最後の手段!赤ちゃんを抱っこで寝かしつける方法・コツ

a3c35ed9808f82e5b7e8572728e6c71a

この記事の読了時間は約 7 分です。

奥の手の抱っこは失敗したくない

赤ちゃんが夜中に起きてしまったとき、泣いてなかなか寝てくれないとき、抱っこして寝かしつけをしていますか?

「赤ちゃんが泣いたらどんどん抱っこしましょう。」というのが今の育児の定説です。抱っこばかりしていると抱き癖がつく……と言う人もいますが、抱き癖はどんどんつければ良いんです。

赤ちゃんの抱き癖は直すべき?抱っこの影響は?いつからいつまで?

ただし、抱っこで寝かしつける癖には少し注意が必要です。

通常、赤ちゃんの寝かしつけは1-2歳ごろまでしますが、長い子は3-4歳まで不定期に夜泣きが続くこともあります。1-2歳の体重は12-13kg前後、3-4歳の体重は15-16kg以上になります。

赤ちゃん(子ども)が夜中に何度も目が覚め、その度に抱っこで寝かしつけが必要になってしまうと……この負荷の筋トレはかなり辛いです。

つまり、抱っこで寝かしつけが増えると、赤ちゃんに影響があるのではなく、ママの身体がとても辛くなるんです……。

とはいえ、最終的に赤ちゃんの寝かしつけを抱っこに頼らざるをえないときもあります。そのときに「最終の手段だ!」と抱っこした赤ちゃんがなかなか寝てくれなかったら……絶望しかありません。

そこで今回は、赤ちゃんを寝かしつける奥の手の抱っこでなるべく失敗しないコツについてお話したいと思います。

抱っこで寝かしつけのコツ1.赤ちゃんと密着する

赤ちゃんを抱っこで寝かしつけるときに大切なことは、ママがなるべく赤ちゃんと密着することです。

ママが赤ちゃんを抱っこすることで、愛情ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が赤ちゃんの脳の下垂体後葉から分泌されます。

オキシトシンは赤ちゃんの血圧を下げ、ストレスを軽減する効果があるため、赤ちゃんの気持ちを落ち着けて眠りやすくします。

母性本能の意味とは?ママの子どもに対する愛情は本能?感情?

オキシトシンの分泌は赤ちゃんと密着している必要はないのですが、わたしの個人的な経験で言うと、ぴったり密着している方が赤ちゃんは眠りやすくなります。抱っこだと包み込むようにしっかりと赤ちゃんと密着できますね。

密着すると赤ちゃんの心臓の音が聞こえてより愛情が湧きますし、赤ちゃんにもママの心臓の音が聞こえることで安心感がうまれます。

抱っこで寝かしつけのコツ2.ゆらゆらは小刻みに

赤ちゃんは、抱っこしただけでは眠ってくれません。そこで、ゆらゆらと小刻みに揺らす必要があります。

これは、赤ちゃんがママのお腹の中で羊水に浮かんでいる状態を再現する行為です。胎児の状態を再現することで、赤ちゃんの安心感につながります。

また、理化学研究所では、ママが赤ちゃんを抱っこして歩くと本能的におとなしくなる「輸送反応」が起こることを研究結果として発表しています。

母親が歩いている時は、座っている時に比べて赤ちゃんの泣く量が約10分の1に、自発的な動きが約5分の1に、心拍数が歩き始めて約3秒程度で顕著に低下することを見いだし、赤ちゃんがリラックスすることを科学的に証明しました。

引用|抱っこして歩くと赤ちゃんがリラックスする仕組みの一端を解明 | 理化学研究所

ゆらゆらのリズムは、膝を使って小刻みに揺らします。コツが分からなければ、抱っこしたまま実際に歩いてください。赤ちゃんが目を閉じて眠りそうなときは、ゆったりと優しく左右にゆらゆらしてください。

もちろん、首がすわっていない赤ちゃんを抱っこしてゆらゆらする場合は、頭を大きく揺らさないように首の後ろをしっかりと支えましょう。

揺さぶられっ子症候群の原因と予防法、車移動の揺れは大丈夫?

抱っこで寝かしつけのコツ3.おしりを利き手で支える

ゆらゆら揺らしながらも、ある程度安定感がなければ赤ちゃんは眠ってくれません。

赤ちゃんを抱っこしているとママは身体が疲れてきますが、なるべく体勢を崩さないように安定する利き手でおしりを支えてあげましょう。

身体が疲れてくると体勢を変えたくなりますが、何度も抱き直すと、眠りそうな赤ちゃんがビクッと起きてしまいます。これをモロー反射と言います。

モロー反射とは、赤ちゃんが大きな音や急な温度変化など何らかの衝撃にびっくりしたとき、または不安を感じたときに、パッと両手を大きく伸ばして何かに抱きつこうとする反射行動のことです。

これは昔人間が木の上で生活をしていたときに、木から落ちそうになってしがみつく防衛本能の動きが残っていると考えられています。

赤ちゃんが手を握り返す理由は?動画で見る原始反射の種類

抱っこで寝かしつけのコツ4.トントンはおしりの上

赤ちゃんを抱っこしてゆらゆら揺らしながら身体をトントンしてあげると、赤ちゃんはより眠りやすくなります。

トントンは一定のリズム・強弱で行うため、リズムに慣れてだんだん刺激を感じにくくなります。これを馴化と言い、順化が起こると赤ちゃんは徐々に眠くなっていきます。

背中・お腹・胸トントンで子どもを寝かしつける4つの方法・コツ

添い寝をしているときは、仰向けでお腹トントン・胸トントンをしますが、抱っこをしている場合は、おしりやおしりと背中の間くらいをトントンしましょう。

少しくらい強めにおしりトントンしても、赤ちゃんに心地よい振動を伝えることができます。

抱っこで寝かしつけのコツ5.タオルや毛布でくるんであげる

赤ちゃんが10か月いたママのお腹の中は狭く温かい空間だったため、赤ちゃんは手足を曲げてくるまれている感覚があると言います。

そのため、赤ちゃんは何かにくるまれることで安心感が増します。そこで、タオルや毛布でくるんで抱っこをすることで、ママのお腹の中の環境を作ってあげましょう。

もちろん、スリングを使っても良いと思います。また、もし余裕があれば、以下リンク先の「おひなまき」を試してみましょう。

置いたら泣く…抱っこで眠った赤ちゃんを布団におろす方法

ただし、赤ちゃんがあまり暑く感じないように、くるむものやくるむ時間、室温などには注意してください。

抱っこで寝かしつけのコツ6.イヤイヤ抱っこしない

抱っこするなら思いっきり愛情を持って抱っこしましょう。それができないほど疲れているなら、抱っこをする必要はないと思います。

ママがイヤイヤ抱っこをすると、トントンやゆらゆらのちょっとした動きにあらわれます。赤ちゃんは敏感なので、ママの嫌な気持ちを感じ取り、余計に眠れなくなる可能性があります。

前述した「オキシトシン」は赤ちゃんだけではなく、赤ちゃんを抱っこしているママにも分泌されます。イライラの気持ちを切り替えて、愛情を持って抱っこすることで、さらに赤ちゃんを愛おしく思えるはずです。

それが赤ちゃんを安心させ、きっと安らかな眠りについてくれるでしょう。

抱っこで寝かしつけのコツ7.置くときのモロー反射に気をつける

抱っこで寝かしつけるときの最後の難関は、赤ちゃんを布団に置くときですね。せっかく寝かしつけたのに、最後に「ビクッ」として泣き出す……あるある……。

赤ちゃんを起こさないように布団におろすコツは、ゆっくり時間をかけて布団におろし、しばらく密着してトントンしてあげることです。

もし赤ちゃんが布団との温度差でモロー反射を起こす場合は、先に布団を温めておいたり、赤ちゃんをくるんでいるタオルや毛布ごと寝かせてあげると良いでしょう。

おんぶで寝た赤ちゃんを置くと泣く理由…起きないおろし方は?

抱っこでも赤ちゃんが寝ない…

30分……1時間……それでもやっぱり寝てくれない赤ちゃんはいます。抱っこがいつも赤ちゃんを落ち着かせ、必ず寝かしつけられる方法とは限りません。

でも、この苦行はほとんどのママが経験しているので、ある意味育児の通過儀礼だと思ってください(^_^;)

赤ちゃんが日々成長するように、ママも赤ちゃんの育児を通して成長します。こんな理不尽な生き物を大切に育てるから「母は強し!」になるんです、きっと。

もちろん、赤ちゃんがなかなか寝ない状態が、今後ずっと続くわけではありません。そのため、「この状態がいつまで続くんだろう……。」と気にしすぎて、ママが体調を崩したり、ストレスを溜めないように注意してください。

まだ授乳が終わっていない小さな赤ちゃんなら、「おっぱい」という最終究極奥義もあります。

ママの体調を考えて、横になったままおっぱいをくわえさせる添い乳もマスターしておくと良いでしょう。添い乳の姿勢は以下を参考にしてください。

腰痛・肩こりが辛い…正しい授乳姿勢と赤ちゃんの抱き方

記事のURLとタイトルをコピー