基本的な断乳の方法・流れと授乳をやめてしまうデメリット

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断乳の必要がある場合

現在の育児では、時期を決めて無理に断乳するよりも、赤ちゃんが自発的に母乳を飲まなくなる卒乳が推奨されています。そして、WHOでは2歳以降までの授乳が勧められています。

「そんなことはわかってるけど、わたしにも断乳しないといけない理由があるの!」というママは少なくありません。

断乳よりも卒乳が推奨される理由は?それでもママが断乳する理由

家庭環境やママの状態によっては、断乳が必要な場合もあるということはわかります。

では、断乳をしなければいけないママは、どのように断乳を行えば良いのでしょうか。また、できるだけスムーズに断乳をするにはどのような条件が必要なのでしょうか。

今回は、断乳するために必要な条件と基本的な断乳の方法・流れについてお話したいと思います。

断乳を行うために最適な条件

なるべくスムーズに断乳するためには、ある程度の子供の成長と断乳できる環境などの条件が整っていなければいけません。

断乳を行う条件
・しっかり3回食を行っている
・マグやコップを使うことができる
・多少の言葉を理解している
・子供が健康である
・真夏や真冬は避ける
など

まず、子供が3回食を行っており、母乳をやめても離乳食で栄養が足りている必要があります。また、ストロー付きマグやコップを使って、母乳やミルク以外の水分補給も行えなければいけません。

断乳は子供にストレスがある行為なので、ママの言葉を理解できる子の方がよりスムーズに断乳を行なえます。

もちろん、断乳を行う場合は子供は健康でなければいけません。また、感染症が多い冬、水分補給に敏感な真夏は避けた方が良いでしょう。

断乳の方法と流れ

では、実際に断乳を行うときは、どのように進めていけば良いのでしょうか。

断乳の方法1.断乳の理由を明確にする

まずは、断乳の理由を明確にしましょう。迷いが出ると断乳はできませんし、ママも気持ちの切り替えができません。

「理由はないけど、何となく断乳した方が良いかなぁ。」という場合は、子供が2歳以降でおっぱいの執着が強いときに考えましょう。

断乳の方法2.断乳の日を決める

断乳を行う日を決めましょう。ただし、完全に断乳するためにはある程度の準備期間が必要です。1か月ほど猶予があると良いですね。

断乳の方法3.授乳回数を減らしていく

1日の授乳回数は、子供の年齢や性格、生活習慣によって異なるため、「○回に減らす」という決まりはありませんが、昼の授乳がなくなると断乳はしやすくなります。

1日3回食で毎食後の授乳をしている場合は、まず2回にするなど授乳回数を減らしましょう。1-2週間かけて1回ずつ徐々に減らすため、3回を0回にするときには、1か月以上時間が必要でしょう。

寝かしつけのときだけ授乳している場合は、回数を減らす必要はありませんが、何度か授乳なしの寝かしつけに挑戦しても良いですね。

断乳の方法4.夜の授乳をミルクに変える

断乳の準備期間中に、夜の授乳をミルクで試してみましょう。上手くいけば、まず子供を母乳から離すことができます。

断乳の方法5.おっぱいから少し離す

授乳回数を減らしながら、少しずつ断乳に向けた準備を始めましょう。子供は、ママのおっぱいが大好きです。そのため、ママのおっぱいを意識すると執着が強くなってしまいます。

・お風呂はなるべくパパが入れる
・寝かしつけや夜泣き対応はパパが行う
・昼間に身体を動かして積極的に遊ぶ

ママのおっぱいへの執着が弱くなるように、少しずつパパの関与や昼間の遊ぶ時間を増やして、子供をおっぱいから遠ざけましょう。

断乳の方法6.子供に言い聞かせ始める

子供が1歳以上ならママの言葉を少しずつ理解するころなので、「もう少ししたら、おっぱいバイバイしようねー。」などと言い聞かせます。

1日に何度も繰り返す必要はなく、寝かしつけの授乳のときなどに、明るく言うようにしましょう。そして、断乳決行の前日には、「明日はもう、おっぱいはバイバイだよー。」と伝えましょう。

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出典|【コンビタウン】断乳|妊娠・出産&口コミ情報サイト

断乳の方法7.3日間の断乳を決行する

固い決意をもって、スケジュール通り断乳を決行します。断乳は2日間、または3日間は子供が泣いても我慢して取り組みます。

断乳の方法8.断乳後のケアをする

断乳は子供の性格によっては、すんなり上手く行く場合もあります。実際、わたしは息子も娘も2日目に断乳が完了して、すんなりおっぱいから離れてくれました。

もちろん、断乳時は今まで以上にスキンシップし、パパや家族の積極的な関わりも増やして子供の気を紛らわせます。ただし、子供が泣き叫び続けたら、「だめか……( ´Д`)=3」と諦めて断乳を中断することになります。

では、なかなか断乳ができないときは、どう対処すれば良いのでしょうか。

断乳ができないときの対処法

なかなか断乳できない子は、ここにママがいて、おっぱいがあって、でもおっぱいを吸わせてくれない理由がわかりません。そこで、理由付けのためにいくつかの対処が必要です。

対処法1.ニップレスを貼る

断乳中は、ニップレスを貼って「ママおっぱいなくなっちゃったー。」と対応してみましょう。子供の理解度によっては、すんなり受け入れてくれるかもしれません。

対処法2.乳首に苦味成分を塗る

子供に「あっ、もうこれは咥えられない。」と思う苦い味付けを乳首にしてみましょう。たとえば、以下の商品でも良いですし、苦い野菜のペーストでも良いと思います。

子供には、断乳前に「ママのおっぱい苦くて吸えなくなっちゃうんだよ。」と前置きをしておきましょう。

断乳できない対処法3.おっぱいに絵を描く

こちらもよく聞く断乳方法の1つです。おっぱいに絵を描いて、子供におっぱいが違うものになったと思わせます(正直効果があるかどうかはわかりませんが)。

おっぱいに絵を描く場合も「ママのおっぱいが○○になっちゃうから、もう吸えなくなっちゃうんだよ。」という前置きが必要です。塗料はボディペイント、ベリーペイントに用いる人体に安全な物を使いましょう。

ベリーペイントとは?時期や料金は?絵の具があれば自分で可能?

断乳できない対処法4.諦めて授乳を再開

どうしても子供が泣きやまない、おっぱいの執着が強い場合は断乳を中止して、授乳を再開しましょう。時期をみて、また断乳に挑戦してください。

断乳のデメリットのおさらい

ママが断乳をすることに明確な理由があっても、突然の断乳は子供が当たり前だと思っている環境を突然変えてしまう行為です。

そのため、子供に何らかの影響があることを懸念しておいた方が良いと思います。

断乳によるデメリット
・言葉で意思表現ができない早期の断乳は、癇癪を起こす可能性がある
・断乳に慣れるまで、夜泣きやぐずりがひどくなる可能性がある
・断乳をした罪悪感で、ママが余計にストレスを感じる可能性がある
・断乳との因果関係は分からないが、甘えが強くなる可能性がある
・断乳後しばらくの間、おっぱいが張って苦しくなる可能性がある
・子供の情緒が不安定になり、離乳食を嫌がる可能性がある
など

このように、断乳は子供の精神面に何らかの影響を与える可能性があるため、断乳中や断乳直後は子供の心のケアを1番に考えなければいけません。

また、断乳をすることは、ママの身体や精神面に影響を与える可能性もあります。子供が泣いておっぱいを欲しがっている姿を見ると、ママは胸がキューッと締め付けられます。

「断乳をしなければいけない」という必要性があるのは仕方がないことですが、断乳のデメリットも考慮して、上手に授乳をやめられるようにしてください。

断乳後のおっぱいと身体のケア&子供のケア


参考|2006年 春号より バックナンバー こうのとりくらぶ コラム&広報誌|順天堂大学医学部附属静岡病院

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