妊娠超初期症状の原因や症状は?生理前症候群(PMS)との違い

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妊娠超初期症状とは

女性は妊娠をすると女性ホルモンの作用やホルモンバランスの乱れによって、身体や心に様々な症状・影響(妊娠初期症状)が起こります。

ただし、あまりにも様々な症状が出るため、妊娠初期症状から妊娠を確かめることはとても難しいと思います。

さて、妊娠初期症状とは、通常妊娠5-6週ごろから出始める症状、つまり本来の生理予定日後に症状が現れるということですね。

ところが、生理予定日前の妊娠超初期(妊娠0週0日-妊娠3週6日)に、妊娠初期症状が現れることがあります。これを「妊娠超初期症状」と言います。

妊娠初期症状と妊娠超初期症状には特に違いはありませんが、あえて違いをあげると、妊娠超初期症状の方が女性ホルモンの分泌量が少ない・子宮拡大による臓器圧迫の影響が小さいため症状が軽いことですが、どちらにしても症状に個人差はあるでしょう。

妊娠初期症状の詳細は以下で確認してください。

妊娠初期症状はいつから?妊娠かも…と疑う30の兆候とは

では、もう1つ気になることとして、妊娠超初期症状と生理前に起こる症状「生理前症候群(月経前症候群|PMS)」の違いです。

今回は、妊娠超初期症状と生理前症候群(PMS)に違いはあるのか、見分けられるのかというお話をしたいと思います。

生理前症候群(月経前症候群|PMS)とは

生理前症候群(PMS=Premenstrual Syndrome)とは、女性の生理が始まる1-2週間ぐらい前から身体的・精神的に持続する不調のことで、月経前症候群(月経前緊張症)とも言います。

生理前症候群の症状は、腹痛、頭痛、腰痛などの身体の痛み、イライラなどのストレス、怒りっぽくなったり情緒不安定な精神状態のほか、むくみや身体の疲れ、だるさ、眠気、肌荒れなど人によって様々です。

これらの症状は、妊娠初期症状と同様、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が原因と考えられており、生理が始まることで症状が和らぎます。

日本産婦人科学会では、ストレス解消などのセルフケアを行うこと、薬を使って排卵を抑制すること、漢方によって体調管理することなどを生理前症候群の治療法として推奨しています。

参考|月経前症候群:病気を知ろう:日本産科婦人科学会

ただ、生理前症候群の症状や原因を見てわかる通り、妊娠初期症状との違いを明言することは難しいでしょう。

妊娠超初期症状と生理前症候群(PMS)の女性ホルモンの違い

妊娠初期症状と妊娠超初期症状に大きな違いがないことと同様、妊娠超初期症状と生理前症候群(PMS)も表面的な症状に違いはありません。

ただし、身体の中では大きな違いが起こっています。妊娠超初期症状が起こっている場合は受精卵が子宮内膜に着床していて、生理前症候群(PMS)が起こっている場合は着床していないということです。

では、受精卵の着床の有無による、妊娠初期症状と生理前症候群(PMS)の違いはないのでしょうか。

妊娠と非妊娠の違い1.プロゲステロン、エストロゲンの分泌量

一般的な生理による女性ホルモンの分泌周期は、以下の曲線を描きます。

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出典|生理のしくみ「生理周期は4つの時期で成り立っている」 – gooヘルスケア ニュース

エストロゲン(卵胞ホルモン)は生理開始から増え続け、排卵前に一気に増加し、排卵後に減少します。プロゲステロン(黄体ホルモン)は、排卵時期に一気に増加し、黄体期の後半から減少を始めます。

ところが、受精卵が子宮内膜に着床して妊娠すると、エストロゲン(卵胞ホルモン)もプロゲステロン(黄体ホルモン)も減少せずに、出産直前まで分泌され続けます。

妊娠と非妊娠の違い2.hCGの分泌

受精卵が子宮内膜に着床して妊娠をするとhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が分泌され始めます。hCGは妊娠9-11週ごろをビークに、妊娠週数によって以下のように分泌されます。

hCGの分泌量と妊娠週数
妊娠3週の尿中hCG量|0-50 mIU/ml
妊娠4週の尿中hCG量|20-500 mIU/ml
妊娠5週の尿中hCG量|500-5,000 mIU/ml
妊娠6週の尿中hCG量|3,000-19,000 mIU/ml
妊娠8週の尿中hCG量|14,000-169,000 mIU/ml
妊娠12週の尿中hCG量|16,000-160,000 mIU/ml
妊娠24週の尿中hCG量|2,500-82,000 mIU/ml
妊娠36週の尿中hCG量|2,400-50,000 mIU/ml
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妊娠がない生理前症候群(PMS)の場合は、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)は分泌されません。

妊娠超初期症状と生理前症候群(PMS)の違い

妊娠をすると、プロゲステロン(黄体ホルモン)・エストロゲン(卵胞ホルモン)・hCGが、時期によって分泌量が増加することがわかります。

では、これらの女性ホルモンの増加で、妊娠超初期症状と生理前症候群(PMS)の症状に違いは現れるのでしょうか。

1.基礎体温の違い

最もわかりやすい違いが体温だと思います。正確な生理周期を把握するために、基礎体温をチェックしている女性も多いでしょう。

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基礎体温をチェックしていれば、このように妊娠時と非妊娠時で明らかな体温の違いが出る場合があります。

2.下腹部痛による違い

生理痛の感覚には個人差がありますが、自分の生理痛や時期は経験から何となくわかります。

よく妊娠初期症状のお腹の痛みを表す言葉としてチクチクとお腹が痛いと言いますが、痛みの表現や強弱も個人差があるため、自分の感覚でしかわからないものです。

そのため、生理痛や生理時期が普段と違うことで、感覚的に妊娠に気付く人もいます。ただし、生理周期が不順な人は、より見分けが難しくなります。

わたしの場合は、3回の妊娠(流産1回)を経験した内、普段の生理と違う痛みを感じたのは1回です。それも、「今思えば……。」という曖昧な違和感程度です。

3.おりものによる違い

生理前のおりものは、個人差はありますが黄体期に入ると量が少なくなり、白濁した粘り気のある状態になり、下着につくと黄色っぽく見えることもありますよね。

妊娠したときのおりものは、黄体期に入ると量が増え、粘り気が少なく比較的サラサラな状態になります。色も生理のときより白っぽく濃くなる場合が多いようです。

妊娠を意識しておりものも毎月見ている人ほど、自分の感覚でおりものの違いが分かる可能性があります。

4.つわりによる違い

つわりには以下の原因が関係していると言われますが、この中で生理前症候群(PMS)と関係がなく、妊娠超初期症状に最も関係があるのは「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」です。

つわりが起こる主な原因
・ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)
・甲状腺ホルモン
・プロゲステロン(黄体ホルモン)
・エストロゲン(卵胞ホルモン)
・子宮・胎盤形成による低血糖
・精神・心理学的因子
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つわりのピークは、一般的には妊娠8-10週前後ですが、その時期はhCGの分泌が最も増える時期です。つまり、hCGが分泌される妊娠超初期症状の方が、生理前症候群(PMS)に比べてつわりが強く出る傾向があります。

妊娠超初期症状と生理前症候群(PMS)を見分ける方法

妊娠超初期症状には、体温変化、下腹部痛、おりもの変化、つわり以外にも、頻尿、下痢、便秘、胸の張り、頭痛、味覚・嗅覚の変化など、挙げるとキリがないくらい様々な症状があります。

ただし、どの症状にも個人差があり、明確に妊娠超初期症状と生理前症候群(PMS)の違いを見分けられるものではありません。

妊娠超初期症状と生理前症候群(PMS)の違いの中では、下腹部痛、おりもの変化、つわりは比較的わかりやすい症状だと思いますが、こちらもやはり個人差はあります。

というわけで、妊娠超初期症状と生理前症候群(PMS)を見分ける最もわかりやすい方法は、基礎体温をチェックすることだと思います。

基礎体温の変化をベースにして、下腹部痛、おりもの変化、つわりが強く出ているかどうか、またこれまでの生理前症候群(PMS)との違いがないかなど、様々な症状を複合的にチェックしてください。

そして、もし基礎体温の変化+複数の妊娠超初期症状が確認された場合は、薬、アルコール、周囲のタバコ(副流煙)などに気を付け、生理予定日過ぎに妊娠検査薬を使うまでは落ち着いた気持ちで過ごしましょう。

ちなみに、早期妊娠検査薬を使ったフライング検査をしたい人もいると思います。フライング検査にはメリット、デメリットがあります。個人的には必要ないとは思いますが、試したい人は以下を参考にしてください。

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