子どもの嘔吐下痢は消毒が必要?感染するか見極められる?

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嘔吐下痢の処理を間違うと一家全滅…

つい先日、娘から始まった嘔吐下痢症は、あっという間に家族全員に広まってしまい、しばらく大変なことになっていました。

家族4人の嘔吐下痢の症状は以下でお伝えした通りそれぞれ違うものでしたが、比較的症状が軽く、早めに終わったのでノロウイルスが原因だったのではないかと思います。

大人も感染する嘔吐下痢症の原因は?潜伏期間、症状の違い、予防

ノロウイルスの感染は潜伏期間が1-2日と短く、発症から完治までが5-7日ほどですが、体力があれば2-3日である程度は回復することが多い感染症です。

これがロタウイルスの嘔吐下痢症になると完治までが7-10日ほどで、4-5日起き上がれないこともあるため、もっと大変なことになっていたのかもしれません。

さて、このように一家全員が嘔吐下痢症に感染してしまったのは、嘔吐もしくは下痢によって二次感染が出てしまったからです。

とはいえ、嘔吐下痢にはいろいろな種類があるため、「嘔吐下痢は消毒が必要って聞くけど、どんな嘔吐下痢でも必ずするべき?」と思う人もいるでしょう。

そこで今回は、感染に注意すべき嘔吐下痢の症状と感染する嘔吐下痢が見極められるかについてお話したいと思います。

嘔吐や下痢は全て感染する?

イメージとして子どもが嘔吐をしたときは、全て消毒対応が必要だと考えているママはいるでしょう。反対に、下痢に関しては消毒対応が不要なイメージを持っているママもいるかもしれません。

でも、それはどちらも間違いで、嘔吐にしても下痢にしても消毒対応が必要な場合とそうではない場合があります。

たとえば、ノロウイルスやロタウイルスによる嘔吐下痢は必ず消毒対応が必要です。その理由はノロウイルスやロタウイルスが生命力・繁殖力・感染力が強く、少し洗ったくらいでは殺菌できないためです。

そして、ノロウイルスやロタウイルスが付いた手で食べ物を触り、口に入れてしまうことで病気の二次感染の原因になってしまいます。

反対に、嘔吐の吐物や下痢のうんちに感染性のウイルスが含まれていなければ、特別な消毒は必要ありません。石鹸で手を洗うことで十分に汚れを落とすことができ、病気の原因になることもありません。

では、病気の感染リスクがある嘔吐下痢とそうではない嘔吐下痢は、見分けがつくのでしょうか。

感染の恐れがある嘔吐下痢の原因

子どもの身体の異変に気が付きやすいのは、下痢よりも嘔吐だと思います。そして、嘔吐には以下のように様々な原因があります。

赤ちゃん・子どもの21の嘔吐原因…適切な対処法と片付けの注意点

そのため、基本的には嘔吐や吐き気の症状によって、子どもが感染症にかかっているかどうかを見極めることになります。

感染の恐れがあるウイルス・細菌

子どもが嘔吐をした際に気をつけるのは、主に以下のウイルスや細菌が原因になった感染症の場合です。

・ノロウイルス
・ロタウイルス
・アデノウイルス
・病原性大腸菌(O-157、O-26、O-111など)
・サルモネラ菌

よく勘違いされますが、インフルエンザウイルスは嘔吐下痢での感染の心配はありません。ただし、飛沫感染や接触感染の可能性はあります。

感染の恐れがある状況

では、どのような嘔吐状況であれば、上記のウイルスや細菌に感染しているといえるのでしょうか。

・保育園・学校などの施設で嘔吐下痢が流行っている場合
・家族が嘔吐下痢症やプール熱、または食中毒の診断を受けた場合
・11月から2月ごろの間で、突然嘔吐をした場合
・嘔吐下痢が同時に起こっている場合
・激しい腹痛と嘔吐が同時に起こっている場合
・貝などを食べた後に嘔吐をした場合
など

感染の恐れがない嘔吐下痢の原因

感染の恐れがない嘔吐下痢は、上記のウイルスや細菌によって感染症を起こしていない場合です。

たとえば、食べ過ぎ、誤飲、乗り物酔い、痰の絡み、自家中毒などが考えられます。

また、急性中耳炎、尿路感染症、消化器系の閉塞症、飲食によるアレルギー、熱中症、頭部外傷、揺さぶられっ子症候群などで起こる嘔吐や下痢も感染を起こすことはありません。

こちらは嘔吐下痢で感染する恐れはないのですが、病気や悪い症状の結果嘔吐や下痢をおこすため、別途それぞれの対応が必要になります。

感染する嘔吐下痢は見極められる?

今回、一家に起こった嘔吐と下痢の症状は、家族全員が病院で診察してもらったため、ほぼ嘔吐下痢症だったと言えます。

ところが、家族の症状があまりにも違うため、病院で診察を受けるまでは「もしかしたら、違う原因では……?」と思うこともありました。特に息子は以下の症状でした。

息子の嘔吐下痢症

1日目|嘔吐を1回、その後少しの吐き気と少しの腹痛があるがすぐに熟睡。
2日目|昼間は全く問題なく食欲もあったが、夜にもう1度嘔吐。
3日目|見た目も元気で発熱も下痢もなし。念のため病院に行く。

大人も感染する嘔吐下痢症の原因は?潜伏期間、症状の違い、予防

娘が嘔吐下痢症だったため一応息子も病院に連れて行ったところ、「これも嘔吐下痢症でしょう。」とのことでした。

食べ過ぎ、誤飲、乗り物酔い、痰の絡み、飲食によるアレルギー、熱中症、頭部外傷など、事前の状況を確認できている嘔吐であれば、感染性の嘔吐ではないことはわかります。

ところが、それ以外の原因で子どもが1回嘔吐や下痢をしただけでは、それが感染する嘔吐下痢なのか、感染とは関係がない嘔吐下痢なのかを見極めることは難しいと言えます。

嘔吐下痢の見極めは病院に行くしかない

さて、冒頭でお話した「嘔吐下痢は消毒が必要って聞くけど、どんな嘔吐下痢でも必ずするべき?」というお話ですが、嘔吐下痢の見極めが難しい以上、できるだけ消毒処理は必要だということになります。

ただ、嘔吐下痢の処理方法は以下で説明をしていますが、それを実行しても嘔吐下痢を完璧に消毒して、誰も感染しないように処理することはほぼできないと思ってください。

子どもの嘔吐下痢の後片付けに必要な掃除道具、消毒処理の方法

その理由は……経験があるママならわかると思いますが、また別途お伝えしたいと思います。

たしかに、子どもは毎年どの時期にも嘔吐下痢を起こしてしまうため、その後に消毒処理を行うことはとても面倒です。しかも、夜中に布団の中でとなると、ママも辛くとても大変だと思います。

でも、もしわたしが娘の嘔吐後の処理を徹底していれば、家族に与えた二次感染被害はもっと小さくて済んだかもしれません。

そのため、子どもが嘔吐下痢をした場合は家族に二次感染が起こらない処理をしてから、すぐに病院にで診察してもらい、感染の可能性がある嘔吐下痢かどうかを早めに見極めるようにしましょう。

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