赤ちゃん・子どもが熱中症になりやすい10の理由

4efe3e1a682f6e81dc88a23084a7d341

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

赤ちゃん・子どもにとって熱中症が怖い理由

わたしたちは熱中症と聞くと高齢者と子どもがかかりやすいイメージがあるため、毎日外で元気に遊んでいる子どものことが心配になりますが、なぜ子どもは熱中症にかかりやすいんでしょうか。

わたしたち大人が熱中症を予防しようと思ったら、こまめに水分を取りつつ、身体を適度に冷やし、直射日光を浴びないように気を付けます。つまり、意識して気をつけることで熱中症を防ごうとします。

ところが、赤ちゃんや子どもは持っている身体の機能、環境、知識が大人とは違うため、ママが考えている以上に熱中症にならないよう気をつけて見てあげなければいけません。

今回は、なぜ子どもは熱中症にかかりやすいのか、子どもに起こる熱中症の症状と熱中症の注意点などをお話したいと思います。

0-1歳の赤ちゃんが熱中症になりやすい理由

「子どもは外で遊ぶけど、赤ちゃんはほとんど外出しないから安心だわ。」

と考えているママは気をつけてください。熱中症は25度前後から増え始めるため、気がついたら室内でお昼寝をしていた赤ちゃんが脱水症状を起こしていた……なんてこともあり得ます。

わたしたちはどうしても熱中症に屋外のイメージを持ってしまっています。そのため外に出ない赤ちゃんの様子を見ることを忘れ、身体の変化に気が付かず熱中症を放置してしまう可能性があるんです。

赤ちゃんが熱中症になる理由1.体が小さいため熱の影響が大きい

熱中症の原因の1つは身体の熱が上がってしまい、体温調節ができなくなってしまうことです。

赤ちゃんの身体は小さいため大人に比べて熱が上がりやすく、熱中症になりやすいと言えます。

赤ちゃんが熱中症になる理由2.体温調節機能が発達していない

赤ちゃんは、そもそも大人のように体温を上げたり下げたりコントロールする機能が発達していません。

たとえば体温を下げる場合は、血管を弛緩させ表面積を大きくすることで熱を放出したり、汗をかいて(汗が蒸発することで)体温を下げます。

赤ちゃんはこの体温調節機能が未発達で熱を放出できないため、体温が上がり続けてしまいます。

赤ちゃんが熱中症になる理由3.水分が多いため熱伝導率が高い

大人の身体は60-65%ほどが水分です。子どもはもっと水分量が多く、赤ちゃんになると身体の75%ほどが水分です。

水分は熱伝導率が高いため、全身に占める水分の割合が多い赤ちゃん・子どもの方が外気温の影響を受けて体温が上がりやすく、熱中症に早くかかりやすくなります。

赤ちゃんが熱中症になる理由4.腎臓で電解質の調整を行えない

激しい運動による汗や下痢などによる水分不足は水分だけでなく、電解質(血液中のナトリウム、カリウム、カルシウムなど)も不足してしまいます。

赤ちゃんは腎臓の働きが悪いため、身体の電解質割合が低い場合に体外に出る電解質の再吸収などの調整を行えず、電解質異常を起こしてしまいます。

低ナトリウムの場合、頭痛、だるさなどの症状が起こり、低カリウムの場合、不整脈や心停止を起こし、低カルシウムは手足のしびれをおこします。

赤ちゃんが熱中症になる理由5.言葉で体調不良を訴えられない

赤ちゃんは頭が痛い、ふらふらする、のどが渇いた、身体が熱いなどを言葉で伝えることができません。そのため、ママが気づかなければ、熱中症はドンドン進行してしまいます。

また、1日の多くを寝て過ごすため、起きた時には熱中症になっていたということもよくあります。

赤ちゃんが熱中症になる理由6.水分の出入りが多い

赤ちゃんは腎臓から膀胱にかけての排出器官において、水分の再吸収をあまりできません。つまり、飲んだ水分がそのままおしっこやうんちとして出てくる割合が多いんです。

これは大人に比べて水分の出入りの割合が大きいことを示しています。そのため水分が不足しやすく、すぐに脱水症状につながります。

赤ちゃんが熱中症になる理由7.床に近いため熱の影響を受ける

赤ちゃんが日中外で遊ぶことはないと思いますが、立って生活する大人よりも床・地面に近い赤ちゃんの方が熱い空気を感じやすく、熱の影響をうけやすくなります。

そのため、室内にいても大人が感じるよりも赤ちゃんの体感温度の方が高いことが多いようです。

2-5歳の子どもが熱中症になりやすい理由

赤ちゃんと子どもが熱中症にかかりやすい理由に大きな差はありません。ただ、0-1歳の赤ちゃんと2-5歳の子どもでは生活環境が違うため、ママが気をつけるべきことが少し変わります。

子どもが熱中症になる理由1.体温調節がまだうまくできない

子どもは赤ちゃんと違って外で元気に遊びますが、実はまだ体温調節機能は未発達な状態です。体温調節は一般的に2-3歳までに大人と同程度に機能が備わるそうですが、個人差でそれ以上かかる子もいます。

もし、普段から汗が少なく、すぐに顔が真っ赤になってしまう子どもは特に熱中症に気を付けましょう。

子どもが熱中症になる理由2.地面の反射熱を受けやすい

夏場は地面の照り返し熱(反射熱)がすごいですよね。子どもは身長が低いので反射熱を大人よりも多く受けてしまいます。

駐車場などで遊んでいる子をよく見かけますが、アスファルトの上は熱中症になりやすいため気を付けなければいけません。

子どもが熱中症になる理由3.遊びなどに熱中しやすい

子どもは大人と違って、自分の健康に気をつけようという意識がありません。遊びに夢中になってしまうと、ちょっとくらいふらついてもあまり気にしません……。

そのため気が付かないうちに熱中症になってしまうことがあります。これを聞くと「うち心配だわ。」「あー、うちも。」「うちも。」という声が聞こえてくるようです……。わたしも心配(^_^;)

一生懸命に遊んでいたとしても、定期的な休憩をとり、水分補給(2-3歳を過ぎたら薄めたポカリスエットなど)をすることを忘れないで下さい。

赤ちゃん・子どもの熱中症は対策よりも予防

赤ちゃんと子どもの熱中症の特徴は似ていますが、身体の機能が未発達の赤ちゃんの方がより熱中症の被害を受けやすくなります。

反対に、子どもは赤ちゃんよりも身体の機能は発達していますが、つい親が目を離すことによって熱中症の被害を受けやすくなります。

どちらの熱中症対策もママやパパが様子を見てあげること、定期的に授乳や水分補給してあげること、高温多湿な部屋に長時間いさせないことが大切です。

また、熱中症かどうかを判断するためには、

・体が熱い
・顔が赤い
・汗の量が少ない
・ぐったりして元気がない
・おしっこの量が少ない
・うんちの量が少ない

などの症状が見られないか注意深く見守ってあげてください。もし、熱中症の疑いがある場合以下の対応をとりましょう。

乳幼児の熱中症の応急処置と予防法、重症化した場合の対策

赤ちゃんや子どもは熱中症の進行が早いため、熱中症対策よりも、熱中症にならないようにどう予防するかがとても大切だと認識しておきましょう。

記事のURLとタイトルをコピー