子どもの歯ぎしりは成長に必要?年齢別の原因と歯ぎしり割合

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3歳の娘、6歳の息子の歯ぎしり…原因はストレス?

ギリギリギリ……ギリギリギリ……

「もーうるさいな、パパの歯ぎしり……。あれ?近くから聞こえる……。あれ?両サイドから聞こえる……。」

またこのパターンですが、うちはパパを筆頭に息子と娘も歯ぎしりが激しい家庭です。幸いわたしはないらしい……ε-(´∀`*)ホッ

大人の歯ぎしりの原因はストレスが多いと言いますが、もしかして3歳の娘、6歳の息子もストレスで歯ぎしりをしているんでしょうか。

いえ、実は子どもの歯ぎしりは、ストレス以外の原因の方が圧倒的に多いんです。でも、たとえ子どもの歯ぎしりの原因がストレスじゃないとしても、これだけ毎日ギリギリギリ……と聞こえてきたら、ママは心配になりますよね。

では、子どもの歯ぎしりの原因は何なのでしょうか?また、歯ぎしりをする子どもの年齢や割合はどれくらいなんでしょうか?

今回は、子どもの歯ぎしりの原因と歯ぎしりの割合についてお話したいと思います。

歯ぎしりとは

歯ぎしりとは、主に寝ているとき、特に眠りが浅いレム睡眠時に強く歯をこすり合わせることで、ギリギリギリ……と音を立てる行為を言います。

歯ぎしりはとても大きな音がしますが、起きているときに歯ぎしりをしようとしても、なかなかそのような音は出ません。

眠っていると脳の大脳皮質が抑制されて、噛む力をコントロールできないため、強い力で顎の筋肉を動かし歯をこすり合わせてしまいます。

参考|歯ぎしりは体に毒? -深川歯科-

ちなみに、成人男性が起きているときの平均的な噛む力が70kg前後に対して、歯ぎしりをする力は150-300kgだそうです……。

さらに、子どもでも体重の何倍もの力で歯ぎしりをするとのこと。つまり、うちの子も歯ぎしりで歯や顎に100kg近い負荷がかかっている可能性があります。これは身体に何か影響が出ないか心配……。

歯ぎしりの種類

歯ぎしりには一般的なギリギリギリ……以外にも種類があります。寝ているときにギリギリギリ……とするのは「グライディング」と言い、これが歯ぎしりだと思っている人は多いでしょう。

ただ、歯ぎしりは寝ているときだけではなく、起きているときに行う場合もあり、ギリギリギリ……だけではありません。

グライディング

グライディングとは、上下の歯をギリギリギリとこすり合わせる行為のことで、一般的な歯ぎしりを指します。ほとんどの人が眠っている際に、無意識でグライディングを行います。

グライディングが日々続いていたり、強い力で歯をこすり合わせることで、歯がすり減ったり、歯周組織の損傷が起こる場合があります。

クレンチング

クレンチングとは、起きている際に歯をギュッとくいしばる行為のことで、グライディングのような音はしませんが、無意識に10-20分以上くいしばっていることもあるため歯や顎に大きな負担がかかります。

クレンチングも歯がすり減ったり、歯周組織の損傷が起こる場合があり、それらが頭痛や肩こりなどを引き起こします。

タッピング

タッピングとは、歯をカチカチと鳴らす行為のことで、割合は少ないのですが、寝ているとき・起きているどちらにも起こる可能性があります。

タッピングとは、グライディングやクレンチングに比べると歯や顎に加わるダメージが少ないのですが、突然始まるリズミカルなカチカチ音に周囲がびっくりすることはあるでしょう。

子どもが歯ぎしりをする割合

子どもの歯ぎしりは主に1歳から6歳前後に起こり、一説によると成人までに50%以上の子どもが歯ぎしりを経験するそうです。

大阪大学の加藤隆史講師によると、歯ぎしりの発生率は3-10歳が14-35%、10代で13%、成人以降は5-10%、60代以上で3%という割合です。

参考|20091017_kato_md.pdf

また、大阪大学が行った中学生までの子どもを対象にした調査によると、6歳の子どもが30.8%で、最も歯ぎしりの割合が高い年齢だったそうです。

大阪大学の研究者が、中学生までの子供9735人に対しておこなった大規模な調査では、19.1%の子供が歯ぎしりをしていました。6歳の30.8%をピークに幼児期に増加、学童期は減少する傾向がみられました。

引用|子供(赤ちゃん・幼児)の歯ぎしり 横浜・中川駅前歯科

これらの結果を見る限り、幼児から小学生にかけて3人に1人は歯ぎしりをしていることになります。

年齢別子どもの歯ぎしり原因

子どもがストレス以外で歯ぎしりを起こす原因には歯の成長が関係しており、歯ぎしりが重要な役割を担っている場合があります。そこで、子どもの年齢別(歯の成長別)歯ぎしりの原因と役割をみていきましょう。

1歳前後の赤ちゃんの歯ぎしり原因

乳歯が生え始めの赤ちゃんは、歯茎にむず痒さを感じます。そのため、起きているときはママの指や歯がためなどを噛み、寝ているときは歯を噛み合わせて歯ぎしりをすることがあります。

また、離乳食が徐々に固形になる赤ちゃんの食事は、食べ物を噛む行為で嚥下を助けるために、噛み合わせが良くなければいけません。それが寝ている間の歯ぎしりによって調整されています。

ちなみに、1歳前後の赤ちゃんがママの指や乳首や肩などを噛む原因の1つは、乳歯が生え始めることのむず痒さです。

痛っ!赤ちゃんがママの手や乳首を噛む理由と対処法

2-3歳の子どもの歯ぎしり原因

一般的に2歳から3歳前までに、一番奥の第二乳臼歯(だいににゅうきゅうし)が生えることで、子どものすべての乳歯が生え揃います。

赤ちゃんの歯が生え始める時期はいつ?乳歯の本数や順番は?

その際、奥歯の歯並びの違和感をなくすために歯ぎしりを行うことがあります。

また、乳歯が生え揃って顎が発達すると、次は永久歯に生え変わる準備をし始めます。そのため、乳歯と乳歯の間には永久歯が生えてくるスペースが必要になります。

そのため、2-3歳の子どもは、噛み合わせのバランスを調整するために頻繁に歯ぎしりを行います。

4・5・6歳の子どもの歯ぎしり原因

3歳を過ぎると乳歯が抜けて永久歯に生え変わり始めます。また、このころには永久歯のための顎の発達も始まり、永久歯が生えてくるとともに噛み合わせの調整も行われるようになります。

5-6歳の子どもの歯は上下数本の歯が抜けていることが多く、歯と歯の間に隙間が目立ちます。この時期は噛み合わせが悪くなるため、歯ぎしりをすることで徐々に噛み合わせの調整を行います。

この時期は、第1大臼歯(6歳臼歯)を含めて永久歯が何本か生え始め、顎も発達して噛む力も強くなっているため、歯ぎしりのピークになります。

つまり、5-6歳の子どもに歯ぎしりが多いのは、乳歯から永久歯への生え変わりが身体の成長にとって非常に大切なことで、その準備に必要な行為をスムーズに行うためだと考えられます。

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子どもの歯ぎしり対策

このように子どもの歯ぎしりは、「乳歯の生え始め」「乳歯の生え揃い」「乳歯と永久歯の生え変わり」の3つの時期で、歯並びに違和感を感じときや噛み合わせのバランスが悪いときに行われる成長行動です。

また、子どもの歯ぎしりは顎や口周りの筋肉を鍛える効果も担っています。歯ぎしりによって顎を鍛え、噛み合わせを調整し、歯並びを整えることに役立っているのです。

ストレスが主な原因の大人の歯ぎしりとは違って、子どもの歯ぎしりは成長に必要な場合があると考えた方が良いでしょう。

というわけで、一般的には子どもの歯ぎしり対策は必要ありません。ママは歯ぎしりの理由が成長に必要なものだとわかれば安心できますね。

ところが、成長とは関係なく歯ぎしりをする子どももいます。それは、大人と同様ストレスを感じたり、普段の生活習慣で起こる歯ぎしり(ブラキシズム)です。

たとえば、保育園や幼稚園に通うようになって環境が変わったり、弟や妹が生まれて赤ちゃん返りの一環だったり、ママやパパにひどく怒られたことだったり……などのストレスが考えられます。

ストレスが原因の子どもの歯ぎしりの割合は高くないと言いますが、ママはやっぱり心配ですよね。特に顎が弱い時期、歯が脆い時期の歯ぎしりは、歯の生え替わりに影響を与える可能性があります。

ストレスや生活習慣による子どもの歯ぎしりの詳細と対策は以下にまとめてあるので、参考にしてください。

子どもの過度な歯ぎしりはストレスが原因?悪影響と治し方

子どもの歯ぎしりは成長の証

一時期、わたしも子どもの歯ぎしりを心配をしていました。

「いきびかくわ、寝言は激しいわ、寝相悪いわ、おねしょするわ……一通り揃っているうえに、歯ぎしりまであるのかぁーー(´・ω・`)」と思っていたので、歯ぎしりも良くない解釈をしていました。

おそらく、わたしのように子どもの歯ぎしりを心配しているママはたくさんいると思いますが、「乳歯の生え始め」「乳歯の生え揃い」「乳歯と永久歯の生え変わり」という時期と重なっており、一過性のものであれば成長に必要な行為だと思いましょう。

もちろん、歯も含めた子どもの定期健診はお忘れなく。歯ぎしりが強すぎると顎が痛くなったり、歯の摩耗、歯周組織の損傷があったり、逆に歯の噛み合わせがズレてしまうこともあるようです。

特に小学生以降の歯ぎしりには注意してあげてください。


参考|歯ぎしりの原因と予防方法とは? 歯科医に相談してみましょう。 | 吉松歯科医院 公式BLOG
参考|歯ぎしりとは? くいしばりとは? 怖い二次障害 スプリント(ナイトガード)療法

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