想像妊娠と妊娠の違いは?高温期・つわり症状などの原因と予防法

8442541ee515a3e1386f7a636232b398

この記事の読了時間は約 6 分です。

あれ?もしかして妊娠?

「あれ?生理遅れてるな……。」「最近熱っぽいし、気持ち悪い。」「胸が張って痛いんだけど。」「赤ちゃんが産まれる夢を見た!」

最後のは単なる願望ですが、妊娠を望む女性や妊娠を強く意識している女性にとって、このような妊娠初期症状を思わせる感覚があると、「もしかして、妊娠……?」と色々な意味でドキドキします。

妊娠初期症状には、吐き気、おりものの変化、高体温、寒気、ほてり、頻尿、下痢・便秘、腹部痛、胸の張り、腰痛、頭痛、味覚・嗅覚の変化、肌荒れ、息切れなど人によって様々な症状が起こるため、これらの症状が必ずしも妊娠の確実なサインにはなりません。

妊娠初期症状はいつから?妊娠兆候かも…を疑う30のサイン

そのため、病院で妊娠検査を受けてみると、「残念ながら妊娠してなかった……。」ということがあります。これを「想像妊娠」と言います。

中には「妊娠検査薬で陽性だったんだけど……。」「普段は生理不順にならないのに……。」という人もいるでしょう。

想像妊娠で、妊娠検査薬が陽性になることはあるんでしょうか。想像妊娠で、生理が遅れてしまうことはあるんでしょうか。

今回は、想像妊娠が起こる原因や症状、また、妊娠と想像妊娠の見分け方についてお話したいと思います。

想像妊娠とは

想像妊娠とは、実際は妊娠していないにもかかわらず何らかの原因によって生理が止まってしまい(遅れてしまい)、妊娠初期症状に見られる様々な症状を感じることを言います。偽妊娠(ぎにんしん)とも呼ばれます。

想像妊娠で見られる症状は、妊娠初期症状とほぼ変わりません。人によって症状の違いはありますが、前述した通り吐き気、おりものの変化、高体温、寒気、ほてり、頻尿、下痢・便秘、腹部痛、胸の張り、腰痛、頭痛、味覚・嗅覚の変化、肌荒れ、息切れなどが見られたとしても、妊娠をしているとは限りません。

妊娠超初期症状と生理前症候群(PMS)を見分けるために有効な基礎体温のチェックでも、想像妊娠は見分けがつきにくい場合があるためなかなか厄介です。

妊娠超初期症状の原因や症状は?生理前症候群(PMS)との違い

このような妊娠初期症状で見られる症状は、主にプロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)などの女性ホルモンによって起こりますが、女性の身体は繊細なため、これらを上手くコントロールできません。

そのため、妊娠か想像妊娠かを判定するためには、最終的に妊娠検査薬を正しく使い、病院で妊娠検査を受けるしかありません。

想像妊娠が起こる原因

なぜ妊娠をしていないにもかかわらず、妊娠初期症状と勘違いする想像妊娠が起こるのでしょうか。

原因1.生理の遅れと生理前症候群(PMS)

たまたま生理が遅れているときに、生理前症候群(PMS)が強く出る場合があります。

妊娠初期症状と生理前症候群(PMS)には、プロゲステロン(黄体ホルモン)、エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌時期と分泌量に違いがあり、現れる症状にも個人差があります。

また、妊娠を期待する女性は体調の少しの変化にも敏感になるため、普段よりも生理前症状を強く感じるかもしれません。

原因2.ストレスによる女性ホルモンの乱れ

前述した通り、妊娠を期待する(不安に思う)女性にとっては、ちょっとした体調変化も敏感に感じることがあります。女性にとって生理が遅れるインパクトは小さくはありません。

そのため、妊娠の可能性に対して期待や不安でストレスを感じると、女性ホルモンの分泌時期と分泌量が乱れる可能性があります。

妊娠初期症状や生理前症候群(PMS)は女性ホルモンによって起こることが多いため、ストレスを強く感じるほど女性ホルモンは乱れ、妊娠とは関係ない吐き気、腹部痛、胸の張りなどが強く現れる可能性があります。

原因3.化学流産

「妊娠初期症状を感じて、妊娠検査薬で陽性が出た!……でも、病院で検査したら妊娠じゃなかった……。」という人もいるでしょう。

これは想像妊娠で陽性が出たわけではなく、化学流産を起こしていた可能性があります。化学流産とは、受精卵が子宮内膜に着床したにもかかわらず、受精卵の細胞分裂が進まず、胎嚢形成前に妊娠を続けられなくなった状態を言います。

受精卵が1度子宮内膜に着床したため、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)は分泌されますし、子宮内環境を整えるプロゲステロン(黄体ホルモン)やエストロゲン(卵胞ホルモン)も同じように分泌されるため、妊娠初期症状が見られることがあります。

さらに、化学流産後でも尿中hCGが確認できる場合があり、妊娠検査薬で陽性が出ることも考えられます。

妊娠検査薬が陽性でも…妊娠初期に起こる化学流産の症状と原因

厳密に言うと、化学流産は妊娠が継続できなかった状態のため想像妊娠ではないのですが、妊娠検査薬で陽性が出なければ区別がつかないでしょう。

原因4.病気など

もし、生理が遅れているときに何らかの病気になると、妊娠をしていると勘違いをする原因になるかもしれません。

たとえば単なる風邪でも、吐き気、高体温、寒気、下痢・便秘、腹部痛などの症状が出る場合がありますね。体調を崩すと、生理が遅れることもあります。

そのため、妊娠を意識しているほど、「あれ?これって妊娠?」という想像妊娠につながってしまいます。

妊娠と想像妊娠の違い・見分け方は?

前述した通り、妊娠と想像妊娠を見分けるには、妊娠検査薬によって尿中hCGが分泌されているかどうかを確かめることが最も確実です。

ただし、いくら妊娠かどうかを早く確認したいからといって、妊娠検査薬を正しく使わなかったり、早期妊娠検査薬を使って検査を行なっても、正確に妊娠と想像妊娠を見分けることは難しいでしょう。

妊娠検査薬の正しい使い方は、次の生理予定日を把握し、その生理予定日から1週間経過してから使用します。

妊娠検査薬はいつから使える?正しい使い方と陰性・陽性の見方

もちろん、妊娠検査薬を使うまでは妊娠の可能性を考えて、お酒を飲んだり、無理な運動をしたり、夜更かしをしたりなどせずに、生活習慣を改めるようにしてください。

化学流産による妊娠初期症状の場合は、早期妊娠検査薬で陽性が出てしまうと二重の悲しい思いをします。

そのため、妊娠初期症状が疑われる場合は、生理予定日を1週間過ぎるまで落ち着いて待ち、正確に判断できるようにした方が良いですね。

想像妊娠は予防できる?

上記を読んでわかる通り、想像妊娠の原因は複合的に起こっていると考えられます。

たとえば、妊娠を強く望んでいる女性が、ちょっとした体調の変化で妊娠を期待し、反面不安に思っていることでストレスが生じ、女性ホルモンが乱れて生理が遅れることで余計に妊娠初期症状と勘違いする……

といった具合です。そのため、妊娠検査薬で陰性が出たり、医師の診断によって想像妊娠だとわかると、症状はおさまってしまうそうです。

いずれにせよ、想像妊娠の症状は、精神面や身体面に何らかの変化が現れている状態です。そのため、生理が遅れていたり、症状が重いと感じた場合は、妊娠検査薬を正しく使うか、病院で検査を受けるようにしましょう。

想像妊娠は、心に余裕がない状態のときに起こりやすくなります。そのため、妊娠を強く望む女性(強く望まない女性)ほど予防は難しくなります。

もし、妊娠を望む女性は、すぐには妊娠できないかもしれないことを認識し、ストレスを溜めない生活を心がけましょう。

自分なりのストレス発散法を持ち、パートナーとも気長に待ち望む関係を作ることが想像妊娠の対策になると思います。

記事のURLとタイトルをコピー