赤ちゃんの目の中に入ったゴミ・まつ毛など異物の取り方・対処法

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赤ちゃんは目にゴミが入ると…

赤ちゃんの目には、よくゴミやほこりなどの異物が入ります。まつ毛や糸くず、ときには「ん?なにこれ……?」というものも。

でもその状態は、赤ちゃんをよく観察していないと気が付きません。なぜなら、赤ちゃんはちょっとしたゴミが入ったくらいでは動じないからです。

通常大人は、目にゴミなどの異物が入ると反射的に「痛っ!」となって涙を流しますが、赤ちゃんはまだ反射が起こりにくいうえに、多少の異物が入っても痛みを表現できないため、大きな反応を示してくれません。

赤ちゃんがあまり反応しないとは言え、目の中にゴミを発見したら「すぐに取ってあげたい!」と思うはずです。ただし、デリケートな部分なので、どのように取って良いか気を使いますよね。

なぜ赤ちゃんの目には、頻繁にゴミなどが入ってしまうんでしょうか。また、赤ちゃんの目に入ったゴミ、まつ毛などを発見した場合、どのように取ってあげると目を傷つけないんでしょうか。

今回は、赤ちゃんの目にゴミが入りやすい理由と目に入ったゴミなどの異物を取る方法についてお話したいと思います。

赤ちゃんの目にゴミ・ほこりが入りやすい理由

赤ちゃんの目によくゴミやまつ毛などが入る理由は主に3つあります。

ゴミが入りやすい理由1.まつ毛が生え揃っていないため

人間のまつ毛(上まつ毛)は、平均本数が100-150本、平均の長さが6.8mmほどです。このまつ毛があるおかげで、ゴミなどの異物の進入を防いでいます。

ところが、産まれたばかりの赤ちゃんはまつ毛が生え揃っていないことが多く、まつ毛の量や長さにも個人差があります。そのため、ある程度まつげが生え揃うまでは、目にゴミが入りやすくなります。

ゴミが入りやすい理由2.まばたきが少ないため

生後2か月ほどの赤ちゃんはまばたきが少なく、1分間に10回以下、少ない場合は3回程度しかまばたきをしません。それに対して大人は、1分間に20回前後まばたきをします。

大人は目のピントを調整するためにまばたきをするのですが、赤ちゃんは目の焦点を合わせるまばたきの機能が発達していません。もちろん、まばたきをしないため、ゴミなどが入る割合も多くなります。

ちなみに、赤ちゃんは目を開けたままピントの調整をしています。

ゴミが入りやすい理由3.脅迫反射(きょうはくはんしゃ)が備わっていないため

赤ちゃんはまばたきの機能が発達していないだけではなく、生後2-3か月までは反射的に目を閉じて目を守る「脅迫反射」も十分に備わっていません。そのため、目の中に異物が入ることがわかっても目を閉じることができません。

生後2ヶ月未満の赤ちゃんは、目の前に急に何かが近づいてきても「まばたき」することはありません。脅迫反射と呼ばれるこの「まばたき反射」は、生後2~3ヶ月になって初めて出現するようになります。この反射は、大脳皮質の視覚中枢が働き始めたことを意味しています。

引用|見える・見る1 | 北見市小児科の秋山こどもクリニック

赤ちゃんの目のゴミの基本対処法とやってはいけないこと

基本的には、赤ちゃんの目の中に入ったゴミなどの異物は、放置をしていれば目を保護する涙が分泌(基礎分泌)され、自然に目の中から流れていきます。これが一番安全で自然な目のゴミの取り方です。

反対に、赤ちゃんの目の中にゴミを発見したママがやってはいけないことは、とっさに指で取ろうとすることです。

指にはたくさんの雑菌がついていますし、ゴミを取るために赤ちゃんの眼球を触るわけですから、ちょっと力が入ってしまうと角膜を傷つける可能性もあります。

また、ママの舌で取る行為もお勧めできません。わたしも小さいころ母親に舌でとってもらった記憶はありますが、口の中は指よりもたくさん雑菌があります。

赤ちゃんの目のゴミの取り方・対処法

赤ちゃんの目に入ったゴミが先の尖ったものや鉄粉のようなものの場合、放置すると角膜を傷つけてしまう危険な異物もあるので注意が必要です。

もし、赤ちゃんの目の中の異物が何かわからない場合、または、赤ちゃんのぐずりが激しい場合は以下の方法で対処してください。

目のゴミの取り方1.生理食塩水で洗い流す

生理食塩水は、体液とほぼ同じ濃度の塩水のことです。人間の体液に近いため、敏感な赤ちゃんに使っても問題はありません。

薬局に売られている生理食塩水は処方箋が無いと購入できないため、自分で作っても良いでしょう。1リットルの水に9グラムの食塩をよく混ぜれば完成です。

ただし、水道水を使うとカルキや塩素が気になるため、ミルクを作るときと同じく10分ほど水を沸騰させてから生理食塩水を作るようにしましょう。

目のゴミの取り方2.新生児用の目薬で洗い流す

新生児用の目薬は市販のものではなく、かかりつけの眼科で処方してもらった目薬の方が良いですね。

ということは、一度は眼科を受診するということです。赤ちゃんの目のゴミが何かわからず気になった場合は、ママが何とかするよりも、まずは専門家を頼った方が良いと思います。

目のゴミの取り方3.眼科を受診

赤ちゃんの目に入ったゴミがどうしても取れない場合や赤ちゃんが目を気にして触ろうとする場合は、迷わず眼科に行きましょう。赤ちゃんの目が充血している場合も、眼科に行った方が良いと思います。

また、赤ちゃんの目にゴミが入ったかどうかはわからないけど、涙があふれていたり、目やにが大量に出ている場合は「先天性鼻涙管閉塞」という目の病気の可能性があるため、こちらも一度眼科に連れて行ってください。

先天性鼻涙管閉塞とは、涙がのどに流れこむ際に通る鼻涙管が閉塞した状態、または鼻涙管が欠損した状態のため、涙が溢れてしまったり、目やにが過剰に溜まってしまう症状のことを言います。

先天性鼻涙管閉塞は、新生児のおよそ10-15%前後に発症する割とポピュラーな病気で、約90%が片目、約10%が両目に発症します。

目やにや片目だけ涙の症状…先天性鼻涙管閉塞の原因と治療法

目の中のゴミにママは慌てない

初めて赤ちゃんの目にゴミが入っているのを発見したときは、ギョッとすると思います。とても自然に入ってますからね。

でも、そこでママが慌てて、指や舌などを使って目の中のゴミを直接取ろうとしてはいけません。

もし、赤ちゃんの目の中のゴミが小さな糸くずやまつ毛であれば、基本的には放置で構いません。「痛そう……。」と感じても、まずは自然に涙で流れるか様子を見ましょう。

しばらく様子を見ても涙で流れていかない場合や、目の中のゴミが何かよくわからないものの場合は、赤ちゃんに優しい生理食塩水や目薬を使って流してあげてください。

それでも取れない場合や赤ちゃんのグズグズが続く場合は、すぐに眼科に連れ行ってあげてください。

赤ちゃんの目にゴミが入っていても、ママは慌てないことが大切です。


参考|赤ちゃんは泣いても、あまり涙が出ないのはナゼ?|目の雑学|一般の皆さま|千寿製薬

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