いつからおんぶして良い?首すわり前のおんぶが危険な理由

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赤ちゃんはいつからおんぶできるか

最近、ママが赤ちゃんをおんぶしながら家事をこなす「おんぶ育児」が見直されてきています。

赤ちゃんは授乳、おむつ、病気予防など心配することが山積みです。しかも、ママは育児だけではなく、家事もしなければいけません。もし職場復帰をするなら、その準備も始めなければいけません。

ようやく赤ちゃんのサイクルにママが慣れ始めるのは生後2-3か月くらい。そのころには赤ちゃんも首が左右に動くようになり、うつぶせ寝で首を持ち上げられるようになる子もいます。

そこでママは思います。「赤ちゃんをおんぶすれば、手が自由に使えて家事もスムーズにできるし、あやすことだってできるんじゃない?」

そうなんです。おんぶ育児には以下のメリットが期待できます(もちろんデメリットもありますが)。

おんぶ育児のメリット
1.ママの体力が温存できる
2.ママの両手が空けられる
3.ママと赤ちゃんの行動範囲が広がる
4.赤ちゃんの視野が広がり好奇心が旺盛になる
5.ママと同じ体験をし脳が刺激される
6.運動機能・バランス感覚ががアップする
おんぶ育児で家事と子育て両立!おんぶ育児のメリットデメリット

でも、ちょっと待って下さい。赤ちゃんのおんぶはいつでもして良いわけではなく、確実に首がすわるまではやめておきましょう。

今回は、首すわり前の赤ちゃんにおんぶをしてはいけない理由といつからおんぶをしても良いかという話をしたいと思います。

首すわり前のおんぶが危険な理由とは

「おんぶ紐を使ってしっかり固定すれば、おんぶしても問題ないかな?」おんぶ育児のメリットを知ると、ママは早く赤ちゃんをおんぶしたくなります。

そこで、おんぶ紐などの補助具を使えば、赤ちゃんをおんぶできると考えるかもしれません。でも、おんぶ紐を使っても、生後2-3か月の赤ちゃんをおんぶすると赤ちゃんに負担がかかります。

首すわり前おんぶが危険な理由1.ママの動きで隙間ができる

「おんぶ紐を使えば、赤ちゃんが体に密着するから安全なんじゃないの?」ママは家事と育児を両立するために、おんぶ育児を取り入れたいと思うはずです。

ところが、ママが激しい動きをしなくても、何かの動作をしたときに赤ちゃんとの間に隙間ができたり、赤ちゃんの身体が左右に偏ってしまう場合があります。

赤ちゃんが生後2-3か月でまだの首を支える力が未熟な場合は、ちょっとした隙間や偏りのせいで首がガクッとなってしまいます。

首すわり前おんぶが危険な理由2.おんぶ紐では首が守れない

「おんぶ紐には頭が後ろにガクッとならないヘッドレストが付いたタイプもあるし大丈夫なんじゃ……。」

ヘッドレストが付いたおんぶ紐でも、赤ちゃんの首は左右に動きます。横の動きを制限したヘッドレストもありますが、首がすわっていない赤ちゃんの首を固定したり、支えられるほどではありません。

むしろ、赤ちゃんの首を固定することで危険性が増すこともあるため、おんぶ紐の首周りはゆとりがある作りになっています。

首すわり前おんぶが危険な理由3.ママが後ろの様子が見えない

ママが気をつけていても、おんぶをしているときは後ろにいる赤ちゃんの細かい様子や動作を見ることはできません。

首がすわっていない赤ちゃんは、体勢が崩れても自分で身体を起こしたり、体勢を維持することができないため、ママが気が付くまでずっと無理な体制を取り続けることになります。

首すわり前おんぶが危険な理由4.手を使ったフォローができない

人間が瞬間的に手を出すことができるのは前方に対してだけです。仮に赤ちゃんがベビーベッドから落ちそうになっても、目の前で起こればとっさに手を出すことができます。

ところが、おんぶ中に赤ちゃんに何かがあったとしても、ママは手を出せません。赤ちゃんが背中からずり落ちそうになっても、首が不安定な赤ちゃんに対してとっさの行動を起こすことは難しいでしょう。

首すわりとおんぶ時期の目安

というわけで、首がすわっていない赤ちゃんをおんぶをする方法を探すのではなく、赤ちゃんの首がしっかりすわるまでは、おんぶは控えてください。

厚生労働省の「乳幼児身体発育調査」によると、赤ちゃんは生後2-3か月ごろから首がすわり始め、生後4-5か月で9割以上の子が首がすわるとしています。

生後02-03か月未満:11.7%
生後03-04か月未満:63.0%
生後04-05か月未満:93.8%
生後05-06か月未満:98.7%
生後06-07か月未満:99.5%

首すわりの定義は、「乳幼児を仰向けに寝かせ、両手を持って引き起こしたとき、首が遅れないでついてくるとき「できる」とした。遅れた場合は引き起こし加減を少しもどして、再検した。再検してなお遅れる場合は「できない」とした。」というものです。

赤ちゃんの首がすわる時期はいつ?首すわりの確認と練習方法

そのため、首がすわってしっかりしてきたとママが感じても、赤ちゃんが自分で首を支えてコントロールできなければいけません。

もし心配な場合は、赤ちゃんが寝返りできるかどうかで判断すると良いでしょう。こちらも厚生労働省によると、一般的な目安は生後4-5か月ごろです。

生後02-03か月未満:1.1%
生後03-04か月未満:14.4%
生後04-05か月未満:52.7%
生後05-06か月未満:86.6%
生後06-07か月未満:95.8%
生後07-08か月未満:99.2%
生後08-09か月未満:98.0%

赤ちゃんの寝返りはいつから?練習方法と寝返り返りまでの流れ

これらを踏まえて考えると、赤ちゃんをおんぶしてママが動き回っても大丈夫だと言える時期は、生後4-5か月ごろではないかと思います。

ただし、寝返りが苦手な子や嫌がる子もいます。寝返りをしない子の中には、先にお座りをする子もいるため、それが目安になる可能性もあります。ちなみに、お座りの目安は生後6か月から生後8か月といったところです。

赤ちゃんがお座りで遊ぶのはいつから?お座り練習方法は?

赤ちゃんがどんな動きをする場合も、自分で首を支えられるかどうかはとても大切な要素です。

赤ちゃんが自分で首を支えられなければ、寝返りもお座りもできません。それを見極められれば、ママは安心しておんぶに挑戦して良いでしょう。

おんぶの注意点

赤ちゃんの首がすわっていても、赤ちゃんが自ら危険を回避できるわけではありません。ママにとっては小さな動きでも、首がすわって間もない赤ちゃんには大きな揺れが伝わることを認識しましょう。

たとえば、おんぶを始めたばかりのママは、腰を曲げて物を取ってはいけません。ひざを曲げてかがむ直線的な動きでなければ、赤ちゃんが大きく揺れてしまいます。

1歳の赤ちゃんでも大きな揺れや早い揺れには対応できませんし、頭が揺れてしまうと怖いのは揺さぶられっ子症候群です。

揺さぶられっ子症候群はいつまで注意する?症状の見極め方と後遺症

揺さぶられっ子症候群の原因と予防法、車移動の揺れは大丈夫?

おんぶは、抱っこよりもママの身体への負担が軽く、手が空くため家事を行えてとても楽なのですが、その分注意すべきことがあると知っておきましょう。

ママの「おっとっと。」は、赤ちゃんには大きな衝撃なので、ちょっとドジだと自覚しているママはおんぶを遅らせて、慎重におんぶ育児を始めるようにしてください。

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