子どもの失敗やイタズラを叱るときに言ってはいけない11の言葉

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子どもは親が叱ると衝撃を受ける

子どもを正しく叱ることはコミュニケーションの一環であり、育児の一環でもあります。

もちろん子どもの性格やシチュエーションによって叱り方や諭し方は変わりますし、家庭による教育方針もあるため「あれが正しい。」「これは間違い。」ということはありません。

ただ、感情を上手に表せない子どもがママに叱られたときの衝撃は、わたしたちが思っている以上に大きなものです。

きっと、うっかり言ってしまい「しまった……。」と感じた言葉はあるでしょう。子どもが傷つくことを知らずに普段から使ってしまっている言葉もあるでしょう。

そこで今回は、子どもを叱るときに言ってはいけない言葉、気を付けなければいけない言葉をご紹介したいと思います。

ちなみに「叱る」とは以下の意味です。

叱るとは、「ママが子どもを叱る」という風に使い、他人の良くない行動を指摘してとがめることを言います。「叱る」は基準があってそれに反したことがスイッチになっています。また、相手がいないのに「叱る」という表現は使いません。

子どもを叱るのは何歳から?叱ると怒るの違いとは?

叱るときに言ってはいけない言葉1.人格否定「本当にできない子ね!」

・バカじゃないの
・本当にダメな子ね
・可愛くないわね

いくらカチン!ときても、子どもの人格を否定する言葉を言ってはいけません。子どもにとって親は絶対です。子どもは自分で物事を判断することができないため、全ての基準は親から学びます。

その親が子どものことを「できない子」「ダメな子」「バカな子」「可愛くない子」と表現してしまうと、子どもは本当に自分がそのような子どもだと認識してしまいます。

叱るときに言ってはいけない言葉2.他人と比較「○○くんを見習いなさい!」

・○○に比べてダメね
・○○ちゃんの方がよっぽどできるわよ
・お兄ちゃんを見習いなさい

臆病な子、やんちゃな子、調子に乗る子、さみしがりやな子など、子どもにちょっとマイナスな特徴が出始めると、どうしても治してあげたいと考えます。

そして、他の子を見て「あの子みたいにもう少し優しくなってくれればなぁ。」「もうちょっと勇気を持ってくれたらなぁ。」と思うようになります。

そのため、叱るときについ心の声が口に出てしまうことがありますが、子どもを他人と比較して叱ってはいけません。

子どもはママに自分だけを見て、自分だけを褒めて欲しいんです。叱られるときもママの愛情を感じたいんです。

ところが、ママが他の子の名前を出してしまうと、叱られたことよりも他の子と比較されたことに傷ついてしまいます。

叱るときに言ってはいけない言葉3.無理な理由の追求「なんでできないの?」

・一体何回目だと思っているの?
・何でそんなことするの?

こんな叱り方をしてしまうことがありますが、ママは子どもがなぜできないのか、なぜそんなことをしてしまうのか理由を知っているはずです。

それは「できないから、できない。」「何となくしてしまった。」からです。

子どもがいたずらをするときは、誰かに迷惑をかけることよりも「面白い」「楽しい」が先行してしまうため、何となくしてしまうんです。

誰かに迷惑をかけることを事前に考えたり、予測をしながら行動することは、本当に難しいことです。

でも、理由を尋ねられた子どもは「できないから、できない。」「何となくしてしまった。」という回答はできません。

そのため、この叱り方は子どもにとってただ責められているようにしか感じないでしょう。

ママが子どもの行為に対して叱った時点で、子どもは悪いことをしたことを理解しています。できないことを責めるよりも、どうすれば良かったのかを教えてあげましょう。

叱るときに言ってはいけない言葉3.親の正しさの主張「だから言ったでしょ!」

この叱り方は子どもに対して言っているのではなく、親が正しいことを主張するためについ使ってしまう言葉です。

この言葉の後に続くのは、「わたしの言うことを聞かないからこういう風になるんだよ。」ですね。つまり、言うことを聞け!という意味になります。

たしかに子どもに比べたら親が言うことは正しいでしょう。でも、毎回このような叱り方をしてしまうと、子どもは自分で何かを考えて行動することができなくなってしまうかもしれません。

ママはつい使ってしまいがちなこの言葉をグッとこらえて、どのような行動をすれば良かったかを子どもに考えさせましょう。

叱るときに言ってはいけない言葉4.強制「ママの言う通りにしなさい!」

・いいから、言うことを聞きなさい!

子どもを叱ること、諭すことはとにかく時間がかかります。しかもママが時間がないときに限って子どもは何かやらかします……。

そのため、子どもに物事を理解をさせずに「ママの言う通りにしなさい!」とつい言ってしまうことがあります。

「ママの言う通りにしなさい!」を使い続けてしまうと、「だから言ったでしょ!」と同じように、子どもが自分で考えて行動する自主性や想像力が育ちません。

ときには強制的に正しいことを覚えさせる場合もありますが、なるべく時間を作っていっしょに考えて答えを導き出せる叱り方をしてあげましょう。

叱るときに言ってはいけない言葉5.抽象的な強制「ちゃんとしなさい!」

・ほら、しっかりして!

「ちゃんと」や「しっかり」という言葉はニュアンス語です。そのため、大人は感覚でどうすれば良いかわかります。

たとえば、大人が「ちゃんと食べなさい!」と言われたら、

・背筋を伸ばして食べる
・食卓に肘をつかない
・しゃべりながら食べない
・食事(食卓)に集中する

などが思い浮かびますが、子どもは「ちゃんと」や「しっかり」では、何を言われているか想像ができません。

叱られているから自分が間違っていることは理解できるけど、何が間違っているのか、何を直せば良いのかがわからないんです。

子どもを叱るときは必ず叱る原因があるはずです。ママが叱る原因を明確にして、どのように正せば良いのかを示したり、いっしょに考えてあげましょう。

叱るときに言ってはいけない言葉6.理不尽の強要「ガマンしなさい!」

子ども同士が遊んでいておもちゃの貸し借りをする際に、頑なに貸してあげない子がいます。

すると親は自分の子からおもちゃを取り上げて「お友だちに貸してあげなさい。」「あなたはお兄ちゃんなんだからガマンしなさい!」と言います。

これは親同士の関係を子どもに強制しているだけのお話で、子どもには全く関係がないことです。

本来、貸す貸さないは当事者同士が決めることで、もしその子がお友だちにおもちゃを貸してあげずにケンカになってしまったら、事後にママは「なぜケンカになったのかわかる?」という問いかけをしてあげましょう。

自分が遊びたいおもちゃを無理やり取り上げられて、「ガマンしなさい!」と怒られることがどれだけ理不尽なのかは、自分に当てはめてみればよくわかると思います。

叱るときに言ってはいけない言葉7.他人の評価「あのおじさんに叱られるよ!」

・お店の人に怒られるよ!

これは「周りの人に迷惑をかける」と諭すこととは全く違うお話です。

子どもを叱ることは親の役目であるにもかかわらず、他人の評価で叱られることを引き合いに出してしまうと、子どもは周りにいる人、接触する人すべての目が気になってしまいます。

公共の場で子どもが騒いでいる場合に親が諭すことは、「この場所は騒いではいけないところだから、騒ぐと周りの人が嫌な気持ちになるよ。静かにしようね。」と行動とその理由を明確にすることです。

もし、それでも子どもが言うことを聞かない場合は、「静かにできないなら帰るしかないね。」と説明してその場所を離れましょう。

ルールを守ることができなければ、「利用することができない」「そこにいてはいけない」ということを教えてあげます。

叱るときに言ってはいけない言葉8.感情の否定「いつまで泣いてるの!」

・いつまでも泣くな!
・泣いても許さない!

子どもが叱られて泣いてしまうのは、「ママに叱られて悲しくなったから」「自分がママを怒らせてしまったから」です。

ママが叱ったことと子どもが泣いたことは別問題にもかかわらず「泣くな!」というのは、「感情を出すな!」と言っているようなものです。

子どもは少なくとも自分が何かをしてしまったと認識できているので、ママは子どもが泣いている感情に共感してあげてください。

叱るときに言ってはいけない言葉9.謝罪の強制「ごめんなさいは?」

・まず謝りなさい!
・ごめんなさいしないと許さない!

子どもが自分がしたことが悪いこと、相手の気持ちを考えられなかったことだと理解したときに「ごめんなさい」を言えることは、とても大切なことです。

ところが、子どもが理由もわからずにママが「ごめんなさい」を強要してしまうと、とりあえず「ごめんなさい」を言えば良いという風に学習してしまいます。

ママは時間をかけて何度も「なぜママが叱るのか」「子どもがしたことがどういうことなのか」「相手の気持ち」などを説明して、

「○○が悪いことをしたと思ったときには、相手に対して「ごめんなさい」を言うんだよ。」

と教えてあげてください。

叱るときに言ってはいけない言葉10.突き放す言葉「一体、誰に似たの!」

・パパみたいになっちゃうわよ!

子どもの行動に半ば呆れてしまったときに、つい出てしまう可能性がある言葉です。

「誰に似たの!」は子どもにとって信頼している人から突き放された感覚になってしまい、愛情を感じられなくなってしまうかもしれません。

また、「パパみたいになっちゃうわよ!」は悪い対象を作って、正面から子どもを叱ることを避けている行為です。仮に夫婦仲が悪かったとしても、簡単に言って良い言葉ではないですよね。

叱るときに言ってはいけない言葉11.拒否反応「ママも嫌い!」

・あっち行け!
・もう知らない!

特にイヤイヤ期の子に多いんですが、「ママなんて嫌い!」という子どもの言葉にカチン!ときて、「ママも○○なんて嫌い!」と言ってしまうことがあります。

子どもが言う「ママ嫌い!」は本当に嫌いなわけじゃありません。ママもそのことを知っているにもかかわらず、余裕が無いため子どもの感情に振り回されて、つい拒否反応をしてしまうんです。

「ママ嫌い!」と言われたら、まず自分が落ち着き、子どもにも少し落ち着く時間を与えてからまた話を始めましょう。

叱るときに言ってはいけない言葉12.存在の否定「生まなきゃ良かった……」

・うちの子じゃない!

これを本気で言ってしまう親は最悪ですね……。口に出してしまった時点で、子どもとの関係が一生崩れてしまう可能性がある恐ろしい言葉です。

もし頭の中で思ってしまっても絶対に言わないでください。そして、なぜその子を産んだのかをもう一度考えてみてください。

「生まなきゃ良かった……」が出そうになったら、子どもを叱る行為は一旦ストップして、自分自身のために冷静になりましょう。

子どもの正しい叱り方とは

このように子どもを叱る際のたくさんのNGワードを出すと、「こんなに気を付ける言葉がたくさんあると叱れないよ……。」と思うかもしれません。

ただ、冒頭に書いた通り子どもの性格やシチュエーションによって叱り方や諭し方は変わるため、正しい叱り方を定義することは難しいと思います。

大切なことは、怒りの感情に任せて「てめぇ、このやろう#e%4%0-&%#$(=~”#~%U!!」とならないことです。

感情を抑えることができれば、子どもの人格を否定するような言葉、子どもにとって親の愛情を根底から覆すような言葉を使うことはないはずです。

まぁ、感情コントロールはとても難しいことですけど(^_^;)

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