出産後の便秘の7つの原因は?硬い便や腹痛を解消する方法は?

ccff453bd460be4c5ed990f58ccc51aa

この記事の読了時間は約 6 分です。

女性は妊娠・出産で便秘になるかも

健康で高齢ではない男性にはあまりピンとこない話かもしれませんが、女性が妊娠・出産で体質が変わるという話はよく聞きますね。

その1つが便秘です。女性は妊娠、出産を経ることで排便の傾向がコロコロ変わります。と言っても、出産をして便秘になるだけでなく、逆に快便になることもあります。

ちなみに、排便傾向が変わるのは、「妊娠前」「妊娠中」「出産後」「出産後しばらく後」という4つの時期で、変化する排便傾向のパターンは様々です。

排便傾向が変わる時期
1.妊娠前
2.妊娠中
3.出産後
4.出産後しばらく後

ちなみにわたしは、妊娠前は便秘気味で、妊娠中に快便になり、産後すぐに極度の便秘になり、少しして快便に戻ったというパターンです。

この4つの時期の中で出産後は、特にその時期特有の原因で便秘気味になるママがたくさんいます。

そこで今回は、産後に便秘になる理由と産後便秘の解消方法についてお話したいと思います。

産後に便秘になる理由

女性が産後に便秘傾向が強くなるのはいくつかの理由がありますが、多くは出産による体質変化よりも、外的な要因が大きいのではないかと思います。

便秘理由1.胃腸の働きが鈍っている

妊娠中はお腹が大きくなるに連れてお腹の圧迫が強くなることで胃腸の働きが鈍り、便秘気味になる妊婦が増えます。そして、出産後も胃腸の機能回復に時間がかかり、便秘傾向を強くします。

便秘理由2.母乳生成で水分が足りない

産後の母乳生成のために身体の水分量が足りなくなり、便秘傾向が強くなることがあります。母乳は1日に600-800mlほど出るため、ママはこまめに水分摂取を行なわなければいけません。

便秘理由3.会陰切開の傷口が痛む

分娩時に会陰切開(えいんせっかい)を行った女性は、傷口が塞がるまでは排便でお腹に力を入れると傷口が傷んだり、そもそも力が入りません。

麻酔や抜糸は?痛みは?出産で会陰切開を行う理由と手術方法

便秘理由4.帝王切開の傷口が痛む

帝王切開で出産した場合も同様に傷口が痛く、力が入りません。そのため、便秘が長く続く場合は、緩下剤などを投与して排便を促すことがあります。

便秘理由5.肛門括約筋が傷ついている

特に初産婦は分娩時間が長くかかりますが、その際に長い時間強くいきむことで会陰裂傷してしまい、肛門括約筋まで傷つく場合があります。肛門括約筋が傷ついてしまうと、排便が困難になります。

初産婦の分娩時間目安
分娩第1期の時間:10-12時間
分娩第2期の時間:1-2時間
分娩第3期の時間:15-30分

経産婦の分娩時間目安
分娩第1期の時間:5-6時間
分娩第2期の時間:30-1時間
分娩第3期の時間:10-20分

安産と難産の違いとは?定義は分娩時間?出産方法?それとも…

便秘理由6.寝不足

ママは出産後に産後の床上げ期間がありますが、産後すぐに始まる夜中の授乳のため、身体が休まるわけではありません。生活習慣に慣れるまでは時間がかかりますよね。

睡眠不足は胃腸の働きを弱くするため、排便がうまく行えなくなります。

便秘理由7.ストレス

出産後は睡眠不足だけではなく、実際に子育てをして感じる育児ストレスや将来のことを考える日常生活のストレスを感じます。

ストレスは自律神経の働きを阻害し、交感神経が活発になりすぎると胃腸の働きを弱くするため排便に影響が出る場合があります。

産後便秘の解消方法

では、辛い産後便秘をどう解消すれば良いのでしょうか。

便秘解消法1.水分摂取

出産後は何もしなくても母乳が作られるため、身体の水分が足りなくなります。身体を冷やさないように常温の水や暖かい野菜スープを中心に水分補給を心掛けましょう。

意識して飲む水分は、1日2-3リットル以上が目安です。

便秘解消法2.よく寝る

産後便秘の原因になる睡眠不足やストレスを解消するためには、とにかく寝る必要がありますが、「授乳で夜寝る時間ないんだけど……。」というママがほとんどでしょう。

たしかに赤ちゃんが小さいうちは、夜まとめて寝る時間はありません。そのため、赤ちゃんといっしょに昼寝をする習慣をつけてください。

妊娠前の生活習慣とは異るかもしれませんが、体力が低下している出産後の昼寝は体力を回復し、ストレス解消や病気の予防、夜に効率よく寝るためにも必要な行為です。赤ちゃんの昼寝も同様です。

0-2歳の子どもにお昼寝が必要な理由と3歳以降のお昼寝時間

便秘解消法3.食生活を変える

妊娠前に快便だった女性も、妊娠後には食生活を変える必要があるかもしれません。栄養バランスが良いことはもちろん、野菜やバナナなど食物繊維が多い食物摂取を心掛けましょう。

また、胃腸の働きを助けるヨーグルトなどの乳製品やオリーブオイル、えごま油も積極的に摂るようにしてください。

便秘解消法4.時期が過ぎるまで待つ

水分摂取、昼寝、食生活の改善をしても産後の便秘に苦しむ場合があります。そもそも、会陰切開や帝王切開の傷が痛くてお腹に力が入れられなければ、うまく排便できないこともあります。

冒頭でお話した通り、「出産後」と「出産後しばらく後」は排便傾向が変わる可能性があり、原因がお腹に力を入れられないせいであれば、少し時間をあければ便秘傾向が解消される場合もあります。

便秘解消法5.病院で浣腸をしてもらう

どうしても、便が硬くて排便できない、傷口が痛くて肛門に力が入らない、時期が過ぎるまで待っていられないという人は、病院でプロに浣腸をしてもらいましょう。

恥ずかしくても、苦しいよりはマシです。極度の便秘は体調を崩し、育児にも生活に支障が出ます。

良い育児のためにある程度の快便は必要

わたしの出産後の便秘の理由は、帝王切開の傷口が痛くて「お腹に力を入れると傷が開くかも……。」でした。少し力を入れると、傷口に血が滲んでしまい、怖くてなかなか頑張れなかった記憶があります。

会陰裂傷や肛門括約筋裂傷の女性は、さらに傷が開くことが怖いのではないかと思います。

幸い常に水を飲み続けることで少しずつ排便することができましたが、便秘がつらいと身体や気持ちがどんより重く、苦しくなります。

やっぱり良い育児をするためには、ママの健康状態が万全に近いことが理想ですよね。そう考えると、病院で浣腸をしてもらうことを恥ずかしがってはいられないですね……。

ちなみに、市販薬の下剤で何とか排便したいと考えるママもいるかもしれませんが、授乳期間中は市販薬はなるべく控えましょう。

授乳中の薬・お酒・タバコ・コーヒーは禁止?摂取・服用ルールは?

もし、便秘を薬で何とかしたい場合は必ず病院に行き、授乳中である旨と症状を伝えたうえで、適切な薬を処方してもらいましょう。

記事のURLとタイトルをコピー