母乳が出ない・少ない…分泌量を増やす12の母乳不足解消方法

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赤ちゃんの母乳不足が心配

「何となく授乳の回数が少ないかも……。」
「何となく授乳の時間が短いかも……。」

母乳育児を始めたママは、1度はこのような不安を抱えるものです。

もしママの母乳量が少なく赤ちゃんの母乳不足を心配するなら、「赤ちゃんの体重増加」「おしっこやうんちの回数」「授乳後の赤ちゃんの機嫌」などを総合的に見て、本当に母乳不足かを判断する必要があります。

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実際に赤ちゃんに母乳不足の疑いがあると感じたときに、ママがまず最初に考えることは、どうやって母乳量を増やそうかということです。

今回は、赤ちゃんの母乳不足を解消するために、ママの母乳量を増やすための対処方法についてお話したいと思います。

母乳量を増やす方法とは

もしママが母乳量が少ないと感じた場合、すぐにミルクを足すのではなく母乳を増やす方法を試してみましょう。

母乳を増やす方法1.授乳回数を増やす

赤ちゃんの母乳不足が疑われる場合は、授乳回数を増やしてみましょう。授乳回数を増やすと、女性ホルモンのプロラクチンの分泌量が増えます。

プロラクチンは1日8回以上の刺激、特に夜間の授乳をすることで母乳の分泌を促進することがわかっています。

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母乳を増やす方法2.ストレスを溜めない

母乳に影響を与えるプロラクチンなどの女性ホルモンは、ママのストレスによって分泌量が減ることがあります。

そのため、育児ストレスを感じると母乳量が減り、母乳量が減るととさらにストレスを感じて……と悪循環に陥ってしまうことがあります。

母乳を増やす方法3.十分な睡眠をとる

生後2-3か月までは2-4時間おきに授乳をするため、なかなかママの身体は休まらず、睡眠不足になりがちです。睡眠不足は、女性ホルモンの分泌を阻害するため、母乳の分泌量が減ってしまいます。

ママはできるだけ家族の協力を得たり、時短家事などで時間の調整をして、赤ちゃんといっしょにお昼寝をするようにしましょう。

母乳を増やす方法4.運動不足を解消する

母体は産後に十分な休息を必要としますが、「床上げ三週間(1か月)」をダラダラ過ごすのではなく、徐々に身体を動かして、全身の血流を良くすることを心がけましょう。

母乳は血液から作られているため、身体を動かして胸への血流を良くすることで母乳の分泌を促進してくれます。

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母乳を増やす方法5.締め付けが緩い服を着る

洋服や下着の締め付けがきついと血流が悪くなり、母乳の分泌量が減ってしまいます。また、おっぱいが張っているときに締め付けてしまうと、とても痛苦しくなります。

そのため、産褥ブラ(マタニティブラ)を付けたり、締め付けがゆるい洋服を着るようにしましょう。

母乳を増やす方法6.身体を温める

身体を温めることで全身の血行が良くなると、母乳の分泌が促進されます。そのため、毎日のお風呂はシャワーではなく湯船に浸かるようにしましょう。授乳前に入浴できると、尚良いですね。

ただし、ママは産褥期に、出血(悪露=おろ)が長く継続する場合があります。悪露が止まる前に入浴をすると、お湯で温まった影響で血液の流れが良くなり、出血が増えることもあります。

そのため、入浴は産後の1か月検診で医師の許可を得てからにしましょう。

出産後のお風呂はいつから?分娩後のシャワーは?入浴許可後の注意点

母乳を増やす方法7.おっぱいマッサージをする

母乳は血液がろ過されて作られるものですが、母乳に含まれる様々な成分のせいで乳管が詰まると母乳の出が悪くなり、母乳量が減ってしまいます。

そのため、定期的におっぱいをマッサージをすることで乳管のつまりを解消して、母乳の出を良くするようにしましょう。

母乳を増やす方法8.バランスの良い食事

ママがバランスの良い食事・規則正しい食事を心がけると、母乳の栄養成分の質を上げるだけでなく、母乳量を増やすことにも効果があります。

母乳の栄養成分1.タンパク質
母乳の栄養成分2.各種アミノ酸
母乳の栄養成分3.各種ミネラル
母乳の栄養成分4.各種ビタミン
母乳の栄養成分5.脂肪
母乳の栄養成分6.炭水化物・糖質

栄養素満点!母乳に含まれる重要な7つの成分の役割

母乳を増やす方法9.とにかく水分を摂る

母乳は液体なので、水分を多く摂った方が母乳の分泌量は増え、母乳の出は良くなります。1日2-3リットル前後を目安に、カフェインが含まれない麦茶や水などを飲むようにしましょう。

カフェインが含まれていない飲料には以下の様なものがあります。

麦茶……麦が原料
黒豆茶……黒豆が原料
杜仲茶……杜仲が原料
ハーブティー……ハーブが原料
ルイボスティー……ルイボスの葉が原料
タンポポ茶……タンポポ根が原料
タンポポコーヒー……タンポポ根が原料
果実飲料……果汁が原料

妊婦・授乳ママが飲むノンカフェイン飲料と飲み物別カフェイン量

母乳を増やす方法10.母乳不足解消のハーブティーを飲む

母乳の分泌量を増やす効果があるハーブティーは、いくつも販売されています。授乳育児の研究者が共同開発しているハーブティーもあるようなので、試してみても良いと思います。

母乳を増やす方法11.授乳の姿勢を変える

母乳量を増やすためには、赤ちゃんに上手におっぱいを吸ってもらうことが大切です。赤ちゃんが母乳を飲みにくい体勢だと授乳回数が増えたり、授乳時間が長くなるため、赤ちゃんにもママにも負担がかかります。

そのため、ママの母乳量が少ない、赤ちゃんの母乳の飲みが悪いと思ったら、赤ちゃんの姿勢やママの姿勢を少しずつ調整して、最適な授乳姿勢を見つけるようにしましょう。

授乳姿勢はいくつもあるので、慣れるまではママと赤ちゃんに合った授乳姿勢を見つけるようにしてください。

腰痛・肩こりが辛い…正しい授乳姿勢と赤ちゃんの抱き方

母乳を増やす方法12.母乳外来に通う

母乳外来とは、産婦人科医院や助産院で、母乳育児に関するおっぱい・乳首のトラブル相談やケアなどのアドバイスをしてくれる外来です。

母乳外来に通って直にアドバイスを貰ったり、実演を交えることで母乳量を増やすコツが分かる場合があるため、母乳育児をしたいママは積極的に通いましょう。

母乳が出ない場合は混合育児も検討

母乳量が増えるように色々工夫しても、思うように母乳量が増えないこともあります。その場合、完全母乳育児はやめて、ミルクで赤ちゃんの成長を補う検討もしてください。

母乳育児は母子ともにメリットが多いと言われていますが、大切なことは赤ちゃんがしっかり成長することです。母乳育児、ミルク育児、混合育児のどれか1つに決めたら、二度と変えてはいけないということはありません。

ママは赤ちゃんの成長やママの体調、環境に合わせて、母乳育児、ミルク育児、混合育児を変えています。

平成17年に厚生労働省が調査した資料によると、母乳育児、ミルク育児、混合育児を月齢別の割合で見ると以下のグラフになります。

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引用|授乳に関する現状 – 厚生労働省

もし、授乳時間が平均より長いにもかかわらず母乳量が少ない場合は、まずはミルクで赤ちゃんの成長を補いつつ、母乳外来を受診して少しずつ対策をとるようにしましょう。

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ストレスを溜めない授乳を心がける

「母乳で赤ちゃんを育てたいのに、母乳量が少ない……。」と悩むママはたくさんいます。

たしかに、母乳育児は良いと言いますが、母乳育児にこだわって必要以上に悩んだり、ストレスを溜めてしまうと赤ちゃんの授乳行為を楽しいと感じられません。

そして、ママのイライラが赤ちゃんに伝わってしまうと、赤ちゃんもストレスを感じて、ぐずりや夜泣きなどが悪化する可能性もあります。

母乳育児、ミルク育児、混合育児にはどれも良いところ悪いところがあり、どの授乳方法でもそれなりに悩みはあります。授乳方法に迷ったら、良い面だけでなく、悪い面や抱えている悩みも知っておくと良いかもしれませんね。

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食事は何歳でもコミュニケーションの一環です。どのような形でもお互い楽しく行えるようにしましょう。

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