子どもが嘘をついてごまかしたときの対処法と叱り方

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子どもつく嘘の種類

子どもがつく嘘は、「自己拡大の嘘」「自己防衛の嘘」、少し大きくなると「思いやりの嘘」も含まれます。

1.自分本位な嘘
2.誹謗中傷の嘘
3.自己拡大の嘘
4.自己防衛の嘘
5.思いやりの嘘

この中で子どもがつく嘘は、「自己拡大の嘘」「自己防衛の嘘」です。たまに「思いやりの嘘」も。

子どもがつく嘘の種類と嘘をついてしまう5つの原因

大人は嘘をつくことを問答無用で「悪いことだー!」と考えてしまうかもしれませんが、子どもにはまだそこまで大きな認識はありません。

そのため、子どもが嘘をついた時の対処方法を間違えてしまうと、子どもの心に傷を残してしまうかもしれません。

そこで今回は、子どもが嘘をついた時の対処方法についてお話したいと思います。

子どもの嘘を見抜くのは簡単

子どもの嘘なんて可愛いものです。子どもの嘘を見抜けない大人なんていません。しかも自分の子どもならなおさらですよね。

もし子どもが何かイタズラや悪いことをして嘘をつく場合、理由はどうあれ自分が悪いことをした、叱られることをしたと理解できています。そのため、嘘をついている子どもは心臓バクバクです。

嘘をついている子はなかなか目を合わせてくれませんし、何も話してくれなかったり、言っていることが曖昧だったり……。というわけで、恐らく数秒で嘘だとわかります。

親は嘘だとわかってからの対応がとても大切なんです。

子どもの嘘の対処法1.親は子どもの嘘にフォーカスしない

子どもがイタズラをして、叱られる前に嘘をついたとします。

子どもの嘘を大人の嘘と同じだと考えてしまうと、「なんで嘘つくの!!ママは嘘つく子は嫌い!」と嘘をついたことを叱ってしまうでしょう。

でもよく考えてください。最初に子どもを叱ろうと思ったのは嘘をついたからではないはずです。

ママは子どもが嘘を付いたことは一旦横に置いて、まずは本来叱るべきイタズラにフォーカスをあてましょう。

子どもの嘘の対処法2.嘘ではなく行動に対してビシっと叱る

子どもが嘘をつくと、ついイライラしてしまいます。イタズラや人に迷惑をかけたことをごまかすために嘘をつくことは良いことではありませんが、子どもにはそこまで嘘が悪いことだという意識はありません。

むしろ、嘘をつくきっかけになった「イタズラ」や「人に迷惑をかけた」ことの方が子どもにとって「悪いことをしちゃった。」「叱られることをしちゃった。」と思っているはずです。

そのため、嘘をつくきっかけになった行動をビシっと叱ることが大切です。

子どもの嘘の対処法3.悪いことをしてしまった理由を聞く

子どもがイタズラなどしてしまった悪いことに対して謝った場合は、その出来事をもっと詳しく聞いてみましょう。

たとえば、お友だちのおもちゃを壊してしまった場合、誰が、何をして、どういう風に壊れてしまったのか、そしてその時に何を思ったのかなどです。

話を聞いていくと、子どもがどこで「まずい!」と思ったのか、どうして嘘をつくことになったのかがわかります。

これは親が理解するよりも、子どもにそうなった経緯を理解させるためにも必要です。

子どもの嘘の対処法4.話の流れの中で嘘を訂正する

子どもが話しの全体像を話してママが要点をまとめたら、「じゃあ、さっきはママに叱られたくなくて、ついごまかしちゃったんだね?」と、子どもの同意を得るようにします。

子どもが頑なに嘘を認めないのは、イタズラなどの行動がバレることで叱らると思っているからです。

そのため、全てが明らかになった後であれば、ごまかすために嘘をついてしまったことを認めることは難しくありません。

子どもの嘘の対処法5.嘘を認めた時は褒める

基本中の基本ですが、子どもが嘘を認めた場合は褒めます。ごまかさずに正直に話をすることが良いことだと学習させるためです。

もちろん、子どもがしてしまった悪いことを解決した後に、

「ちゃんと正直に言えたね。えらいね。これからも嘘をつかずにママに話してね。」

このような言葉をかけて、ギュッと抱きしめてあげてください。これは通常小学校低学年くらいまで、高学年でも言葉を変えれば同じように接することはできるはずです。

子どもが嘘をついた時にママがやってはいけないこと

子どもが嘘をついた時にやってはいけないことは、嘘の対処法の逆のことです。

ママが子どもに与える影響はとても大きいため、ついブチッとなって言ってしまった一言が、何年も子どもを傷つけてしまうことがあります。

子どもの嘘でやってはいけないこと1.嘘を問い詰める

「嘘ついちゃダメって言ってるでしょ!なんで嘘ついたの!」

これよくやってしまいます……。

大人同士の場合は、この言葉の裏側に「嘘をついてしまう特別な背景があったのか?」という問いかけが隠れていますが、子どもにはわかりません。

言葉通りに捉えると「ママに叱られるのが嫌だったから。」なんですが、そんなことを子どもは言えません。

嘘をつくきっかけになった出来事を解決してあげれば、同時に嘘をついた理由もわかります。

子どもの嘘でやってはいけないこと2.嘘自体が悪いことだと教える

嘘をつくこと自体がすべて悪いことではありません。嘘の種類には、思いやりの嘘や気を使った嘘もあります。

子どもと遊びに行く約束をしていて、どうしても外せない用事が入ってしまい結果嘘になってしまうこともあります。

そのため、子どもを叱る場合は、まずは子どもがしてしまったことを解決してから、「◯◯のときは、ごまかさないで正直にお話してね。」と、子どもの中で判断基準が育つようにしてあげましょう。

子どもの嘘でやってはいけないこと3.とにかく子どもに謝らせる

嘘をついたことに対して「嘘ついてごめんなさい。」を強要することもやってしまいがちです。

嘘をつくきっかけになった出来事が解決したら、あとは「◯◯のときは、ごまかさないで正直にお話してね。」と教えてあげれば良いだけです。

この「とにかく子どもに謝らせる(謝罪の強制)」というのは、嘘に限らず子どもを叱る時にやってはいけないことですね。

使い方注意!子どもを叱るときに言ってはいけない13の言葉

子どもが嘘をつきやすい環境を作らない

頭ごなしに叱ったり、謝ることを強要すると、子どもは余計に叱られないためにどうすれば良いかを考えるようになります。

そしてその結果、ごまかすために嘘をついてしまいます……。

また、子どもが嘘に慣れてしまうと、どういう嘘ならバレないのか、どういうときの嘘なら問題ないのかを考えるようになってしまいます。

子どもが嘘をつきやすい環境は、残念ながら親が作ってしまっているということです。

わたしたちは子どもが悪いことをした時に追い込んで誤らせるのではなく、嘘をつくためのきっかけを解決してあげなければいけません。

そして、本当のことをごまかさずに話すことができれば、そもそも嘘をついて嫌な気持ちにならないということを子どもに理解させましょう。

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