん、赤ちゃん返りをする子が思いやりがない子だったり、精神的に問題があったり、甘え過ぎているわけではありません。

赤ちゃんの存在にストレスを感じたり、赤ちゃんを可愛いと思ったり、ママの愛情を再確認したり、パパの凄さを感じたりなど、この時期に上の子がさまざまな感情を持つことが心を育て、豊かな感情を作る基礎になります。

そして、赤ちゃん返りによってさまざまな感情を持つ子に適切な対応をすることは、子供の社会性や思いやりの心を育てるためにも必要な行為です。

次回は、具体的な上の子の赤ちゃん返り対策としてどのような行動を取れば良いのかを、下の子の妊娠中、出産前後、育児中にわけてお話します。

上の子にイライラ…二人目妊娠中・育児中の赤ちゃん返り対処法

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