産後の車の運転はいつから?買い物など用事がある場合の対処法

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産後に車に乗れないと困る…

産後しばらくのあいだ禁止されているものはいくつかあります。

たとえば湯船に浸かる行為は、産褥感染症の恐れがあるため、1か月検診で医師に許可を受けるまでは禁止されています。お風呂に入れないことは辛いですが、シャワーがあるため我慢はできます。

ところが、同じように産後に禁止されていることで、困るのが車の運転です。

東京23区内など都市部に住んでいて、すぐに電車に乗れ、周辺に全ての物が揃っている人であれば良いのかもしれませんが、それ以外の人は車を使わないと用事が済ませられない環境にいることも多いはずです。

「車に乗れないとスーパーにも行けない……。」

こんなママはどうすれば良いのでしょうか。また、産後の車の運転はいつからできるんでしょうか。

今回は、なぜ産後すぐに車を運転してはいけないのか、また産後の運転の注意点についてお話したいと思います。

産後すぐに車を運転してはいけない理由

なぜ産後すぐに車を運転してはいけないのでしょうか。

産後に運転してはいけない理由1.急激な眠気がある

産後は、昼間ふとした時に寝落ちしてしまうことがあります。

これは、夜の授乳などで睡眠不足のせいもあるのですが、自律神経が乱れているため「産後うつ」によって眠気が増している可能性があります。

眠気は急激に襲ってくるため、運転中に眠くなるととても危険です。

産後に運転してはいけない理由2.目が疲れている

出産は大量の出血を伴うため、産後は一時的に血液が不足した貧血状態になります。しかも、授乳が必要になるため、さらにたくさんの血液が必要になります。

そのため、目の周辺の毛細血管の血流が悪くなり、目の疲れを感じやすくなります。もちろん、かすみ目や視力低下を感じているのに運転をするのは危険です。

産後に運転してはいけない理由3.注意力が散漫になっている

産後は注意力が散漫になると言います。これは、生活習慣が急激に変わることによって、ストレスを感じているためです。

また、自律神経の乱れや貧血が集中力を乱すため、余計に注意力が散漫になってしまいます。

注意力が散漫なとき、なかなか集中できないときに車に乗るのは危険ですよね。

産後に運転してはいけない理由4.体力が低下している

産後は基本的な体力が落ちてしまっているだけでなく、運動能力や筋力も落ちてしまっています。

運転に使う体力や運動能力、筋力の割合は人によって変わりますが、基本的な能力が落ちているにもかかわらず、車をの運転するのはやはり危険です。

出産後の車の運転はいつから?

では、産後の車の運転はいつから行えるのでしょうか?

あくまでも目安になりますが、基本的には産後の1か月検診後から車の運転を行うことができると考えてください。

一般的に産褥期(産後の肥立ち)の症状が治まるのは、産後6-8週間ごろです。産褥期の身体変化と機能回復には数か月かかるものもあるため、以下を参照してください。

産褥期の過ごし方は?機能回復の期間はいつまで?床上げとの違い

もちろん、体力の回復具合には個人差がありますが、自分で運転ができるかどうかの判断はせず、1か月検診で医師の許可をもらってからの方が良いでしょう。

車が運転できないと困る場合の対処法

出産後1か月は車の運転ができないとは言え、どうしても外出しなければ行けない場合もあると思います。その時はどうすれば良いでしょうか。

車が運転できない場合の対処法1.家族を頼る

自分1人であればまだ良いのですが、お家には赤ちゃんもいます。もし行かなければいけない場所があっても、基本的には家族に行ってもらえるようにお願いしましょう。

もし本人が行く必要がある場合は、赤ちゃんを預けて、さらに家族に連れて行ってもらえることがベストです。

車が運転できない場合の対処法2.ネットスーパーを利用する

もしスーパーに行きたい場合は、ネットスーパーなどを利用しましょう。

産後は気分が優れないこともあります。その場合は料理もお休みして、ケータリングを利用するようにしましょう。

車が運転できない場合の対処法3.食事の方法を考える

スーパーなどで買い出しを行う場合は、日持ちする食材、冷蔵庫に入れなくても良い食材を選ぶようにしましょう。もちろん家族についてきてもらってください。

あまり外出できない期間は1か月程度なので、その時期はパパに外食をしてきてもらったり、早めに家に帰ってきてもらえるように調整してください。

ただし、手軽だからと言って、ママが毎日カップラーメンを食べるのはNGです。赤ちゃんの授乳において、生後1か月はとても大切な期間です。栄養バランスが良い食事を心がけるようにしましょう。

車が運転できない場合の対処法4.タクシーを利用する

その他の理由で外出しなければいけない場合は、タクシーを利用するようにしましょうタクシー会社によって異なりますが、初乗り料金は400円-700円前後、初乗りでの距離は1-2kmです。

ママが車を運転できない間は、必要経費だと思って割り切るようにしましょう。

運転の許可が下りてからの注意点

たとえ、医師から運転許可が下りていたとしても、体調の判断をするのは自分です。赤ちゃんのママは1人しかいないということを自覚して、注意しながら運転するようにしましょう。

産後の運転許可後の注意点1.長時間の運転はしない

わたしは産後すぐに息子の病気のために、車で1.5時間ほどかかるこども病院に通う必要がありました。

産後1か月は夫に会社を休んでもらっていましたが、それ以後で夫が会社を休めない場合は、休憩を取りながら運転をして病院に通っていましたが、帰ってきたときはぐったり疲れていた記憶があります。

長時間の運転は、身体に大きな負担がかかります。医師の運転許可後でもしばらくの間は長時間の運転は避けた方が良いですが、それでも仕方がない場合は、必ず何度か休憩を取りながら余裕を持って運転するようにしましょう。

産後の運転許可後の注意点2.運転に集中する

生後間もない赤ちゃんをチャイルドシートに乗せていると、とても気になってしまいます。

たとえ赤ちゃんが泣いていても、普通の泣き方であれば運転に集中するようにしましょう。もし赤ちゃんの泣き方がおかしいと感じたら、後ろを振り返らずに、車を停めてから様子を見るようにしてください。

産後の運転許可後の注意点3.体調が悪い場合は運転しない

たとえ、産後1か月以上が経っていても、体の調子が悪い日はよくあります。

頭痛や吐き気、後陣痛が続いている人もいるでしょう。また、眠気に襲われる日もあるでしょう。そんなときに運転をすることは、赤ちゃんまで危険にさらす行為です。

運転の前に自分の体調をチェックすることを忘れないでください。

産後は特に安全運転を心がける

もしかしたら、妊娠前は車の運転が趣味だった人もいるでしょう。運転に自身があると、ちょっとスピード出すくらい……と思うかもしれません。

ただ、もう妊娠前の自分とは違うということを自覚しましょう。なるべく追い越し車線には入らず、後ろから煽られてもスピードを出さずに一旦路肩に車を停めるくらいの心の余裕を持ってください。

「赤ちゃんが乗っています」ステッカーを貼って、自分が安全運転を心がけていることを周囲に伝えることもお忘れなく。赤ちゃんを車に乗せる際は、自分の運転でも他人の運転でも、以下のことに気をつけるようにしましょう。

新生児は車に乗れる?赤ちゃんの長距離移動・遠出はいつから?

最後に、産後1か月以内でどうしても車を運転しなければいけない人もいると思います。「絶対に車に乗っていけないのか!!」と言われると事情によりますが、おすすめはできません。

以前もお伝えしましたが、1年間で自動車事故に合う確率は0.9%で、これは妊産婦死亡率よりも圧倒的に高い確率です。

20-24歳の妊産婦死亡|4.7件/10万件……0.0047%
25-29歳の妊産婦死亡|6.0件/10万件……0.0067%
30-34歳の妊産婦死亡|9.5件/10万件……0.0095%
35-39歳の妊産婦死亡|24.5件/10万件……0.0245%
40-44歳の妊産婦死亡|124.5件/10万件……0.1245%

30-40代妊娠・出産リスクは?妊産婦死亡の原因と死亡率の推移

また、妊娠22週以降の胎児から6歳未満までの乳幼児の死亡率は1000人中5人未満、つまり0.5%の確率なので、こちらも自動車事故に合うよりも少ない確率です。

新生児死亡・周産期死亡・乳幼児死亡の定義や違いと死亡率の推移

車を運転するということは、出産よりもリスクが高い場合があることを認識してから乗るようにしてください。

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