授乳中の薬・お酒・タバコ・コーヒーの影響と摂取・服用のルール

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授乳中のママの飲食摂取ルールはガチガチ?

母乳は赤ちゃんが成長するために必要なタンパク質、各種ビタミン、各種ミネラルなどの栄養バランスが整っている最高の食事です。

離乳食が始まるまでは母乳をしっかり飲ませておけば赤ちゃんが脱水症状を起こす心配はなく、わざわざ他の水分補給をする必要はありません。

母乳にはママが摂取する食事の栄養素が移行するため、ママができるだけバランスの良い食事に気をつけて、不純物を摂取しないようにしなければいけません。

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では、赤ちゃんの身体に良くないと言われる薬やお酒やカフェインなどは、授乳に影響があるため絶対に摂取してはいけないんでしょうか。

また、栄養が偏ってしまうお菓子類や脂っこい食べ物、辛い食べ物は食べない方が良いんでしょうか。

今回は、一般的にママが授乳中に摂取してはいけないと言われる「タバコ」「コーヒー」「お酒」「薬」「特徴的な食べ物」についての真偽や影響を確認していきたいと思います。

授乳中のタバコの影響とルール

稀に赤ちゃんを連れて喫煙をするママを見かけます……。このママが母乳育児をしているのか、ミルク育児をしているのかは知りませんが、喫煙をすると母乳の生産量が落ちてしまいます。

もちろん、ミルク育児をしていても赤ちゃんには受動喫煙の影響がありますし、母乳育児をしている場合は母乳にニコチンなどの有害物質が含まれることになります。

母乳に含まれるタバコの有害物質を摂取することで、赤ちゃんがニコチン中毒になったり、子どもの知能指数に影響を及ぼしたり、乳幼児突然死症候群(SIDS)の確率が上がったり、肺がんなどその他の病気になる確率が格段に高くなります。

赤ちゃんにも子どもにも与える悪影響が大きすぎるため、授乳中のママは絶対に喫煙しないでください。

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授乳中のコーヒー(カフェイン)の影響とルール

ママは、コーヒーなどのカフェインを含む飲料を飲み過ぎると、カフェインの影響で赤ちゃんに睡眠障害、胃腸機能の低下、血圧の上昇、集中力欠如、疲労感などが生じる場合があります。

安全なカフェイン量は大人が1日400-500mgであることに対して、3歳以下の子どもはその20分の1以下程度でしかありません。

カフェイン量の摂取上限
・3歳以下|体重(kg)×2.5ml
・4-6歳|45㎎/日
・7-9歳|62.5㎎/日
・10-12歳|85㎎/日
1日のカフェイン摂取量は?妊婦や授乳中の赤ちゃんへの影響

そのため、授乳中はコーヒーや玉露入りお茶などを飲まない方が良いのですが、絶対に飲んではいけないわけではありません。ママが摂取したカフェインは、1-2%程度しか母乳に移行しないためです。

たとえば、コーヒーであれば3-4杯(400-500ml)までは飲んでも問題ないとされています。もし、コーヒーを400-500ml飲んだ場合、ママが摂取するカフェインは300mg前後ですが、母乳に移行するカフェインは3-6mg前後になります。

もちろん、カフェインはコーヒー以外にも含まれているため、気付かずにカフェインを摂取している場合もあります。その他のカフェインが含まれる飲料、カフェイン量は以下を参考にしてください。

妊婦・授乳ママが飲むノンカフェイン飲料と飲み物別カフェイン量

授乳中のお酒類(アルコール)の影響とルール

お酒類(アルコール)も授乳中に飲んではいけない飲み物です。カフェインと同じように、ママがお酒を飲むことで含まれるアルコールが母乳に移行してしまうためです。

赤ちゃんは肝臓の働きが未熟なため、アルコールをうまく分解できません。そのため、母乳にアルコールが含まれていると赤ちゃんの体内には分解できないアルコールが蓄積してしまいます。

蓄積したアルコールは赤ちゃんに身体機能の発達の遅れ、記憶障害などの悪影響を及ぼす可能性があります。どうしてもお酒が飲みたい場合は、以下の条件を守ってお酒の飲み方や量などを工夫してください。

・赤ちゃんが生後3-6か月以降までは我慢する
・ビールなら350mlの缶ビール1本、ワインなら125mlのワイングラス1杯
・飲酒後最低3時間以上あけてから授乳する
・混合育児も検討する

授乳中のアルコールは赤ちゃんに影響ある?いつから飲酒できる?

アルコールの影響は個人差が大きいため、お酒を我慢できるならそちらの方が安心できますね。

授乳中の薬の影響とルール

経口摂取する薬も他の飲食物と同様、薬の成分が母乳に移行します。そのため、風邪をひいたり、頭痛や腹痛、また熱が出た場合などに薬も飲まずに我慢しているママもいます。

ただ、薬の成分が母乳に移行する割合は1-2%程度なので、授乳中に飲んでも良い成分の薬と飲んではいけない成分の薬を正しく使い分けられれば我慢しなくても良いんです。

飲んでも良い薬の成分と飲んではいけない薬の成分は、以下のサイトを参考にしてください。飲んではいけない成分が1種類でも含まれていれば、その薬は飲んではいけません。

参考|妊娠と薬情報センター:授乳中の薬の影響 | 国立成育医療研究センター

普段市販薬を使っているママは必ず病院に行き、授乳中である旨と症状を伝えたうえで、適切な薬を教えてもらいましょう。

わたしたちがよく飲む市販薬のノーシン、バファリン、イブ、ロキソニンなどの頭痛・生理痛の痛み止めは、全て飲んではいけない成分が入っているので気を付けてください。

授乳中の刺激が強い・脂っぽい食事の影響とルール

授乳中のママが食べ物に気をつけることは、

・栄養バランスが良い食事をとること
・食べ物によって胃もたれなどを起こさないこと
・体重が増加し過ぎないようにすること

です。これらは赤ちゃんの授乳に直接影響するというより、ママの体調管理に関係することです。ただし、脂っぽく脂肪が高い食べ物や刺激が強く辛い食べ物は、母乳の味が変わってしまうこともあります。

また、ニラやにんにくなど匂いの強いものも、母乳に匂い移りがあると言います。

そのため、もし妊娠中にこれらの食べ物を食べていたのであれば、赤ちゃんには馴染みがある味・匂いなので問題なく母乳を飲むかもしれません。

ところが、妊娠中にあまり食べなかった物を授乳期に食べると、味や匂いが変わったことで赤ちゃんの母乳の飲みが悪くなる可能性があります。

辛いカレーが好き、甘いケーキが好き、ガーリックたっぷりのラーメンが好きというママは、自分の体調管理を考えながら、これらの食べ物を控えめに食べるのであれば授乳に問題はないでしょう。

授乳中の飲食や服用のルール

ママが授乳中に気をつける食べ物や摂取物は、「タバコ」「コーヒー」「お酒」「薬」「特徴的な食べ物」がメインだと思います。

後は必要に応じてサプリメントや漢方などを摂取することはありますが、もし心配であれば、医師に摂取物に危険性があるかどうかを確認してください。

最後にまとめると、

・タバコは絶対にダメ!家族も受動喫煙に気をつける
・お酒は生後3-6か月以降で時間を守ってたしなむ程度なら良い
・薬は勝手に飲まない!病院で処方薬をもらう
・コーヒーは1日2-3杯なら問題なし
・食事の栄養バランスを考えて偏った食事をしない

という感じですね。ちなみに、赤ちゃんに最も悪影響を及ぼすタバコは、家族にもやめてもらうか分煙ルールを徹底してもらうしかありません。

「換気扇の下やベランダで吸えば良いでしょ?」と軽く考えるパパがいますが、喫煙が赤ちゃんに与える悪影響はもっと深刻に考えなければいけません。

外でタバコ吸えばOK?喫煙者の匂い・息が赤ちゃんに与える影響

タバコ以外であれば、授乳中でも全てを禁止する制限はありません。ルールを守り、たまには息抜きを挟みつつ、ストレスが少ない楽しい授乳、楽しい育児を行ってください。

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