前から?後ろから?女の子のおしっこ・うんちで正しいおしりの拭き方

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おしりを拭くのは前から?後ろから?

男の子はうんちの後におしりを拭き、女の子はおしっこの後に尿道、うんちの後におしりをトイレットペーパーで拭きますよね。

このおしりの拭き方が、男の子と女の子で違うことを知っていますか?また、女の子はおしりと尿道の拭き方が違うことを知っていますか?

たとえば女の子の場合、おしっこ後は前からトイレットペーパーで尿道を拭くように教えます。

ところが、うんち後のおしりの拭き方は、「股の間から手を入れて拭く」と「おしりの後ろに手を回して拭く」で意見が分かれます。

女の子のうんちの後の正しいおしりの拭き方は、「おしりの後ろに手を回して、前から後ろ(尿道から肛門の方に)に向かって拭く」です。

「股の間に手を入れた方が楽だし、前からでしょ。」というママは意外と多いそうです。

また、男の子のうんちの後は「おしりの後ろに手を回して拭く」ことが一般的です。

なぜ、このように男の子と女の子でおしりの拭き方が違うのでしょうか。

今回は、おしっことうんち後の正しいおしりの拭き方と、正しいおしりの拭き方が必要な理由についてお話したいと思います。

正しいおしりの拭き方が必要な理由

子どものうんち後のおしりを拭く際に、注意しなければいけないのは、女の子のおしりの拭き方です。

理由は簡単で、うんちには大腸菌などたくさんの細菌が含まれています。それを股の間から手を入れて拭くと、膣や尿道に細菌が付着して感染症を起こす可能性があるためです。

尿道に菌が付着した場合は「尿路感染症」になる恐れがあり、膣に菌が付着した場合は「細菌性腟炎」になる恐れがあります。

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どちらの感染症も長引くと厄介な病気なので、正しくおしりを拭く習慣を身に付けなければいけません。うんちに対しておしっこは、水気を取るぐらいなので、特に問題はありません。

一方、男の子はうんちの後のおしりの拭き方で感染症を起こすことはほぼないのですが、「股の間に手を入れた方が楽だし、前からでしょ。」とはなりません。

なぜなら、股の間から手を入れておしりを拭こうとすると、ちんちんが邪魔になるからです。そのため、男の子がおしりを拭く場合は、後ろから手を回す方が楽に拭くことができます。

子どもはいつからおしりを拭けるか

子どもが自分でおしりを拭ける年齢には個人差がありますが、3‐4歳ごろが目安だと思います。もちろん、トイレトレーニングの時期が関係しますし、自然に拭けるようになるわけではありません。

トイレトレーニングを始める目安は、早い子で2歳の初めごろ、遅い子で3歳の終わりごろです。もちろん、トイレトレーニングにかかる期間は誰にもわかりません。

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もし、子どもが後ろから手を回したときに十分におしりに手が届かない場合は、前から(股の間から)おしりを拭かせるのではなく、ママが代わりに拭いてあげましょう。

「手が届くようになったら自分で拭こうね。」と声掛けをして、おしりを拭いてあげてください。

保育園や幼稚園での集団生活が始まることを考えると、間に合うようにおしりを拭けることがベストですが、間違ったおしりの拭き方を覚えさせて癖がつくよりは、時間をかけて慎重に教えてあげた方が良いと思います。

子どもがおしりを拭くときの疑問・困り事

子どもがおしりに手が届くようになったら、積極的に自分でおしりを拭かせるようにしましょう。

大切なことは、大腸菌が膣や尿道に付着して感染症を起こさないように、子どもに正しいおしりの拭き方を習慣付けることです。

後ろからだとうんちが手につく…

後ろからおしりを拭くと、子どもの手にうんちがついてしまうから前から拭かせるというママもいると思います。

ただ、子どもがおしりを拭くことに失敗して、手にうんちがつくことは仕方ありません。トイレットペーパーが破れることもあるでしょう。手が直接肛門に触れることもあるでしょう。

トイレトレーニングやおむつはずしで何度も漏らしてしまったことと同じように、おしり拭きも失敗するものです。たとえ、手にうんちがついても、せっけんを使った手洗いを徹底すれば問題ありません。

おしりは何回拭けば良い?

基本的にはおしりを拭いたときに、トイレットペーパーにうんちがつかなくなるまで拭くように指導します。

わたしは「2回きれいに拭いたら、おしり見るから教えて。」と子どもに話していますが、回数は家庭で決めてください。大人の場合は、なんとなくうんちの状態を感じ取っておしりを拭く回数を変えますが、子どもにはまだその感覚はありません。

おしりの仕上げ拭きはいつまで?

子どものおしり拭きは、歯磨きの仕上げ磨きのように、ママが仕上げ拭きをしてあげてください。うんちは状態によって拭き残しがあるため、せめて小学校に入るまではうんちがついていないかチェックしましょう。

拭き残しはおむつかぶれと同じように、かぶれの原因になってしまいます。

うんちの拭き残しがある場合は?

おしりの仕上げ拭きの際は、子ども用のおしり拭き(水のみのウエットティッシュなど)を使うと拭き残しがなく、パンツにうんちがつくこともありません。おすすめは、水99%以上の厚手タイプです。

うんちの拭き残しがあるかどうかは、子どもの食生活なども関係します。栄養バランスが取れた食事と十分な睡眠を心がけて、すっきり快便な子にしてあげてください。

子どものおしりをチェックすると、けっこうスッキリとキレの良いうんちを出すので、うらやましく感じるものです(^_^;)

服が邪魔でおしりが上手く拭けない…

特に女の子はスカートを履いていたり、上の服もひらひらの場合があり、おしりを拭く際にとても邪魔になります。

今マスターすべきことは、おしりを正しくきれいに拭くことです。そのため、おしり拭きに邪魔なら服は脱いでしまっても構わないと思います。

おしっこの拭き方に決まりはあるのか

女の子の場合は、おしっこをした後もトイレットペーパーを使っておまたを拭きます。

おしっこを拭く場合はゴシゴシこするのではなく、ポンポンと水分を吸い取るように拭けば良いので、股の間に手を入れた方が簡単に拭くことができるはずです。

ただし、きれいにすることを気にしすぎて、おしっこ後にウォシュレットを使うように指導するママがいますが、これは間違っています。

おしっこ後にウォシュレットを使うと、尿道に周囲の菌を押し込んでしまい、尿路感染症の原因になる場合があります。ウォシュレットを使うのは、うんちのときだけだと教えてあげてください。

ただし、うんちの後でもウォシュレットを使うのは、おしりがきれいに拭けるようになってからです。おしりをきれいに拭ける前に、ウォシュレットの使い方を覚えてしまうと、ウォシュレットがないトイレで困ります……。

ウォシュレットの使い方は以下を参考にしてください。

子どもに教えるトイレの手順とウォシュレットの使い方

間違ったおしりの拭き方をしている人は多い…

わたしは後ろからおしりを拭くことが当たり前だと思っていたので、以下のアンケート調査を見てびっくりしました。子どもではなく大人です。

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引用|【衝撃】女性の4割は「うんちの拭き方」が不衛生だった!? – しらべぇ | 気になるアレを大調査ニュース!

男性の場合
・前から拭く|23.1%
・後ろから拭く|64.5%

女性の場合
・前から拭く|39.5%
・後ろから拭く|32.9%
・小は前、大は後ろ|24.8%

尿路感染症や病気にあまり関係ない男性の方が圧倒的に後ろからが多く、何歳になっても感染症に気をつけるべき女性は4割が前からおしりを拭いているとのこと……。

ちなみに、マイナビウーマンでも同様のアンケート調査が行われており、同じように前から拭く女性が多いことがわかります。

●男性の場合
・前から拭く……83人(32.3%)
・後ろから拭く……174人(67.7%)

●女性の場合
・前から拭く……203人(45.3%)
・後ろから拭く……245人(54.7%)

引用|汚れたお尻はどっちから拭くのが本当?膀胱炎や尿道炎で泣かないための正しいトイレットペーパーの使い方|「マイナビウーマン」

股の間に手を入れて、前から後ろに向かっておしりを拭くことは難しいはずです。つまり、前からおしりを拭く人は、肛門から膣に向かっておしりを拭いているということです。

小さな女の子に尿路感染症が多いの原因の1つは、間違ったおしりの拭き方をしているためです。そして、大人になって細菌性膣炎が多い女性も、間違ったおしりの拭き方が原因の1つです。

うんちの後に、後ろからおしりを拭くことはなかなか難しいことかもしれません。ただ、子どもの病気を防ぐために、失敗しても根気強く正しいおしりの拭き方を教えてあげましょう。

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