外でタバコ吸えばOK?喫煙者の匂い・息が赤ちゃんに与える影響

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喫煙者は減っているけども

今の20代は、タバコを吸う人が減っているそうです。世間の流れ的にも、今後さらにタバコを吸う人は減っていくはずです。

JTの調査によると昭和40年台は男性の8-9割が喫煙者でしたが、平成26年には3-4割前後にまで減少しています。一方女性の喫煙者は1-2割で、割合自体はあまり変わっていません。

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引用|最新たばこ情報|統計情報|成人喫煙率(JT全国喫煙者率調査)

つい先日、家族同士のお付き合いがあり食事会をしたんですが、大人4人のうち吸っていたのはうちの夫だけ……。

子どもたちがいる前ではなく、外でタバコを吸っていたので一応気を付けているようですが、食事の席でタバコの匂いは気になりますよね。ね!

きっと同じように「子どもの前じゃないから良いかなぁ。」とタバコを吸うパパはいるはずです。たしかに、子どもの目の前でタバコを吸わなければ、副流煙を吸い込むことはありません。

ところが、パパが気を付けるのは副流煙だけじゃないんです。たとえパパが子どもの前でタバコを吸わなくても、子どもに悪い影響があることを知っておかなければいけません。

今回は、タバコの煙ではなく喫煙者のタバコの匂いや吐く息が子どもや赤ちゃんに与える影響についてお話したいと思います。

パパはどこでタバコを吸えば安全なのか

今の若い子たちは信じられないかもしれませんが、わたしが子どものころはどの家庭のリビングにも灰皿がありましたし、父もわたしの前でタバコを吸っていました。

今は大人が子どもの前でタバコを吸うのは論外ですし、リビングに灰皿が置かれた家はほとんど見なくなりました。

では、今どきの喫煙パパはどこでタバコを吸っているんでしょうか。そして、どこでタバコを吸えば家族に悪影響がないんでしょうか。

換気扇の下でタバコを吸う場合

「換気扇を回してタバコを吸えば大丈夫でしょ。」と思っているパパは、換気扇を回していたら料理中の料理の匂いが全くしないかどうかを考えてください。

もし、換気扇を回しているのに料理の匂いがリビングまでしたら、それは料理の成分が匂いになってリビングまで運ばれてきているということです。

タバコにはPM2.5、カドミウム、ホルムアルデヒドなどの70種類の発がん性物質が含まれています。換気扇を回してもタバコの匂いが部屋の中でするということは、匂いを嗅いだ子どもたちは、これらの有害な発がん性物質を吸い込んでいるということです。

ベランダでタバコを吸う場合

「ベランダでタバコを吸えば空気で拡散されるから大丈夫でしょ。」と思っているパパは、以下の日本呼吸器学会のグラフを見てください。

これはベランダで喫煙した煙を室内で計測した際のPM2.5の量を示していますが、2度200μg/㎥という値を超えています。

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引用|肺の寿命の延ばし方|日本呼吸器学会

アメリカ環境保護庁による空気のレベルは以下の6段階に分かれます。

アメリカ環境保護庁による空気のレベル
緊急事態…251μg/㎥
大いに危険…151-250μg/㎥
危険…56-150fμg/㎥
弱者に危険…36-55μg/㎥
許容範囲…16-35μg/㎥
良好…0-15μg/㎥

200μg/㎥という値を2度超えているため、アメリカ環境保護庁の見解では大いに危険ということですね。ベランダで吸ったタバコの煙はサッシのすき間から部屋の中に入ってくるんです……。

つまり、換気扇の下で吸っていても、ベランダで吸っていても、タバコの煙や成分は部屋の中に広がってしまいます。

外でタバコを吸う場合

では、まるっきり外で玄関からも離れたところの場合、タバコを吸っても良いんでしょうか。夫はこのタイプです。

外でタバコを吸って帰ってきた夫は、タバコ臭いですね。タバコを吸わない人には、タバコを吸う人がすぐにわかります。

タバコの匂いは手に付きます。服に染み込みます。髪の毛も臭くなります。そして喫煙者が吐く息もタバコ臭くなります……。

ここで気付いた人もいるでしょう。たとえ外でタバコを吸ったとしても、その人がタバコ臭いということはタバコの煙や成分が体を覆っていたり、肺から出ているということです。

そのため、タバコを吸った後に赤ちゃんに触ろうとしているパパがいたら……蹴って良いよ……。

喫煙者が吐く息は体に悪い

一応先に断っておきますが、わたしは特に嫌煙家ではありません。

ただ、喫煙者には喫煙する場所を守ってもらいたいですし、喫煙しない人がいることをわかって吸って欲しいと思っています。特に赤ちゃんがいる家庭では。

ということを踏まえて言います。喫煙者が吐く息は毒です。

副流煙による受動喫煙が身体に悪いことは誰もが知っていますが、喫煙者がタバコを吸った後に吐く息にも、大量のPM2.5、カドミウム、ホルムアルデヒドなどの70種類の発がん性物質等有害物質が含まれています。

そして厄介なことに、喫煙者が吐く息はタバコを吸った後1時間経っても、有害物質を撒き散らして周囲の空気を汚し続けます。もちろん手、服、髪の毛についた匂いも同様に有害物質が含まれています。つまり、歩く毒ガス装置のイメージです。

喫煙者の吐く息には、タバコを吸っていない時でも、一酸化炭素※ をはじめとするタバコ由来の有害物質(約4,000種類)が含まれています。例えば、一酸化炭素は最後の1本を吸ってから、最低8時間は息から出ています。「ホタル族」と言われるように外でタバコを吸っても、その後の吐く息で有害物質を撒き散らしていることになります。

引用|予想より大きい受動喫煙の害 | 医療ポータルサイト

ちなみにタバコの煙はいくつかの種類に別れます。

タバコの煙の種類
・副流煙(ふくりゅうえん)…タバコから出る煙のこと
・主流煙(しゅりゅうえん)…喫煙者がタバコを吸ったときに吸い込む煙のこと
・呼出煙(こしゅつえん)…喫煙者が吸い込んだ主流煙を吐き出した煙のこと

副流煙が主流煙よりも体に悪いことはよく知られていますよね。

実際に喫煙者の息や手、服、髪の毛からは煙は出ませんが、呼出煙と同じように有害な物質が含まれていますし、その周辺空気を吸った人は微量ながら受動喫煙をしていることになります。

たとえ微量な有害物質でも、赤ちゃんにとっては影響が大きいことはイメージできるはずです。

受動喫煙による赤ちゃんの影響

赤ちゃんの身体に与えるダメージは「副流煙>主流煙>呼出煙」という順番ですが、影響が小さくても呼出煙を無視して良いわけではありません。

タバコから出る有害物質の蓄積によって、赤ちゃんには以下の影響が考えられます。

・乳幼児突然死症候群
・酸素欠乏症
・気管支炎、肺炎
・ぜんそく
・中耳炎
・身体の成長の遅れ
・知能の発達の遅れ
・精神不安定
・肺がん
・子宮頸がん
・脳卒中
・心筋梗塞
・糖尿病
・肥満
・動脈硬化
・脳腫瘍
・リンパ腫
・白血病
など

……もちろん、すべて「発症する”可能性がある”」「蓄積によって害悪になる”場合がある”」というものです。ただ、赤ちゃんのことを考えるなら、喫煙者はなるべくタバコを吸わない方が良いことは明らかです。

また、妊婦や出産後の女性に与える悪影響も考えられるため……本来はすっぱりやめてしまうのが最善の策のようですね、やっぱり。

妊娠前の喫煙もダメ?タバコが胎児・子ども・妊婦に与える影響

ただ、それでもどうしてもタバコをやめられないパパもいると思います。その場合は、

・タバコは必ず外で吸うこと
・家の中に煙が入らないように数十メートル離れること
・タバコを吸い終わったら、せめて30分以上外にいること
・家に入ったら手を洗い、口をゆすぐこと

などを徹底するしかありません。さぁ、全国の赤ちゃん・子どもを持つ喫煙パパは、タバコの悪影響を理解できたはずです。気持ちを切り替えて、上記のようにタバコを吸うか、やめるかどちらにしましょうか(^_^;)


参考|ママと子どもにとって、こんなに怖いタバコの煙&禁煙はこう進めよう!(1)|ウィメンズパーク

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