子どもの嘔吐下痢の後片付けに必要な掃除道具、消毒処理の方法

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嘔吐下痢の処理は毎年行う

赤ちゃんや子どもは、時期関係がなく、突然嘔吐下痢をすることがあります。特に、11月から3月にかけての嘔吐下痢の処理は、ママにとって毎年の恒例行事になっていることでしょう。

冬場の嘔吐下痢は、様々なウイルスの感染症の恐れがあり、子どもの様子も普段とは違うため、比較的わかりやすいのではないかと思います。

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もちろん、子どもがウイルス感染症で嘔吐や下痢をしてしまったら、単純に吐物や下痢便をきれいに拭いて、洗濯して、「はい、完了!」ではいけません。

ウイルスの種類によっては家族への二次感染が考えられるため、ママは嘔吐下痢をしっかり片付けたうえで、きちんと消毒などの処理しなければいけません。

そこで今回は、嘔吐下痢の後片付けに必要な道具と嘔吐下痢の処理の方法についてお話したいと思います。

嘔吐下痢の処理に必要な道具

感染性の病期による嘔吐下痢は、感染力が強いウイルスを含んでいる可能性があるため、処理を間違ってしまうと感染の原因になってしまいます。そのため、処理に必要な道具は予め準備しておきましょう。

必要な道具1.次亜塩素酸ナトリウム液(塩素系漂白剤など)

子どもが嘔吐下痢をした場合、基本的にはハイターなどの塩素系漂白剤で消毒するようにしましょう。

水を500mlのペットボトルに入れ、市販の塩素系漂白剤をペットボトルキャップ1杯(5cc)入れて、およそ100倍に薄めて消毒液として使います。

必要な道具2.使い捨てのタオル

タオルは消毒して洗えばまた使うことはできますが、ヘタってしまった使い捨てのタオルを嘔吐下痢の処理用すると、手間もかからず便利です。

必要な道具3.少し大きめのタオル

子どもが寝ているときに嘔吐した場合、替えのシーツだけでは心配なので、大きめのタオルを何枚か布団の上に敷いてあげましょう。もし、嘔吐を繰り返した場合にも安心です。

必要な道具4.使い捨てマスク

嘔吐下痢はマスクを付けて処理を行ってください。ウイルスの感染は、経口感染や飛沫感染です。そのため、全ての処理が終わり、換気をするまではマスクは付けたままです。

必要な道具5.使い捨て手袋

キッチン用の使い捨て手袋があると、後で手を洗う際に便利ですし、嘔吐下痢の処理も躊躇なく迅速に行うことができます。

必要な道具6.エプロン

嘔吐下痢どちらの処理をする場合も、服や身体に付着することは珍しいことではありません。

なるべく染み込まないエプロンを用意してから処理を行いましょう。ポリやウレタン素材の方が良いですが、家庭にはなかなかないと思います。

必要な道具7.おしりふき、ウェットティッシュ

下痢の場合は当然おしりを拭きますが、嘔吐の場合も子どもの口元を早く拭いてあげてください。匂いによる気持ち悪さで、嘔吐を繰り返してしまう場合があります。

必要な道具8.キッチンペーパー、新聞紙

こぼしてしまった吐物やうんちを拭き取る場合は、重ねたキッチンペーパーや新聞紙で何度も拭き取ってから消毒する必要があります。

必要な道具9.ビニール袋

ビニール袋は口が結べるようなレジ袋をストックしておきましょう。吐物や下痢のうんちだけではなく、処理に使った使い捨てのタオルやマスク、手袋も入れられる大きさの物が良いですね。

必要な道具10.液体石鹸・泡石鹸

最後に手を洗う場合は、薬用の液体石鹸や泡石鹸を使うようにしましょう。固形石鹸を使うと、石鹸にウイルスが付着して、しばらくのあいだ残ってしまう場合があります。

必要な道具11.バレッタやゴム

これは髪の長い女の子だけですが、嘔吐で気を付けたいのは吐物が色々な場所に付着してしまうことです。特に女の子はすぐに髪についてしまい、大きな手間になります。

嘔吐処理の準備と方法

嘔吐は、子どもの年齢や何時にどこで起こったかによって処理や対応方法が異なります。そのため、ここでは一般的な嘔吐をした後の処理のお話をします。

嘔吐処理1.嘔吐処理の準備

子どもが嘔吐をしたら、エプロン、使い捨て手袋、使い捨てマスクを着用し、使い捨てタオル2枚、大きめタオル1枚、キッチンペーパー、ビニール袋、ウェットティッシュを用意します。

レジ袋を2枚重ねにして、小さめのゴミ箱に被せ、消毒液を少量入れておきます。

嘔吐処理2.吐物の囲い込み

嘔吐の範囲を確認し、範囲の外側から内側に向かってキッチンペーパーで吐物を少し中央に寄せます。範囲の外側にはキッチンペーパーを敷き詰めて、キッチンペーパーで吐物を囲うようにします。

床に嘔吐した場合は周囲に飛び散っている場合があるため、範囲を分けて別々に処理してください。

嘔吐処理3.吐物の消毒と廃棄

消毒液を飛び散らないように、吐物の範囲に行き渡るように注ぎます。

キッチンペーパーに吐物と消毒液を染み込ませながら中央に寄せて取り除き、ゴミ箱に被せたレジ袋の中に入れます。

嘔吐処理4.嘔吐範囲の消毒

薄めた次亜塩素酸ナトリウム液を染み込ませたキッチンペーパーを嘔吐範囲を敷いて、5-10分ほどおきます。

キッチンペーパーを取り除いて捨てた後、もう一度薄めた次亜塩素酸ナトリウム液を染み込ませたタオルで嘔吐範囲を拭き、その後別のタオルで水拭きします。

嘔吐処理5.嘔吐処理の後片付け

使い捨て手袋や使い捨てタオル、マスクなどをレジ袋に入れて、口を縛ります。

石鹸で手を洗った後に、窓などを開けて十分に換気を行います。

下痢処理の準備と方法

下痢の処理も嘔吐の処理とほぼ変わりません。ただし、下痢の場合は密閉されたパンツ(おむつ)の中なので、嘔吐よりも処理は簡単です。

下痢処理1.紙おむつの場合

もし、まだ紙おむつを履いている子がひどい下痢をした場合は、使い捨て手袋、マスク、エプロンを着用し、嘔吐と同じように2枚重ねしたレジ袋の中に入れて、普段と同じように軽くおしりを吹いた後に、お風呂でおしりを洗ったり、簡易シャワーで洗ってあげてください。

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下痢処理2.パンツ・布おむつの場合

パンツや布おむつの場合は、お風呂などで下痢のうんちを洗い流した後、バケツに入れて消毒液につけ置きをしてから他の洗濯物と分けて洗うようにしましょう。

下痢処理3.お風呂場の消毒

子どものおしりをお風呂場で洗い流したり、パンツや布おむつを洗った場合、お風呂場にウイルスが漂っている場合があります。

お風呂場の床や洗面器は、消毒液で消毒をした後、洗剤できれいに洗ってから、ドアを開けてしばらく換気をしておきましょう。

下痢処理4.トイレの消毒

下痢がトイレで飛び散ってしまった場合は、トイレも消毒をしなければいけません。お風呂場と同じように便器だけでなく、床も消毒後に拭き掃除を行い、ドアを開けて換気をしておいてください。

もちろん、これら全ての処理はマスクや手袋などをつけて行います。

嘔吐下痢の処理は手間もお金もかかる

嘔吐下痢の処理は、基本的に使い捨ての道具を使うことで、二次感染を防ぐようにします。

使い捨てマスクや使い捨て手袋を常備してある家庭は多いですし、あれば使うものなのですぐに準備できるはずです。エプロンやタオルも……まぁ、割り切ることはできるでしょう。

ところが、布団やカーペットなどに染み込むぐらいベッタリと嘔吐したり、便座やトイレマットにベッタリと下痢をしてしまうと、誰でも捨てるのはもったいないと考えてしまいます。

子どもは毎年のように感染性の病気にかかり、何度も嘔吐下痢を繰り返します。そのため、布団やカーペットなどは捨てる必要はありませんが、必ず一旦隔離して、次の日にクリーニングに出してください。

そのため、もう1組は予備の布団、カーペットを購入しておくようにしましょう。

また、便座やトイレマットもクリーニングに出すか、面倒でもつけ置きの消毒をしてから洗うようにしてください。

子どもの嘔吐下痢の処理を完璧に行うことは難しいですが、物に付着したウイルスの処理は一旦隔離してからでも十分に行えます。面倒ですし、お金もかかりますが、それだけで病気の二次感染を防ぐ確率は上がります。

処理残しがないように十分注意して対処してください。


参考|高杉製薬/次亜塩素酸ナトリウム(次亜塩素酸ソーダ)/塩素系漂白剤
参考|感染性胃腸炎の時の嘔吐物の処理の仕方 (2012.03) | たかだこどもクリニック

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