タバコ…薬…子どもの誤飲は何歳まで?年齢別誤飲予防方法は?

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子どもの誤飲は何歳まで?

毎年起こる赤ちゃんの誤飲事故は、ズリバイを始めた生後7-8か月前後から急に気を付けなければいけなくなります。

何にでも興味津々な赤ちゃんは、ちょっと目を離すと物があるところに行きますからね。

「いつも周りに物がないか気を使うから大変。気付いたら何か口に入れてるし……。もうちょっと大きくなったら、そんな心配もなくなるのに。」そうですね。そう考える気持ちはよくわかります。

息子はもうすぐ6歳。小さな赤ちゃんを抱えているママにとっては、6歳の子どもはとてもお兄ちゃんの年齢に感じると思います。

とは言え、6歳はようやく自我がしっかりしはじめ、これから知識を吸収して、物事の善し悪しの判別を自分でつけられるようになる幼い年齢です。

そんな息子は、気が付くと色んな物を口に入れています。娘の人形からテレビのリモコンまでべとべと……。当たり前ですが、それが食べ物でないことはわかっています。

ところが、何がどれくらい危険なものなのかは、6歳でも1つずつ教えていかないと理解できません。たとえばライター……タバコ……電池……。

というわけで、ママはせめて子どもが小学生にあがるまでは誤飲に気を付けなければいけません。

今回は、子どもの誤飲は何歳まで起こるのか、また、年齢に応じて誤飲を防ぐために注意するべき点についてお話したいと思います。

子どもの誤飲事故報告件数

厚生労働省によると、小児の誤飲報告件数は平成24年度が385件、平成25年度が531件、平成26年度は357件となっています。

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引用|平成26年度家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告|厚生労働省

ただし、これは最終的に厚生労働省に報告された件数であるため、日常の誤飲事故はこの何十倍あってもおかしくないと思います。

誤飲事故を起こした年齢を見ると、身近な物を何でも口の中に入れようとする生後6か月から1歳ごろの子が目立ちます。

これはこの時期の赤ちゃんが手足よりも口周辺が発達し、共感覚によって口の中や舌を使って物の形や感触を認識しようとしているためです。

赤ちゃんや子どもが何でも口に入れる理由は?いつからいつまで?

また、1歳から2歳にかけては、ひとり歩きによってテーブルや棚の上などに探索範囲が広がったり、手を使って物を取り出すことができるようになるため、生後6か月-1歳までとは別の観点で誤飲が増えることになります。

子どもが誤飲する物の内訳

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子どもが誤飲する物はある程度決まっています。そのため、ママは特にこれらの誤飲の内訳を把握して、気をつける必要があります。平成26年度の内訳は以下のようになります。

タバコ|72件(20.2%)
医薬品・医薬部外品|51件(14.3%)
金属製品|43件(12.0%)
プラスチック製品|39件(10.9%)
玩具|31件(8.7%)
電池|21件(5.9%)
洗剤類|20件(5.6%)
硬貨|12件(3.4%)
乾燥剤|11件(3.1%)
食品類|10件(2.8%)
その他|47件(13.2%)

これらの誤飲の内訳を見てわかる通り、上位10品目の中で明らかに大人しか使わないものが7つ(タバコ、薬、金属製品、電池、洗剤類、硬貨、乾燥剤)も入っています。

プラスチック製品もそうかもしれません。また、その他には化粧品や紙製品なども含まれますが、これらも大人しか使わないものでしょう。

つまり、子どもの誤飲事故は、大人の不注意さえなくせばほとんどが防ぐことが可能だということがわかります。

誤飲につながる子どもの行動

誤飲事故は、子どもの成長や発達段階によって変化する行動特性が影響しています。

そのため、ママは子どもの成長に応じた子どもの行動特性、事故の特徴や注意すべきポイントを具体的に認識しておく必要があります。

誤飲につながる行動1.身近な物を何でも口の中に運ぶ

子どもは生後6か月から1歳半ごろにかけて、自分の周辺にあるものは何でも手で掴み、口に入れてしまいます。さらに、歯が生えている子はガシガシと噛み、ふとした拍子に飲み込んでしまう場合があります。

特に、誤飲の上位にある医薬品・医薬部外品は包装されているためママは安心しがちですが、包装ごと口に入れて噛んだり、チューブを噛んで破いたりなど、わたしたちが気付かない方法で誤飲してしまう傾向があります。

誤飲につながる行動2.人のマネをする

子どもは、1歳から2歳にかけての身体機能や精神的な発達によって、家族のマネをすることで誤飲につながってしまう場合があります。

たとえ、子どもにとって高い場所にある戸棚でも、2歳近くになると足場を用意して医薬品などをとれる子もいます。これは、子どもがいつもパパやママが口に入れている何か(薬)があることを知っており、そのマネをしようとするためです。

また、パパがいつもタバコを咥えていることを知っている子は、そのマネをしようとします。

つまり、誰かが口に入れたり、咥えたりするものには特に子どものマネの対象になってしまう場合があるということでしょう。

誤飲につながる行動3.興味本位で取ろうとする

前述した通り、子どもは2歳近くになると、身体機能を活かして大人のマネをしようとします。つまり、これまで手が届かなかった場所にあるものを頭や道具を使って取る行為にチャレンジするわけです。

冷蔵庫を開けて色々取り出したり、リモコンの裏から電池を取り出したり、戸棚のストッパーも簡単に開けてしまいます。そして、1度開け方を覚えてしまうと、それを何度も繰り返すため、ママは目が離せなくなってしまいます。

2歳までの誤飲事故の予防方法

0-1歳の誤飲事故予防

子どもの誤飲事故を予防するために、まず知っておかなければいけないことは、誤飲は生後6か月前後から1歳が最も多いということです。

このころの子どもは、まだ戸棚ストッパーを開けたり、冷蔵庫を開けることはできません。つまり、子どもが目につくところに置いてある物が原因で誤飲をしてしまうということです。

そのため、ママだけではなく、家族全員が子どもの手の届くところに物を置かないように注意しなければいけません。

1-2歳の誤飲事故予防

1-2歳の誤飲事故予防をするためには、戸棚ストッパーやベビーゲートを子どもの手の届きそうなところに厳重に設置し、特に医薬品やタバコ、硬貨、リモコン、化粧品などの置き場所を見せないことです。

特にタバコや医薬品は、使用する動作を見せないようにした方が良いでしょう。

2歳以降の誤飲事故予防方法

2歳を過ぎると、何を口に入れて良いのか、何を口に入れてはいけないのかを徐々に教え始めると良いでしょう。とは言え、まだまだ子どもが理解できないことは多いですし、好奇心の方が強いためチャレンジを繰り返します。

とにかく、子どもは手に収まるものなら何でも舐めますし、口の中に入るものなら何でも収納してしまいます。

2歳以降の誤飲予防1.食べ物以外を口に含んだら注意する

特に危険性がないものでも、食べ物以外を口に含んだ場合は「それは食べ物じゃないよ!」「のどに詰まっちゃうよ。」としっかり注意しましょう。小さなものはふとした拍子に飲み込んでしまう場合があります。

2歳以降の誤飲予防2.落ちている食べ物でも注意する

子どもが落ちているお菓子を拾って食べる行為をとがめると、「そんなに言わなくても……。」という人がいますが、拾って口に入れる行為は癖がつく可能性があります。

癖がつく前に「落ちたものは食べないで!」と注意してやめさせましょう。これは誤飲を防ぐために必要な行為です。

2歳以降の誤飲予防3.口に含んだままで他のことをさせない

口にものを含んで動くと、つまずいた拍子に飲み込んでしまうことがあります。口にものを含んで動くのは、生活習慣で癖がついてしまう行為です。

そのため、寝ながらお菓子を食べていたり、歯磨きしながら遊んでいたり、食べながら走り回っていたら、必ず注意するようにしましょう。

2歳以降の誤飲予防4.安全な場所に片付ける

ママもパパも赤ちゃんには誤飲がないよう注意しますが、2歳を過ぎると「食べ物じゃないことくらいわかるだろう。」と考えるようになります。

誤飲は、食べ物という認識で起こるわけではありません。小さな物、危険な物は必ず子どもの手が届かない場所に片付けてください。

また、誤飲の時刻は、昼食・夕食前の時間帯に多いそうです。「夕飯の用意しなきゃ。」と急いだ拍子にテーブルや棚の上に何か放置していないか、必ず確認してください。

戸棚ストッパーやベビーゲートの対象年齢は、おおよそ生後24か月までのものが多いため、ママは子どもの行動に注意しつつ、誤飲が起こらないように物の置き場所を工夫すしましょう。

誤飲事故発生時の対応

誤飲事故が発生した場合でも、迅速かつ適切に対応することで、重症化リスクを軽減することができます。

誤飲事故の対処は、誤飲したものによって異なるため、そちらはまた別途まとめます。

万が一、子どもが誤飲をした場合は、子どもの状態や誤飲したもの、その量を確認した上で、直ちに専門の相談機関に連絡するか、必要に応じて医療機関を受診するようにしましょう。

誤飲した際の相談機関としては、以下を利用してください。

公益財団法人日本中毒情報センターの中毒110番
こどもの救急(ONLINE-QQ) – 小児救急電話相談 #8000

小児救急電話相談は、以下も参考にしてください。

夜間の発熱・嘔吐・ケガに小児救急電話相談!繋がらない場合は?#8000

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