吐き気、出血、たんこぶ…子供が頭をぶつけたときの症状と対処法

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子供が頭を強打した場合

0-4歳の子供が転んで頭を怪我する割合は20歳未満の6割近くを占め、特に1-2歳にかけてその割合が高くなっています。

5歳未満の頭部外傷年齢別割合
0歳|10.0%
1歳|17.0%
2歳|13.7%
3歳|10.2%
4歳|7.4%

子供が頭をぶつける原因は?ぶつけやすい子供の年齢と割合

子供でも大人でも頭を強打した場合は、大きなケガをしてしまうことがありますし、打ちどころが悪ければ最悪死に至ります。

そのためもし子供が頭をぶつけたら、ママはその症状によって適切な対応をしなければいけません。

今回は、子供が頭をぶつけたとき子供が頭をぶつけたときの症状と対処法についてお話したいと思います

子供が頭をぶつけたときの確認事項と対処

確認事項と対処1.頭部強打後に嘔吐したか

子供が頭を強く打つと「嘔吐中枢の機能障害」「一過性脳浮腫(いっかせいのうふしゅ)」「自律神経の調節障害」などが原因で、嘔吐が起こりやすくなります。

大人が頭をぶつけた後に嘔吐をすると心配になりますが、子供は大人よりも嘔吐中枢が敏感に反応して嘔吐をしやすいそうです。そのため、1度嘔吐をしても過剰に慌てずに、子供の様子を観察してください。

もし、子供が嘔吐後に痙攣を起こしたり、意識障害(意識の喪失やもうろうとしている)がある場合はすぐに病院に連れて行くか、救急車を呼びましょう。

また、嘔吐を繰り返したり、嘔吐後しばらくしても機嫌が悪い、気分がすぐれない場合も病院に連れて行くようにしましょう。

確認事項と対処2.頭部強打後すぐに泣いたか

もし子供が頭を打ってすぐに泣いた場合は、意識障害はないと考えます。反対に、泣かずにぐったり、ママの呼びかけに反応をしない場合はすぐに救急車の手配をしましょう。

子供に意識障害がある場合は、頭を足よりも高くして横向きに寝かせて気道を確保したら、あまり頭や身体を動かさずに静かに待ちます。

救急車を手配した後は、たとえ意識が回復したとしても一度病院で検査を受け、その後2-3日は経過観察が必要です。

確認事項と対処3.頭部強打後に出血したか

もし子供が頭をぶつけて出血した場合は、清潔なタオルで傷口を押さえて血が止まるまで待ちます。タオルは濡らす必要はありません。

その際、身体を起こしていると血が止まりにくいため、横に寝かせて止血を試みてください。5-10分ほど様子を見て血が止まったら、一度病院に行き診察してもらいましょう。

傷口を押さえていても血がなかなか止まらない出血の場合は、救急車を呼ぶなどの対応をしましょう。

確認事項と対処4.頭部強打後にたんこぶができたか

子供が頭をぶつけた箇所にたんこぶができていたら、タオルを水で濡らしてたんこぶの部分を冷やしてください。

たんこぶは「皮下血腫(ひかけっしゅ)」と言い、ぶつけた箇所の血管が切れて血液が溜まるためできるものです。そのため、出血がなくてもたんこぶがあるということは、ぶつけた衝撃が強く内出血をしているということです。

まだ頭蓋骨が柔らかい3歳未満の子供が強く頭をぶつけてたんこぶができた場合は、頭蓋骨骨折の恐れもあるため、早めに病院で検査をした方が良いでしょう。

確認事項と対処5.頭部強打後に麻痺や痙攣がないか

子供が頭をぶつけた後に痙攣したり、手足の麻痺がある場合はすぐに病院に行く必要があります。

意識がある場合は手を握ったり、足を動かせるかどうかを確認しましょう。何度も痙攣をしたり、麻痺やしびれが治まらない場合は、すぐに救急車を呼んでください。

確認事項と対処6.頭部強打後に意識があるか

子供が頭を強くぶつけた場合は、すぐに意識の確認をしましょう。大声で泣いていると呼びかけても返答が返ってこないことがあるため、まずは落ち着かせて、泣き止んだあとに呼びかけに受け答えができれば緊急の問題はありません。

また、泣き止んだ後でも呼吸が苦しそうだったり、顔色が青かったり、唇にチアノーゼの症状が出ている場合は、すぐに病院に連れて行ってください。

確認事項と対処7.検査後2-3日以内に変化があったか

子供が頭を強くぶつけて、病院で検査を行った後も「しばらくはお子さんの様子を見てあげてください。」と言われるはずです。

数日後に頭部を強打したこで何らかの症状が出ることもありますし、数週間後に出る場合もあるためすぐに安心はできませんが、一般的には2-3日様子を見るようにしましょう。

とくに、病院で検査を行った日の夜から次の日の朝にかけて、子供におかしな様子がないか観察し、気になることがあれば再度病院で診てもらいましょう。

すぐに救急車を呼ぶべき症状

前述した症状と対処法を踏まえて、子供が頭をぶつけたときにすぐに診察をうけるべき、救急車を呼ぶべき症状や状態を押さえておきましょう。

参考|医療法人社団 山中たつる小児科

1.意識障害やけいれんがある場合

子供が転倒や落下したときにコンクリートやアスファルト、風呂場のタイルやテーブルなど硬いものに強く頭を打ち付けるなどで意識障害をおこしたり、けいれんを起こした場合はすぐに救急車を呼びましょう。

2.繰り返し嘔吐する場合

子供が頭をぶつけて30分以上すぎても繰り返し嘔吐が続く場合、また7か月以下の乳児が頭をぶつけ頭部がぶよぶよなことが確認できる場合はすぐに救急車を呼びましょう。

3.強い頭痛を訴える場合

子供が頭をぶつけた後に、落ち着かせてそれでも頭に痛みを訴えている場合はすぐに救急車を呼びましょう。

4.四肢の運動障害がある場合

手足のしびれを訴えたり、手足が動かせない、動きがおかしいと感じた場合はすぐに救急車を呼びましょう。

5.耳や鼻から出血がある場合

子供が頭のみをぶつけたにもかかわらず、耳や鼻から出血がある場合はすぐに救急車を呼びましょう。

頭をぶつけても症状は目に見えづらい

子供が体のどこかをぶつけた場合は、青あざができたり、その箇所が上手く動かせなかったりするため、見た目や機能面での変化はわかりやすいものです。

ところが頭をぶつけても症状がわかりにくい場合があり、後から何らかの影響がでることがあります。そのため、子供が頭をぶつけた後は最低24時間、できれば2-3日は注意深く見守る必要があります。

とくに頭蓋骨に隙間がある小さな子供の場合、頭をぶつけたことで脳が揺れたり、萎縮することによる脳の障害はぶつけた箇所以外にも及ぶ可能性があります。

子供が2-3歳になって活発に動き始めることは、ママにとって嬉しいことです。同時にケガをしたり、危険な目にあうことが増えるため、心配なことでもあります。

ただ、ママが心配をしすぎて子供の好奇心を奪ってしまったり制限をかけすぎると、子供の心と体の成長を阻害する原因になるかもしれません。

ママは最低限の安全が確保できる場所で、子供を好きなように遊ばせつつ、何かがあったときに必要な対処と判断を行う準備を常に怠らないようにしましょう。

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