赤ちゃんのおしりが真っ赤!おむつかぶれの原因と怖い症状

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おむつかぶれと判断するためには

初めて、赤ちゃんのおむつかぶれを見たママは、あまりの真っ赤さに「え?何?病気?」とびっくりするかもしれません。まぁ病気には違いないんですけど。

ただ、赤ちゃんのおむつかぶれは、ママが思っているよりも厄介です。

おむつかぶれは、夏場だけにできるわけではありません。
おむつかぶれは、肛門周辺だけにできるものではありません。
おむつかぶれは、うんちの放置だけが原因ではありません。
おむつかぶれは、気付くとおまた(ちんちん)まで真っ赤です。

赤ちゃんのおしりが赤くなってからおむつかぶれが起こるのではなく、赤くなっていたらすでにおむつかぶれを起こしているため、ママは赤ちゃんのおしりが赤くならないように気を付けなければいけません。

ということは、普段から気をつけて予防していれば、おむつかぶれはある程度防ぐことが可能だということです。さらに、早期発見して対処すれば、おむつかぶれは悪化せずに少しずつ良くなっていくんです。

でも、うんちやおしっこを放置しないように注意していても、なぜか赤ちゃんはおむつかぶれになってしまいます。おむつかぶれは、一体何に気をつければ良いのでしょう。

今回は、赤ちゃんのおむつかぶれの原因と症状、また基本的な予防法についてお話したいと思います。

おむつかぶれとは

おむつかぶれとは、おむつに覆われたおしり周辺の皮膚にできる炎症のことで、正式には「おむつ皮膚炎」と言います。

赤ちゃんがおむつかぶれを起こすと、肛門の周りが赤く炎症を起こす症状だけでなく、かぶれ部分にポツポツと湿疹ができたり、ただれて膿んでしまったり、血のにじみや裂傷ができる場合もあります。

また、おむつかぶれは肛門周辺だけでなく、おしり全体が赤くなったり、おむつのギャザーが当たるウエストや太もも周辺がこすれて炎症ができることもあります。

さらに、おむつの中は湿気が多いため、夏場の赤ちゃんのおしりにはよくあせもができます。

おむつかぶれとあせもは併発することが多く、ぐじゅぐじゅのおむつかぶれの中にあせもができてしまうと、より治りにくいおむつかぶれになってしまいます。

おむつかぶれによる赤ちゃんの症状

赤ちゃんのおむつかぶれには、以下の様々な症状が見られます。

おむつかぶれの症状
・肛門周辺の真っ赤なかぶれ
・おしり全体に真っ赤なかぶれ
・ちんちんやおまた部分のかぶれ
・内もものかぶれ
・肛門周辺の湿疹
・湿疹部分の白っぽいカビ
・肌が乾いてカサカサになる
・肌が腫れて肌が突っ張る
・かぶれ部分を中心とした裂傷
・かぶれ部分に皮膚潰瘍
・血の滲み
・かぶれによる赤黒い色素沈着

これらの様々な症状は、以下のサイトに掲載されているおむつかぶれの写真を見ると状態がよくわかります。

参考|オムツかぶれ|たんぽぽこどもクリニック

このように赤ちゃんは様々なおむつかぶれを起こしますが、どのおむつかぶれの症状も痛みとかゆみを伴うため、赤ちゃんは以下の反応を示すようになります。

おむつかぶれによる赤ちゃんの反応
・痛みや痒みがあるため、常にグズっている
・おしっこやうんちをする度にしみて泣く
・お風呂に入ると違和感や痛みを感じて泣く
・おしりを触られることを嫌がる
・夜中におしりが痛痒くて起きてしまう
・おむつをすることを嫌がる
・仰向け寝を嫌がる
・お座りを嫌がってしない

おむつかぶれの原因は肌の傷と不衛生

おむつかぶれの1番の原因は、赤ちゃんの肌が傷つくことです。そして、おむつかぶれの症状をひどくするのは、おむつの中の不衛生です。

おしりが傷つき、おむつの中が不衛生になる原因はひとつではありません。いくつもの要素がからみ合い複合的な原因で、赤ちゃんにおむつかぶれが起きてしまいます

かぶれの原因1.おしりの拭きすぎ

赤ちゃんの肌を傷つける1番の原因は、おしりの拭きすぎです。必要以上におしり拭きでこすると肛門周辺を傷つけ、傷口に菌が繁殖してしまいます。

たしかに、赤ちゃんの肛門の汚れはおむつかぶれの原因になりますが、そもそも肌の傷や菌が繁殖する蒸れた環境がなければ、おむつかぶれはほとんど起こりません。

かぶれの原因2.ギャザーなどのこすれ

ちょっとしたギャザーのこすれや締め付けでも、やわらかい赤ちゃんの肌は簡単に傷ついてしまいます。

傷ついた箇所に菌が付着すると炎症を起こし、気が付かないうちにかぶれが広がってしまいます。赤ちゃんにギャザーかぶれが多い場合は、ギャザーが柔らかい布おむつを検討しても良いかもしれません。

赤ちゃんのおしりがかぶれにくいのは布おむつ?紙おむつ?

かぶれの原因3.汗などの蒸れ

夏場に汗をかくと、密閉されたおむつの中はムレムレです。蒸れは皮膚を柔らかくし、赤ちゃんの肌を傷つきやすくします。そこにうんちやおしっこに含まれる刺激物が加わると、菌が繁殖して炎症が起こります。

あせもも肌を傷つける炎症です。おむつかぶれとあせもがダブルでできると、赤ちゃんのおむつかぶれはより進行してしまいます。

かぶれの原因4.うんち

おむつかぶれといえば、うんちですね。うんちには増え過ぎた腸内の活性酵素や大腸菌が含まれているため刺激が強く、放置すると雑菌が繁殖してとても不衛生です。

ペースト状のうんちはおしりにペタッと密着して雑菌が増えますし、下痢のうんちは大腸菌が大量に含まれた腸液が出てくるため、赤ちゃんの肌に過剰な刺激を与えます。

そのため、肛門周りや傷ついた箇所にうんちが付くと、雑菌が繁殖しおむつかぶれが起こります。

かぶれの原因5.おしっこ

おしっこの成分は98%が水で、腎臓が正常に機能していれば排泄されたおしっこは無菌です。ただし、排泄してから時間が経つと、尿素が空気中(おむつの中)の細菌によって分解され、アンモニアが発生します。

アンモニアには肌を刺激して、炎症を起こす成分が含まれています。また、おしっことうんちが混ざるとアルカリ性になり、弱酸性の赤ちゃんの肌を刺激します。

ただし、おしっこだけで赤ちゃんの肌がかぶれるわけではなく、うんちと混じったり、時間が経って菌が繁殖することで、おむつかぶれの原因になります。

かぶれの原因6.カビ(カンジダ菌)

カンジダ菌は大人も感染するカビの一種です。カンジダ菌は、湿ったところに付着して繁殖を始めます。たとえば口周辺、蒸れやすい頭、首のシワなどもカンジダ菌が繁殖しやすい場所です。

もちろん、おむつの中もカンジダ菌が繁殖しやすいのですが、特に肛門周辺、ちんちん・膣周辺はシワや肌が合わさる部分が多いため乾きにくく、カンジダ菌の感染によってカビがどんどん繁殖してしまいます。

おむつかぶれが治らずに広がったり、グジュグジュに膿んでしまう原因は、カンジダ菌によるかぶれとの合併症が考えられます。

おむつかぶれの基本的な予防法

赤ちゃんのおむつかぶれを予防するためには、以下の3つを徹底的に守るしかありません。

基本予防法1.おむつはこまめに交換する

どのおむつかぶれの原因も、傷ついた肌にうんちやおしっこが触れ、それが放置されることで起こります。そのため、一番大事なことはうんちやおしっこが出たおむつを素早く交換することです。

基本予防法2.おしりを洗って乾燥させる

もし赤ちゃんが風邪などの病気でも、おしりだけは洗って清潔にした方が良いでしょう。もちろん、おしりを洗った後はしっかり乾燥させてから、おむつを履かせます。

おむつの中が蒸れていると肌が柔らかくなり、ちょっとした刺激で肌が傷ついたり、カンジダ菌が発生する原因になります。

基本予防法3.おしりふきでこすり過ぎない

うんちをきれいに拭こうとして、ゴシゴシゴシゴシ……。これは赤ちゃんの肌を傷つける行為です。特に、肛門周りは皮膚が薄く傷つきやすいため、おしりは優しく、かつきれいに拭かなければいけません。

おむつかぶれ予防のまとめ

もう一度、赤ちゃんの基本的なおむつかぶれの予防法をまとめると以下の通りです。

基本的なおむつかぶれの予防法
・定期的なおむつ交換
・おむつの中は清潔で乾燥した状態
・肛門をこすり過ぎない

より具体的なおむつかぶれの予防方法、初期症状のケア、おむつかぶれ後の対処法は以下を参考にしてください。

赤ちゃんのおむつかぶれ予防法とかぶれ治療後の肌ケア対策

わたしたち大人の肌と同じで、赤ちゃんにも強い肌・弱い肌があります。そのため、なるべく早く赤ちゃんの肌質を認識し、肌質に合わせた対策をしてあげましょう。

赤ちゃんのあの白くて、ぷりっとして、もちっとして、ふわふわで、すべすべで、毎日頬ずりしながら「あぁーきもちえぇー。」ってなるおしりを傷つけるものは絶対に許さん!!

ママは、そんな断固たる決意を持っておむつかぶれに挑んでください。子どものおしりをスリスリできる期間は限られてますからね(^_^;)


参考|おむつかぶれ – gooベビー
参考|尿 – Wikipedia

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