足りてるか心配…赤ちゃんの母乳不足の原因と3つの見分け方

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母乳育児は母乳が足りているか心配!

初めて育児を行うママは、赤ちゃんがしっかり母乳やミルクを飲めているか、母乳の量が足りているかどうかが心配になります。

ミルクの場合は分量を調整して授乳するため、赤ちゃんの授乳量が足りているかどうかは、哺乳瓶のメモリを見ればおおよそはわかりますよね。

ところが、母乳はママが正確に測って授乳するものではないため、母乳が足りているかどうかは、赤ちゃんの様子を見て判断するしかありません。

そこで今回は、赤ちゃんが母乳をしっかり飲めているのか、母乳不足が起きていないかを見分ける方法についてお話したいと思います。

ちなみに、ミルク育児の授乳量の目安は以下の通りです。もっと細かい授乳量はリンク先を参考にしてください。

・新生児期
1回あたりの授乳量は100-120ml前後で、1日の授乳回数は8回が目安です。

・生後2-3か月
1回あたりの授乳量は140-160ml前後で、1日の授乳回数は6-8回が目安です。

・生後3-5か月
1回あたりの授乳量は160-200ml前後で、1日4-5回程度が目安です。1日トータルの目安量は800-1000mlくらいです。

新生児・月齢別赤ちゃんの母乳・ミルク授乳量や回数の目安

母乳不足の見分け方1.赤ちゃんの体重増加

赤ちゃんの体重が順調に増えていない場合は、母乳不足を疑うきっかけになります。

一般的に生後6か月までの赤ちゃんの平均増加体重は1日20-30gほどで、それ以下の場合は母乳不足を原因の1つとして疑います。ただし、赤ちゃんの体重は6か月の間一律で20-30gずつ増えるわけではありません。

以下は、出生から1歳までの赤ちゃんの平均体重です。男の子の体重ですが女の子もそれほど変わりません。

男子:出生時|2.98kg
男子:生後0年01-02か月|4.78kg(1.80kg)
男子:生後0年02-03か月|5.83kg(1.05kg)
男子:生後0年03-04か月|6.63kg(0.80kg)
男子:生後0年04-05か月|7.22kg(0.59kg)
男子:生後0年05-06か月|7.67kg(0.45kg)
男子:生後0年06-07か月|8.01kg(0.34kg)
男子:生後0年07-08か月|8.30kg(0.29kg)
男子:生後0年08-09か月|8.53kg(0.23kg)
男子:生後0年09-10か月|8.73kg(0.20kg)
男子:生後0年10-11か月|8.91kg(0.18kg)
男子:生後0年11-12か月|9.09kg(0.18kg)

月齢別赤ちゃん・子どもの平均体重と平均身長の一覧

上記の月齢ごとの平均増加体重を1日単位で見ると、おおよそ以下のように予想できます。

生後0-1か月|1日50-60g
生後1-2か月|1日30-40g
生後2-3か月|1日20-30g
生後3-4か月|1日15-25g
生後4-5か月|1日10-20g
生後5-6か月|1日05-15g

ただし、1日単位で見ると体重が上下する赤ちゃんもいます。赤ちゃんが活発に動く子だったり、たくさんおしっこやうんちをした後に体重を測ると、あまり体重が増えていないように感じるかもしれません。

そのため、1回の体重測定で母乳不足と判断することは難しいため、定期的に赤ちゃんの体重を測って、日々体重を比較しながら母乳不足かどうかを判断しましょう。

母乳不足の見分け方2.おしっこやうんちの回数

おしっこやうんちの回数・量が平均よりも少ない場合は、母乳不足を疑うきっかけになります。

一般的に生後6か月までの赤ちゃんで、おしっこの回数が1日6回未満なら母乳不足の可能性を疑いますが、こちらも体重増加と同様、6か月の間一律で1日6回以上が正常というわけではありません。

また、新生児期の赤ちゃんのうんちは固形ではなく水分が多いため、おしっことうんちを合わせて考えた方が良いでしょう。

生後0-1か月
1日のおしっこ回数|15-20回程度
1回のおしっこ量|5-20cc程度
1日のうんち回数|2-10回程度
1回のうんち量|5-15グラム程度

生後1-3か月
1日のおしっこ回数|15-20回程度
1回のおしっこ量|10-50cc程度
1日のうんち回数|2-5回程度
1回のうんち量|20-40グラム程度

生後3-6か月
1日のおしっこ回数|15-20回程度
1回のおしっこ量|10-60cc程度
1日のうんち回数|1-5回程度
1回のうんち量|60-100グラム程度

新生児から3歳までの1日のおしっこ・うんち回数と量の目安

上記の月齢別おしっこ、うんちの平均回数・平均量は、あくまでも目安です。個人差があるため、赤ちゃんの普段のおしっことうんちの回数・量を測って、日々比較してみてください。

また、母乳育児をしている新生児でも便秘になる場合があります。その場合も母乳不足の可能性があります。もし、うんちの出が良い子で数日うんちが出ていなければ、医師に相談しましょう。

母乳不足の見分け方3.授乳後の機嫌

授乳後に赤ちゃんの機嫌が悪くなったり、授乳をやめると泣いてしまう場合は、母乳不足を疑うきっかけになります。

ただし、赤ちゃんの機嫌で母乳不足を見分けることはとても難しいため、以下の反応がある場合に、体重がしっかりと増えているか、おしっこ・うんちの回数や量が足りているかを同時に見て、判断するようにしましょう。

・授乳から1時間しないうちに泣き、おっぱいを咥えると泣き止む
・赤ちゃんがおっぱいを離そうとせず、授乳時間が長い
・赤ちゃんの寝付きが悪く、抱っこだけでは泣き止まない

赤ちゃんの機嫌で母乳不足を見極めることが難しいのは、これらの反応が赤ちゃんの母乳不足とは限らないためです。

また、おっぱいが張らない、搾乳しているのに母乳が出ない場合も、赤ちゃんは十分に母乳を飲めていない可能性があります。「赤ちゃんの体重増加」「おしっこやうんちの回数」「授乳後の赤ちゃんの機嫌」を複合的に見て、母乳不足かどうかを判断してください。

なお、母乳時間の目安は以下で説明しているので、参考にしてください。

赤ちゃんの授乳時間の目安は何分?1回の授乳が長い原因と対策

生後1週間は赤ちゃんの体重が増えない!?

赤ちゃんは生後1か月で出産時の体重よりも、平均で1.5kgほど増えます。

ところが生後3-5日、長い場合は1週間程度、赤ちゃんの体重が増えずに減ってしまう場合があります。しかも、体重の5%以上(体重3000gの場合150g以上)減ることもあります。

原因は、健康的な赤ちゃんが生後数日の間に飲む母乳の量よりも、おしっこ・うんち・汗などで排出する量の方が多くなるためです。そのため、赤ちゃんが飲む母乳量が増えるまでの数日間は、体重が徐々に減り続けることがあります。

これを「生理的体重減少」と言い、ほとんどの赤ちゃんにこの現象が起きます。

生後3-5日に新生児体重が減る…生理的体重減少の原因と計算法

この生理的体重減少を母乳不足だと勘違いして、慌てないようにしましょう。

赤ちゃんに母乳不足が起こる原因

母乳育児にはたくさんのメリットがあると同時に、それなりのデメリットもあります。母乳育児でママが一番気をつけたいことは、知らず知らずのうちに赤ちゃんが母乳不足を起こしてしまうことでしょう。

赤ちゃんの母乳不足が起こってしまう直接的・間接的な原因は、以下のようなものが考えられます。

・赤ちゃんがおっぱいを上手く吸えない(哺乳機能が未熟)
・ママの母乳分泌量が少ない
・授乳時間が少ない
・授乳回数が少ない
・授乳量の勘違い
・赤ちゃんが途中で眠ってしまう
・乳首が痛くて長時間授乳できない
・ストレス・睡眠不足による女性ホルモンの減少
・飲酒、喫煙などによる女性ホルモンの減少
・運動不足・冷え・むくみによる血流の減少
・舌小帯強直症・口唇口蓋裂などの先天異常
など

間接的に母乳不足につながる原因は、とてもたくさんあります。ただ、飲酒・喫煙は論外として、たとえ上記の母乳不足の原因があったとしても、赤ちゃんが母乳不足になるとは限りません。

基本的には、赤ちゃんの体重が順調に増加していて、おしっこやうんちの回数・量が足りていれば、それほど母乳不足を心配をする必要はありません。

まずは毎日の「赤ちゃんの体重増加」「おしっこやうんちの回数」「授乳後の赤ちゃんの機嫌」の状態を複合的に知ることで、赤ちゃんの発育に必要な母乳量が足りているかを判断できるようにしましょう。

母乳不足のサインを勘違いしないよう

よく、「赤ちゃんに母乳不足が起こってるかどうか、母乳不足のサインを確認しよう」という意味合いのお話がされますが、基本的には「こうだから母乳が足りていない。あーだから母乳が足りている。」とパッと見でわかる明確な母乳不足のサインはありません。

「赤ちゃんの体重増加」「おしっこやうんちの回数」「授乳後の赤ちゃんの機嫌」を総合的に見て、母乳不足を判断する考え方は以下の通りです。

昨日からなんだか機嫌が悪いな……。病気でもなさそうだし……。

そう言えばおしっこの回数が少ないかも……、先週のおしっこ回数と比べてみよう。

ちょっと少なめかな……。体重はちゃんと増えてるかな?

まぁ増えてはいるけど、平均増加体重よりは少ないかな。少し様子を見よう。

前述した通り、母乳不足は1日単位で見分けるものではありません。そのため、ちょっとした変化を感じて、母乳が不足してるかな?と疑う場合は、その原因を探ったり、少し母乳(ミルク)を追加しながら調整します。

母乳不足は見極めが難しいため、心配で悩んでしまうくらいなら医師に相談してください。また、赤ちゃんの母乳不足を解消する方法は、以下を参考にしてください。

母乳が出ない・少ない…分泌量を増やす12の母乳不足解消方法

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