クーイングと喃語の意味と違いは?赤ちゃんが使うのはいつから?

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クーイングと喃語の違い

赤「あー、うー……あーあー。」
パ「今パパって言ったよな!」
マ「えー、どう聞いてもママでしょ。」

子育てをしていると、お互い違うことはわかっていても、こんなベタな会話は1度はするものです。赤ちゃんが何となくこっちを見て、声を出しているだけで嬉しくなってしまいます。

このように赤ちゃんが泣く以外で声を出す行為は、生後2-3か月ごろから始まります。もちろん、赤ちゃんが声を出しても、何か意味を持った言葉を伝えようとしているわけではありません。

声帯や呼吸器が発達してきて、のどから音が出せるようになり、たまたま出しているだけなんです。

これは赤ちゃん言葉に至る前の言葉の発達の最初のステップですが、このような赤ちゃんの発声のことを……あれ……クーイング?喃語?どっちだっけ?

というわけで今回は、クーイングと喃語の違いと意味についてお話したいと思います。

クーイングとは

赤ちゃんは生後2-3か月ごろから、昼間に少しずつ起きている時間が長くなってきます。

生後2か月から生後3-4か月ごろの赤ちゃんの睡眠時間は14-15時間程で、夜は4-5時間毎に寝たり起きたりを繰り返し、お昼寝も午前1時間、午後2-3時間、夕方1時間と3回とることが一般的です。

知っておくと便利な赤ちゃんの月齢別睡眠・お昼寝時間の目安

赤ちゃんは、このころから口周辺やのどが成長して動くようになり、のどから音が出やすくなります。そのため、赤ちゃんは泣き声ではない音を出し、徐々にこの音に気が付き始めます。これを「クーイング(cooing)」と呼びます。

クーイングの最初は空気が漏れるように「っく」「っこ」という音が多く、赤ちゃんがだんだん慣れてくると「あー」「うー」などの母音を出せるようになります。

ママが赤ちゃんに対して語りかけをすると、赤ちゃんは”何かが聞こえた”ことに対して、声での反応が始まります。

もちろん、赤ちゃんがクーイングで発する音に意味はありません。今聞こえている音が自分の口から出ることに気が付き、楽しくなるため「あー、あー」と繰り返しているだけなんです。

赤ちゃんが話し始める時期はいつから?年齢毎の言葉の成長と発達

喃語(なんご)とは

クーイングとよく間違われるのが「喃語(babbling)」です。喃語とは、赤ちゃんが自分の意志で出す声のことで、成長していくと何らかの意思を示すための発声になります。

「あー」「うー」という母音のクーイングが、生後4か月を過ぎると自分の意思で「まー」「ばー」「ぱー」「ぶー」「だー」など、「ま行」や「ば行」の子音を出せる喃語に変わっていきます。

これは赤ちゃんが舌や唇の形を変えることで、今までと違う音が出せることに気が付くためで、赤ちゃんは喃語の発声を通して、声帯や横隔膜の使い方を覚え、発声と言葉の学習をスタートします。

喃語は、単純に「あー」「うー」の延長で、まだ意味はありません。唇をくっつけると「まー」、破裂させると「ばー」という音は赤ちゃんにも出しやすいため、たまたま「まーまー」ということがあり、「ママ」と呼びかけられたと勘違いしてしまいます。

またこの時期、ママやパパが赤ちゃんによく話しかけると、赤ちゃんはその口の動きを真似しようとするため、徐々に色々な音が出せるようになっていきます。

喃語に意味がつき始める時期

赤ちゃんが最初に言葉を理解するのは、自分を呼ばれていることに気がついたときです。

たとえばママが、「あーちゃん、おっぱいだよ。」「あーちゃん、どうしたの?」と名前を繰り返し呼びかけ続けていると、赤ちゃんは「あーちゃん」が自分だということを理解します。

その目安は生後6か月過ぎです。つまり、赤ちゃんは音に意味があるということに気付き始めます。ただし、「あーちゃん」という呼びかけに応じて、言葉で何らかのアクションができるようになるのは1歳近くになってからです。

それまでは、「まー」「ばー」「ぱー」「ぶー」「だー」という音の違いに意味はありません。赤ちゃんにわかることは聞こえる音が違うことと、音をだすとママが笑ったり、楽しそうに話しかけてくれるということです。

同じころ、離乳食が始まり、口や顎周りの発達が始まります。この部分の筋肉がついてくると口の動きがスムーズになり、より違う音が出せるようになってきます。

「まー」「ばー」「ぱー」「ぶー」「だー」も組み合わせて言えるようになったり、簡単な音であればママの口真似もできるようになってきます。

そこでママがいつも言う大事なセリフが「まんま」です。おっぱいのことも「まんま」と言うママなら、赤ちゃんはおっぱいを要求するときに「まーまー」を使うことを早く覚えるかもしれません。

そして、少しずつ「まーまー」や「まんま」という言葉を発して、ママにお腹が空いたことを訴えるようになっていきます。

このように意味がある「まーまー」や「まんま」を使えるようになるのは、一般的には生後10か月から1歳過ぎです。

お話しが好きじゃない赤ちゃんもいる

1歳近くになっても、あまり喃語を話さない子がいます。もちろん、赤ちゃんの言語機能に異常がないことが前提ですが、話すことが好きではない子は1歳を過ぎてもあまり言葉(音)を発してくれません。

もし、「うちの子あんまり喋らないから心配……。」と思ったら、今まで以上にママが赤ちゃんに話しかけたり、赤ちゃんが発する喃語にオウム返しで応答してあげてください。

赤ちゃんへの話しかけ、語りかけが苦手なママやパパは以下を参考にしてください。

赤ちゃんに対する語りかけ方
1.基本はあいさつ
2.泣いていたら理由を聞く
3.クーイングにはオウム返し
4.今から行う育児の行為を伝える
5.育児の行為の感想を伝える
赤ちゃんとの会話が苦手…親の自覚を促す語りかけ方と5つの効果

赤ちゃんは、自分が発した音にママが反応してくれることで喜びを感じます。喜びを感じると、もっと口から音を出そうとします。

そのため、ママは普段から赤ちゃんの名前をしっかり呼んであげたり、授乳や離乳食のときに「まんまだよー。おいしいねー。」とわかりやすく、言いやすい言葉をたくさん話しかけてあげてください。

1歳まで全く話さなかったのに、気が付いたら2歳でべらべら話すようになっていたということはよくあります。

厚生労働省が平成22年度に行った「乳幼児身体発育調査」によると、赤ちゃんが何らかの意味のある単語を自分の意思で話すことができるようになる年齢の平均的な目安は1歳ごろです。

生後07-08か月未満:2.2%
生後08-09か月未満:6.5%
生後09-10か月未満:9.0%
生後10-11か月未満:21.3%
生後11-12か月未満:40.9%
生後12-13か月未満:57.6%
生後13-14か月未満:69.9%
生後14-15か月未満:79.1%
生後15-16か月未満:86.1%
生後16-17か月未満:88.8%
生後17-18か月未満:89.1%
生後18-19か月未満:94.7%

調査結果を見ると、生後7-8か月未満で意味のある単語を話す赤ちゃんは2.2%もいます(親の自己申告)が、一方、1歳半になっても意味がある言葉を話せない赤ちゃんも10%ほどいます。

赤ちゃんはいつから言葉をしゃべる?初めて話した単語ランキング

そのため、言葉の発達の遅れを気にするママは、検査で特に問題がなければ、1歳半を過ぎるまでは過剰に心配をする必要はないと思います。

赤ちゃんをその気にさせ、赤ちゃんの言葉の発達を促すためには、ママや周りの家族の助けが必要です。パパやママは赤ちゃんとスキンシップをとりながら、常に話しかけ続けてあげましょう。

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