子どもが歯磨き・仕上げ磨きを嫌がる理由は?対処・克服方法は?

この記事を読むのに必要な時間は約 10 分です。

子どもの虫歯の割合は?

子どもは、年齢毎にどれくらいの割合で虫歯があるか知っていますか?

厚生労働省が調査した平成5・11・17・23年度の虫歯を持つ子どもの割合をグラフにすると以下のようになります。

d403144fe7d797d8dea56bb2314f6c5a

平成23年度だけを年齢別に抜き出すと、子どもは以下の割合で虫歯を持っていることがわかります。

1歳|0.0%(0.0%)
2歳|7.5%(7.5%)
3歳|25.0%(25.0%)
4歳|34.8%(19.6%)
5歳|50.0%(16.7%)
6歳|42.1%(5.3%)
7歳|55.6%(6.7%)
8歳|69.2%(7.7%)
9歳|46.7%(13.3%)
10歳|52.1%(8.3%)
11歳|26.3%(0.0%)
12歳|27.0%(8.1%)

カッコ内は未処理歯がある者
子どもの虫歯の割合は?4・5・6歳から虫歯が増える理由

2歳で13人に1人、5歳になると2人に1人が虫歯を持っています。しかも、10歳まで虫歯の割合はずっと50%前後……ということは、この年齢ですでに永久歯に虫歯があるんです。生えたばかりなのに……。

そのため、子どもの将来を考えるなら、嫌がっても歯磨きはきっちりしなければいけませんし、子どもが自分で磨けるようになっても、ママやパパが仕上げ磨きをしなければいけません。

「せめて、子どもが歯磨きや仕上げ磨き嫌がらなければ……。」

そこで今回は、子どもが歯磨きを嫌がる理由と歯磨き嫌いの克服方法についてお話したいと思います。

子どもが歯磨きを嫌がる理由とは

嫌がる理由1.歯ブラシの感覚に慣れていないから

歯ブラシは、これまで子どもが口の中に入れたどんな物とも違います。そのため、歯ブラシが歯茎や内頬に当たる感覚に違和感や刺激を感じて嫌がります。

最初は歯ブラシをガシガシ噛ませても良いので、子どもに少しずつ歯ブラシの感覚を慣れさせましょう。

嫌がる理由2.むりやり口を開けられたから

「可愛いわが子を虫歯にしたくない!」そんな気持ちから、ママは決まった時間に、機械的、強制的に子どもの歯磨きを行うことが多いはずです。

膝の上に子どもの頭を乗せて、「はい、お口あーんして。……あーんして。あーんしなさい!(口開けろやー!)」とときには手を入れて無理やり口を開けることも……。これが続けば、子どもも歯磨きが嫌になるでしょう。

嫌がる理由3.ママの歯磨きが痛かったから

歯磨きは、赤ちゃんの乳歯が生えたころから始めますが、離乳食が始まる前までは、水分を含んだガーゼでキュキュっと乳歯を磨くだけでOKです。

ところが、離乳食を食べるようになると、何本か生えた歯のすき間に食べかすが残るようになります。そこで歯ブラシが登場します。

最初はママも気合が入っているため、つい力を入れてゴシゴシゴシ……。それが痛いため、子どもは歯磨きが嫌になってしまいます。

嫌がる理由4.唾液が溜まって苦しいから

歯磨きをしていると、口の中に唾液が溜まります。この唾液を子どもが上手く飲み込めないと苦しくなり、歯磨きを嫌いになってしまいます。

子どもの唾液が溜まってきたら、一度飲み込ませてください。「ペッ」とさせに行くと歯磨きが中断してしまい、歯磨きの再開が難しくなってしまいます。

嫌がる理由5.歯磨きが楽しくないから

子どもは楽しいから行動し、楽しくないから行動しないという生き物です。歯を磨くよりもテレビを見たい、歯を磨くよりも遊びたい、歯を磨くよりも早く寝たいが優先です。

歯磨きの必要性なんて考えませんし、「虫歯になるよ!」と脅してもピンと来ません。また、長い間じっとしていることも苦手です。とにかく、歯磨きが楽しくありません。

嫌がる理由6.ママが怒るから

子どもが歯磨きを嫌がるため、ママは怒ってでも歯磨きをさせなきゃいけないと考えます。でも、ママが怒ると、子どもは余計に歯磨きを嫌がります。このループはとても厄介です……。

嫌がる理由7.イヤイヤ期がやってくるから

子どもは、2歳を過ぎると何でもかんでも「イヤ!」と言う魔のイヤイヤ期がやってきます。

機嫌が良さそうな時に「歯磨きしよっ!」と言うしかないですね。でも、機嫌が良くても急に火がつくからな……。イヤイヤ期がやって来る前に、歯磨きを習慣化するしかありません……(^_^;)

子どもの歯磨き嫌い克服方法

「◯◯を嫌がる子ども」これは子育て全般に当てはまりますが、特に歯磨きに手こずるママは多いでしょう。ママは根気強く、時にはおだて、時には強引に歯磨きをしなければ、子どもが虫歯で泣くことになります。

歯磨き嫌い克服法1.歯磨きは嫌なことだと理解する

素直に膝の上に頭を乗せて、膝の間に頭を入れて「はい、あーんして。」と大人しい日もありますが、それはたまたまで、子どもは基本的に「歯磨きが嫌い」です。

ママがそう認識しておけば、どうやって子どもを騙して喜ばせて歯磨きをさせようか、と考えるようになります。

歯磨き嫌い克服法2.歯磨きの歌や動画で盛り上げる

子どものテンションを上げるためには、歌や動画を使うことが手っ取り早いですね。家族みんなで楽しく盛り上げれば、歯磨きに嫌なイメージがつきにくくなります。

歯磨き嫌いな子は歌で習慣化!歯磨き歌・動画24選

歯磨き嫌い克服法3.ひとり芝居で盛り上げる

歌や動画と同じで、子どものテンションを上げるためには、ママの小芝居はとても有効です。

「あ~バイキンマンが口の中にいるよ~。たいへ~ん。」という感じ。特に2-3歳の子どもにはとても有効な方法だと思います。

歯磨き嫌い克服法4.好きな味の歯磨き粉を選ばせる

子ども用の歯磨き粉は、1-2歳ごろから使い始めることが多いのですが、今の歯磨き粉には様々なフレーバーがあります。

人気のフレーバーは、もも、ぶどう、いちご、りんごなどで、他にもメロン、みかん、ばなな、パイナップル、変わった味ではコーラ、ミルクチョコなどもあります。

これら様々なフレーバーの小さな歯磨き粉をいくつか用意しておき、「今日はどの味にする?」と子どもに選ばせると、すんなり歯磨きに入れます。

歯磨き嫌い克服法5.家族で褒めまくる

幼稚園児でも、小学校低学年であっても、家族で褒めてあげると子どもはとても調子に乗ります。

子どもは、褒め過ぎて困ることはありません。褒めて、喜ばせて、調子に乗らせておけば言うことも聞きますし、自分で色々やってくれます。これはトイレトレーニングのときにも話した通りです。

おむつはずしは時期が重要!お兄さんパンツ成功の方法は?

歯磨き嫌い克服法6.おもいっきり甘えさせる

まだ自分で歯磨きができない子や、ママの仕上げ磨きが必要な子はママの時間をたくさん使います。でも、ママが忙しい時は、つい手抜きで子どもの歯磨きをしてしまいますよね。

ママは子どもの歯磨きを面倒なものではなく親子のスキンシップの1つだと捉え、膝の上に頭を乗せたときにたくさん甘えさせましょう。

歯磨きが子どもとママのスキンシップになれば、歯磨きのイメージが嫌なものにはなりません。また、パパが歯磨きをすればパパと子どものコミュニケーションが取れますし、ママの手も空くので一石三鳥です。

歯磨き嫌い克服法7.家族でいっしょに歯磨き

子どもの歯磨きの時間が済んでも、ママもパパもまだ寝ないのはわかっています。それでも歯磨きは家族でいっしょにした方が子どもが楽しさを感じますし、家族の一体感が生まれます。

これは歯磨きだけじゃなく、子どもが嫌がりそうなこと全般に言えます。なるべく家族一緒に行うことで習慣化して、子どもにとって”当たり前”にしてしまいましょう。

歯磨き嫌い克服法8.ぬいぐるみの歯を磨かせる

子どもは、色々と自分で経験して、何でも自分でやりたがります。特にイヤイヤ期は、いつもママに歯磨きをされているため、自分でやりたい欲求が高まります。

そこで、子どもにはぬいぐるみの歯を磨かせて、自分でやりたい欲求を満たしてあげましょう。少々時間はかかりますが、「○ちゃんは、アンパンマンの歯磨きしてね。」と順番に歯を磨かせると子どもの抵抗が薄れます(歯が出てるのでバイキンマンが良いかも)。

イヤイヤ期の歯磨き対処法

さて……これです、イヤイヤ期の歯磨き。抑えつけられるのがイヤ、歯ブラシを口に入れるのがイヤ、口を開けるのがイヤ、仰向けに寝るのがイヤ、子どもにとって何でも嫌な時期です。

まずは、イヤイヤ期がどんな時期か再確認しましょう。売り言葉に買い言葉で、ママが子どものイヤイヤを強くしている可能性もあります。

イヤイヤ期とは、単にママやパパの言うことに反抗をしたくて「いや!」という期間ではなく、自立心が芽生えた子どもが「◯◯したい!!」という欲求が高まる時期です。そして、それを直接伝えるための言葉と行動が発達してきている時期です。

魔の2歳はいつまで続く…子どものイヤイヤ期がある理由

イヤイヤ期の子どもは、気分次第で言うことを聞かなくなるため歯磨きも大変です。

イヤイヤ期の歯磨き対処法1.機嫌の良い時間帯に習慣化

子どもは疲れていたり、眠たいときはイヤイヤマックスになります。そのため、イヤイヤ期の歯磨きの基本は、機嫌の良い時間帯に習慣付けることです。

たとえば、お風呂前後など機嫌が良いときに歯を磨く習慣を付けましょう。2-3歳で立たせ磨きができる場合は、お風呂の中で磨くのもありです。

イヤイヤ期の歯磨き対処法2.よくわからないけど許可する

「歯磨きするからこっちおいでー。」
「いや!」
「わかったよ、自分でやりたいんでしょ。今日は自分で歯磨きしても良いよ。その代わり、最後はママに磨かせて。」

というのは何回も成功した方法です。”よくわからないけど”、ママが許可することで、子どもが自分で進んでやることもあります。

イヤイヤ期の歯磨き対処法3.歯磨きしたら◯◯してあげる

「歯磨きするからこっちおいでー。」
「いや!」
「じゃあテレビ消すねー。歯磨きしたらつけてあげる。」

これはよくやりますが、代わりに◯◯してあげるというご褒美は癖がつくので、「◯◯買ってあげる、連れてってあげる」は言わないようにしましょう。

イヤイヤ期の歯磨き対処法4.力技で何とかする

「歯磨きするからこっちおいでー。」
「いや!」
「パパー、足押さえてー。」

何しても何を言っても歯を磨かなければ……最後にはこうするしかないんです。

歯磨きは習慣化までが勝負

子どもが歯磨きをするためにどんな方法を行なったとしても、必ずやることが2つあります。

1.歯磨きの最中は、歯を磨く事の大切さを教える
2.歯磨き・仕上げが終わったら褒めてあげる

これは1歳でも5歳でも同じです。ママが磨いても、自分で磨いても、仕上げ磨きをするときも必ずこの2つは行います。これはママが機械的にならないように、また感情的にならないように、ママ自身に癖をつけるためでもあります。

パパに足を押さえてもらい、ムリヤリ子どもの口を開けているときも、必死に歯磨きの大切さを教えます。泣き叫ぶこともあるので聞いてませんが……。

とにかく、こんなにジタバタ暴れまくるのはイヤイヤ期を過ぎれば終了です。ちゃんと歯磨きが習慣化できれば、それ以後は嫌がりながらも仕方なく歯磨きを始めます。

そのため、歯磨きを嫌がるイヤイヤ期の子どもを押さえつけるときに、多少オラオラするのは仕方ないかな……(^_^;)

ちなみに、乳歯が生える時期、永久歯が生え変わる時期は以下の通りです。ママは乳歯、永久歯が生えてくる時期を見逃さないように注意しましょう。

赤ちゃんの歯が生え始める時期はいつ?乳歯の本数や順番は?

永久歯はいつ生え揃う?乳歯が永久歯に変わる時期や順番は?

記事のURLとタイトルをコピー