産後の車の運転はいつから?買い物など用事がある場合の対策

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産後に車に乗れないと困る…

産後しばらくのあいだ禁止されているものはいくつかあります。

たとえば湯船に浸かる行為は、産褥感染症の恐れがあるため、1か月検診で医師に許可を受けるまでは禁止されています。お風呂に入れないことは辛いですが、シャワーがあるため我慢はできます。

出産後のお風呂はいつから?分娩後のシャワーは?入浴許可後の注意点

同じように産後に禁止されていることで、困るのが車の運転です。

東京など都市圏に住んでいて、すぐに電車に乗れ、周辺に全ての物が揃っている人なら良いかもしれませんが、車を使わないと用事が済ませられない環境にいる人も多いはずです。

「産後に車に乗れないとスーパーにも行けない……。」

こんなママはどうすれば良いのでしょうか。また、産後の車の運転はいつからできるんでしょうか。

今回は、なぜ産後すぐに車を運転してはいけないのか、また産後の運転の注意点についてお話したいと思います。

産後すぐに車を運転してはいけない理由

なぜ産後すぐに車を運転してはいけないのでしょうか。

理由1.急激な眠気がある

産後は、昼間ふとした時に寝落ちしてしまうことがあります。

これは、夜の授乳などで睡眠不足のせいもありますが、産後で自律神経が乱れているため眠気が増している可能性があります。

眠気は急に襲ってくるため、運転中に眠くなるととても危険です。

理由2.目が疲れている

出産は大量の出血を伴うため、産後は一時的に血液が不足した貧血状態になります。しかも、母乳を作るためにたくさんの血液が必要になります。

そのため、目の周辺の毛細血管の血流が悪くなり、目の疲れを感じやすくなります。もちろん、かすみ目や視力低下を感じているのに運転をするのは危険です。

理由3.注意力が散漫になっている

産後は、生活習慣が急激に変わることによってストレスを感じるため、注意力が散漫になると言います。また、自律神経の乱れや貧血が集中力を乱すため、余計に注意力が散漫になります。

注意力が散漫なとき、なかなか集中できないときに車に乗るのは危険ですよね。

理由4.体力が低下している

産後は基本的な体力が落ちているだけでなく、運動能力や筋力も落ちています。

運転に使う体力や運動能力、筋力は人によって変わりますが、基本的な能力が落ちているにもかかわらず、車を運転するのは危険です。

出産後の車の運転はいつから?

では、産後はいつから車の運転をしても良いのでしょうか?

もちろん、体力の回復具合には個人差がありますが、自分で運転ができるかどうかの判断をしてはいけません。

あくまでも目安ですが、基本的には産後の1か月検診で医師に許可をもらってから車の運転を行うことができると考えてください。

ただし、身体の機能や体力は徐々に回復していくものです。そのため、産後1か月を過ぎていても、体調が優れない場合は運転を控えなければいけません。

一般的に産褥期(産後の肥立ち)は産後6-8週間ごろです。産褥期の身体変化と機能回復には数か月かかることもあるため、以下を参照してください。

産褥期の過ごし方は?機能回復の期間はいつまで?床上げとの違い

車が運転できないと困る場合の対策

出産後1か月は車の運転を控えた方が良いとはいえ、どうしても外出せざるを得ない場合もあると思います。その時はどうすれば良いでしょうか。

対策1.家族を頼る

自分1人ならまだ良いのですが、お家には赤ちゃんもいます。もし行かなければいけない場所があっても、基本的には家族に行ってもらえるようにお願いしましょう。

もし本人が行く必要がある場合は、赤ちゃんを預けて、さらに家族に連れて行ってもらえることがベストです。

対策2.ネットスーパーを利用する

もしスーパーに行きたい場合は、ネットスーパーなどを利用しましょう。

産後は気分が優れないこともあります。その場合は料理もお休みして、ケータリングを利用するようにしましょう。

対策3.食事の方法を考える

スーパーなどで買い出しを行う場合は、日持ちする食材、冷蔵庫に入れなくても良い食材を選びましょう。もちろん、スーパーには家族についてきてもらってください。

外出を控える期間は1か月程度なので、その時期は旦那さんになるべく外食をお願いして、早めに家に帰ってきてもらえるように調整してください。

ただし、手軽だからと言って、ママが毎日カップラーメンを食べるのはNGです。赤ちゃんの授乳において、生後1か月は大切な期間です。栄養バランスが良い食事を心がけましょう。

初乳と成乳の違いとは?時期・栄養成分・色・味・カロリーなど

対策4.タクシーを利用する

その他の理由で外出しなければいけない場合は、タクシーを利用しましょう。タクシー会社によって異なりますが、初乗り料金は400円-700円前後、初乗りの距離は1-2kmです。

ママが車を運転できない間は、必要経費だと思って割り切ってください。

産後の運転許可後の注意点

たとえ、医師から運転許可が下りたとしても、体調の良し悪しを判断をするのは自分です。赤ちゃんのママは1人しかいないことを自覚して、注意しながら運転するようにしましょう。

注意点1.長時間の運転はしない

わたしは産後すぐに息子の病気のために、車で1.5時間ほどの「こども病院」に通う必要がありました。

産後2か月は夫に会社を休んでもらいましたが、それ以後で夫が会社を休めない場合は、休憩を取りながら運転をして病院に通っていました。

長時間の運転は、身体に負担がかかります。医師の運転許可後でもしばらくは長時間の運転は避けた方が良いですが、仕方がない場合は必ず何度か休憩を取り、余裕を持って運転しましょう。

注意点2.運転に集中する

生後間もない赤ちゃんをチャイルドシート(ベビーシート)に乗せると、後ろの様子がとても気になります。

たとえ赤ちゃんが泣いても、普通の泣き方なら運転に集中してください。もし赤ちゃんの泣き方がおかしいと感じたら、後ろを振り返らずに、車を停めてから様子を見てください。もちろん、チャイルドシートは正しくつけましょう。

致死率30倍!チャイルドシートの正しい使い方と間違った使い方

注意点3.体調が悪い場合は運転しない

たとえ、産後1か月以上が経っても、体の調子が悪い日はよくあります。

頭痛や吐き気、後陣痛が続く人もいます。また、眠気に襲われる日もあるでしょう。そんなときの運転は、赤ちゃんまで危険にさらす行為です。

運転前に自分の体調をチェックすることを忘れないでください。

産後は特に安全運転を心がける

妊娠前は、車の運転が趣味だった人もいるでしょう。運転に自身があると、ちょっとスピード出すくらい……と思うかもしれません。

ただ、もう妊娠前の自分とは違うことを自覚してください。なるべく追い越し車線には入らず、後ろから煽られてもスピードを出さずに、一旦路肩に車を停めるくらいの心の余裕が必要です。

「赤ちゃんが乗っています」ステッカーを貼って、安全運転を心がけていることを周囲に伝えることもお忘れなく。赤ちゃんを車に乗せる際は、自分の運転でも他人の運転でも、以下のことに気をつけてください。

赤ちゃんの長距離移動・遠出はいつから?新生児を車に乗せる準備

最後に、産後1か月以内でどうしても車を運転しなければいけない人もいると思います。「絶対に車に乗っていけないのか!」と言われると事情によりますが、おすすめはしません。

以前もお伝えしましたが、1年間で自動車事故に合う確率は0.9%で、これは妊産婦死亡率よりも圧倒的に高い確率です。

20-24歳の妊産婦死亡|4.7件/10万件……0.0047%
25-29歳の妊産婦死亡|6.0件/10万件……0.0067%
30-34歳の妊産婦死亡|9.5件/10万件……0.0095%
35-39歳の妊産婦死亡|24.5件/10万件……0.0245%
40-44歳の妊産婦死亡|124.5件/10万件……0.1245%

30-40代妊娠・出産リスクは?妊産婦死亡の原因と死亡率の推移

また、妊娠22週以降の胎児から6歳未満までの乳幼児の死亡率は1000人中5人未満、つまり0.5%の確率なので、こちらも自動車事故に合うよりも少ない確率です。

新生児死亡・周産期死亡・乳幼児死亡の定義や違いと死亡率の推移

車を運転するということは、出産よりもリスクが高い場合があることを認識してから乗るようにしてください。

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