逆子治療に鍼灸治療を試そう!至陰と三陰交のツボの位置は?

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鍼灸は逆子治療に効果的?

逆子を治すために試されている民間療法はたくさんあります。

妊婦自身で行え、最も有名な方法が「逆子体操」ですね。逆子体操にはいくつかのポーズがありますが、どれも簡単なので、毎日続けても苦にはなりません。

また、半身浴などによる冷えの解消も、逆子とは関係なく妊婦であれば気を付けたいことなので取り組みやすいですね。

マタニティスイミングはハードルが高いですが、妊娠時の肥満防止や妊娠糖尿病・妊娠高血圧症候群の予防にも効果的なので、積極的に行っている人もいるでしょう。

逆子体操・外回転術・鍼灸…逆子治療・予防に試す6つの方法

さて、他に逆子を治す有名な方法の1つに、ツボを張りやお灸で刺激する「鍼灸治療」があります。

逆子治療について記載された鍼灸治療院のサイトを見ると、「妊娠8か月目で90%の逆子が治った」、「妊娠9か月目で80%の逆子が治った」、「妊娠34週で40%以上の逆子が治った」などの実績が掲載されています。

逆子に悩んでいる妊婦にとっては「これは……試したいかも。」と思える実績かもしれません。では、鍼灸治療によって逆子を治すとはどういうことでしょうか。

今回は、鍼灸治療による逆子の治し方や逆子に効くと言われているツボについてお話したいと思います。

鍼灸治療で逆子を治す方法とは

鍼灸治療とは、身体のツボに針を刺したり、お灸をして刺激をすることで筋肉を弛緩させ、血流を良くして身体が元々持っている調整力や回復力を高める治療法を言います。

逆子は、胎児にとって本来は不自然な体勢です。なぜ逆子が起こるかというと、多くは自然な頭位の体勢を取るべき時期に、何らかの理由で逆子の姿勢で安定してしまうためです。

逆子の姿勢で安定してしまう原因は、胎児の身体が大きくなったり、多胎妊娠、子宮奇形、子宮筋腫などによって子宮内が狭くなったり、羊水過少症、過短臍帯などで胎児が頭位を取れなくなったり……などがあります。

逆子の原因や割合は?姿勢の種類は?帝王切開になる確率は?

ところが、胎児が安定しているとは言え、胎児も本来は逆子の体勢を治して自然な体勢に戻りたいはずです。

そこで鍼灸治療を行うことにより、子宮を弛緩させて胎盤周りの血行を良くすることで、胎内を柔らかくし、胎児を動きやすくして自然な頭位の体勢を促すという理論だそうです。

鍼灸による逆子治療の効果

針とお灸のどちらを使うかは、鍼灸治療院によって異なりますが、どちらも鍼灸治療によって以下の効果を期待することができます。

鍼灸治療の効果1.冷えの解消

鍼灸によって血流が良くなることで、身体の細部まで血がめぐるようになり、妊婦の冷えを解消できます。

鍼灸治療の効果2.逆子の解消

母体の冷えを解消することで子宮が弛緩し、胎児が自然に動きやすくなるため、頭位の体勢に戻りやすくなります。

全日本鍼灸学会では、妊娠33週目の初産婦260人に対して鍼灸をした妊婦130人(介入群)、鍼灸をしていない妊婦130人(対照群)に分けて検証したところ、鍼灸をした妊婦に胎動が増えたことを紹介しています。

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引用|お灸で骨盤位(逆子)が治る|全日本鍼灸学会

鍼灸治療の効果3.胎児の成長促進

胎盤の血流が良くなることで、胎児に新鮮な酸素と栄養が多く届くようになり、胎児の成長促進が期待できます。

鍼灸治療の効果4.母体の健康改善

母体の血流が良くなることでお腹の張り、腰痛、むくみ、こむら返りなどによる妊娠中の身体の痛みが緩和される効果があります。

鍼灸治療の効果5.リラックス効果

鍼灸でツボを刺激することで、リラックス作用のある脳内ホルモン「エンドルフィン」が分泌されます。

また、鍼灸によって血流が安定することで、精神的にもリラックス効果があります。そのため、妊娠中のストレス解消が期待できます。

鍼灸治療の効果6.安産になりやすい

難産の要素の1つに微弱陣痛がありますが、鍼灸治療によって子宮が活発に動くことで微弱陣痛が解消され、健康的な自然分娩が期待できます。

難産になりやすい妊婦とは?9つの原因と難産予防法

鍼灸の逆子治療はいつから行うのか

鍼灸治療院で逆子の治療を行う場合、効果を期待するためには妊娠25週から妊娠30週ごろまでに治療を開始すると良いそうです。

その時期から鍼灸治療を開始すると、胎児が頭位に戻る確率は妊娠28週で90%、妊娠32週で80%、妊娠36週で50%という統計があるそうです。

ただし、この数字は多くの鍼灸治療院のサイトに書いてあるもので、根拠は見つけられませんでした。

また、全日本鍼灸学会の発表では、前述した介入群と対照群の比較として、介入群に至陰への棒灸を1日1回30分間で1-2週間行ったところ、妊娠35週目の逆子矯正率が75.4%、対照群では妊娠35週目の逆子矯正率が47.7%だったそうです。

詳細は以下を参考にしてください。

参考|お灸で骨盤位(逆子)が治る|全日本鍼灸学会

逆子に効果があるツボとは

では、鍼灸治療によって効果があるツボとはどこでしょうか。鍼灸治療院に通うことができない人は、自分でツボを刺激しても同様の効果が得られます。

逆子に効果があるツボ1.至陰(しいん)

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至陰とは、足の小指の外側の爪の生え際にあるツボで、冷え性の改善や陣痛促進、脇腹の痛み、肩こり、頭痛などに効果があります。お灸を試す場合は以下の動画を参考にしてください。

逆子に効果があるツボ2.三陰交(さんいんこう)

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三陰交とは、足の内側のくるぶしの骨から指3-4本分の上にあるツボで、陣痛促進や腰痛、腹痛、また、生理痛の解消にも効果があります。三陰交は場所がわかりづらいので以下の動画を参考にしてください。

逆子が治る確率は?

わたしは、逆子を治すために鍼灸治療を行った経験がないため、効果はわかりません。ただ、鍼灸による逆子治療を調べてみて、試しにやっても良かったかなとは思います。

ただし、赤ちゃんが逆子で産まれる確率は4-5%ほどで、妊娠28-30週ごろに逆子と診断される割合は50%近くです。そのため、鍼灸治療にかかわらず、9割の逆子が30週前後から出産までに治ります。

逆子の原因や割合・治る確率は?姿勢の種類は?帝王切開の確率は?

そう考えると、逆子が治った原因は、鍼灸治療なのか、自分でツボ押しなのか、逆子体操なのか、マタニティスイミングなのか……実際はわかりません。

それでも、妊婦は逆子を諦めてしまうのではなく、あらゆる方法を試して逆子治療に取り組んだ方が良いでしょう。

逆子だけではなく、何らかのトラブルを改善でき少しでも良い出産が行えるならば、同じように様々な方法を試したり、努力をした方が良いと思います。

というのも、妊婦はなるべく余計なことを考えず、赤ちゃんの出産だけに集中できる環境を作ることが大切だからです。集中することで、ストレスを溜めない妊娠生活を目指せます。

ママのストレスは赤ちゃんにとっても、ママにとっても、そして家族にとっても良いものではないですしね。


参考|これで万全!逆子治療 お灸 逆子体操/東京都板橋区鍼灸院
参考|逆子の直し方とお灸~逆子鍼灸ケア | はなもも鍼灸治療院
参考|鍼灸治療は板橋駅から徒歩1分の《いいづか鍼灸指圧整骨院》逆子のお灸

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