赤ちゃんのつかまり立ちが遅い…いつからできる?練習方法は?

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つかまり立ちで赤ちゃんの視点が変わる

好奇心が旺盛な赤ちゃんは、ハイハイを覚えると1日中ハイハイで動き回ります。

徐々に高速ハイハイをするようになり、おしりの振り方がフリフリフリフリと激しくなると、手足の力がついてきた証拠です。ぽっちゃりしていた顔もすっきりした気がします。

ハイハイでおもちゃの場所に行き、お座り(ひとりすわり)で1人遊びを堪能した赤ちゃんは、次に「つかまり立ち」にチャレンジし始めます。

ハイハイ同様、つかまり立ちも赤ちゃんにとって、とても大きな変化です。なぜなら、つかまり立ちをすると赤ちゃんの視点が変わるからです。

これまでは平面的に見ていた視界が、立つことで物を高い位置から見下ろすため、視野が立体的になります。そして、このつかまり立ちによって赤ちゃんは初めて足の裏を使うようになります。

今回は、赤ちゃんがつかまり立ちをする時期の目安やつかまり立ちの練習方法と注意点についてお話したいと思います。

つかまり立ちとは

つかまり立ちとは、赤ちゃんがお座りや四つん這いの姿勢から何かにつかまって、人の手を借りずに自力で立ち上がることを言います。立ち上がるまでの時間に決まりはありません。

赤ちゃんがつかまるものも何でもよく、ローテーブル、ベビーベッドの柵、テレビ台、ソファーなどの家具だけでなく、適当に安定したおもちゃやママの手足を掴んで立ち上がることもあります。

赤ちゃんがつかまり立ちを行えるのは、

・手の力で自分の身体を引き寄せることができ、
・膝を屈伸することで自分の体を持ち上げ、
・足の裏を地面につけてバランスを取りながら、
・足の指で踏ん張りつつ、
・体幹で身体全体を支えることができるようになった

という身体機能が発達したためです。これまでよりもさらに総合的な身体能力が求められる発達なので、ママは赤ちゃんがとても難しいことをしていると認識しましょう。

つかまり立ちの時期はいつから

厚生労働省の「平成22年度乳幼児身体発育調査」によると、赤ちゃんがつかまり立ちをする時期の目安は生後8-9か月ごろです。

つかまり立ちは、赤ちゃんが初めて2本の足で立って身体を支える行動のことです。調査結果によると、つかまり立ちができる子は生後8-9か月で6割近く、生後11-12か月で9割を超えます。

生後05-06か月未満:0.5%
生後06-07か月未満:9.0%
生後07-08か月未満:33.6%
生後08-09か月未満:57.4%
生後09-10か月未満:80.5%
生後10-11か月未満:89.6%
生後11-12か月未満:91.6%
生後12-13か月未満:97.3%
生後13-14か月未満:96.7%
生後14-15か月未満:99.5%

寝返り・ハイハイ・つかまり立ちなど運動機能の発達順番と平均時期

生後8か月から1歳までを「つかまり立ち期」と言い、赤ちゃんがつかまり立ちに挑戦する期間を指します。

赤ちゃんの身体的な成長は、首すわり、寝返り、寝返り返り、ズリバイ、お座り、ハイハイ、つかまり立ちと全て1か月程度で次のステップに進んできています(個人差はあります)。

そのため、「つかまり立ちができたら、次はひとり歩きだ!」とママは意気込むかもしれませんが、ここから2、3歩の足が出るまでに3-4か月かかる場合もあります。

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というわけで、赤ちゃんの急激な成長はつかまり立ちで一旦落ち着きます。

赤ちゃんも視界が変わったため、ここでちょっと一休みして新しい景色を堪能したいはずです。ママは焦らずに、しばらく赤ちゃんのつかまり立ちの練習に付き合ってあげましょう。

つかまり立ちの練習・トレーニング方法

つかまり立ちは、前述した通り様々なことを同時に行う運動行為です。そのため、赤ちゃんの身体機能が十分に育っていなければできません。

たとえば生後6-7か月でお座りをしている子が、おもちゃに手をかけて腰を浮かそうとすることがあります。ママはこの行為をつかまり立ちの前兆と捉えて、練習させたいと思うかもしれません。

ただ、子どもが偶然立とうとすることと、実際につかまり立ちをすることは全く違います。たとえお座りをしていても、腰がすわっていなければ、つかまり立ちで体幹を支えることはできません。

また、体幹が安定してなければ、つかまり立ちで尻もちをついたときに、そのまま後ろに転がって頭をぶつけてしまう可能性もあります。

そのため、赤ちゃんの腰が安定し、つかまり立ちの興味が十分に見られたら、遊びの中につかまり立ちの練習を取り入れてみましょう。

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つかまり立ちの練習1.ママが補助をして立たせる

ママはつかまり立ちに興味を持たせるため、四つん這いの赤ちゃんの後ろ脇に手を入れて、立たせましょう。もちろん手の補助ははずしません。

つかまり立ちの練習2.足を曲げて尻もちや四つん這いにさせる

赤ちゃんはつかまり立ちをすると、初めはバランスを崩して前や後ろに倒れてしまいます。

目の前のものを掴んでいるため、前に倒れることはあまりないのですが、倒れる際に膝を曲げてうまく尻もちを付かないと、後頭部をぶつけてしまいます。

そのため、赤ちゃんがうまく尻もちをつけるように、軽く支えながら尻もちを付く練習をさせましょう。また、同じように膝を曲げて四つん這いになる練習もしましょう。

つかまり立ちの状態から尻もちや四つん這いができないと、つかまり立ちのまま戻れなくて泣いてしまうことがあります。それも可愛いんですが……(^_^;)

つかまり立ちの練習3.手をかけるまでの補助をする

赤ちゃんの身体を起こして、ベビーベッドの縁などに手をかける補助をします。このとき、赤ちゃんが手をかける場所は、なるべく手を置く+つかめる場所が良いですね。

つかまり立ちに興味がある赤ちゃんは、手がかかれば立とうとします。赤ちゃんがすぐに手を離してしまう場合は、まだ興味が薄いのかもしれません。

つかまり立ちの練習4.両手がつく場所におもちゃを置く

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赤ちゃんは、ローボードや低めのソファーの上にお気に入りのおもちゃを置くと、ハイハイの状態から手を伸ばしておもちゃを取ろうとします。

ハイハイよりも少し高い場所(上の写真くらい)に両手をついて、身体を起こすことを覚えさせましょう。

つかまり立ちの練習5.ママの身体でつかまり立ち

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ローテーブルやベビーベッドの柵などを使う前段階として、ママの身体につかまって立ち上がることを覚えさせます。ママが補助をすれば安全ですし、赤ちゃんもコツがつかみやすいでしょう。

あとは赤ちゃん次第です。赤ちゃんが顔を上げたときに見える視界に興味が湧けば、より頭をあげ、身体を起こしてつかまり立ちに近い形を徐々に作れるようになります。

つかまり立ちの注意点

つかまり立ちで最も注意することは、赤ちゃんの周囲から危険な物を排除することです。赤ちゃんがつかまり立ちをし始めると、すぐに伝い歩きもできるようになります。

伝い歩をする赤ちゃんは、伝っていける場所さえあればどこにでも移動ができます。そのため、つかまり立ちの傾向が見られたときに、伝い歩きで行ける範囲の安全を確保してください。

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また、ハイハイからつかまり立ちにスムーズに移行するためには、赤ちゃんが毎日ハイハイを行なって、手足腰に十分な筋肉をつけることが大切です。

そのため、あまりハイハイの移動範囲を制限したり、ハイハイの時期に抱っこ移動ばかりしていると、つかまり立ちに必要な身体の発達が遅れてしまうこともあります。

つかまり立ちに挑戦し始める生後6-7か月以降は、赤ちゃんもママに対する認識が高まり、少しずつ自我を表現できるようになります。つまり、単なる好奇心だけではなく、「○○したい!」という欲求を身体で表現する時期です。

その欲求を上手に刺激してあげれば、赤ちゃんも新しいチャレンジに興味が湧きやすくなります。

ただし、生後11-12か月を過ぎてもママの手を借りたつかまり立ちを嫌がり、さらに「いざりばい」をするいざりっ子の場合、1歳児健診の際にシャフリングベビー(先天的に足腰が弱い、または障害を持っている)と診断される可能性はあります。

この場合は医師の指導による足腰を鍛えるトレーニングが必要なこともあるので、健診の際に色々と相談してみると良いでしょう。

赤ちゃんがつかまり立ちをしない理由

ママがどれだけつかまり立ちの練習をしても、赤ちゃんがなかなか自力でつかまり立ちをしないことがあります。

もちろん、つかまり立ちの平均的な発達時期から大きく遅れている場合は、医師に相談をした方が良いのですが、多くの場合は赤ちゃんに異常はなく性格だと言われることが多いでしょう。

なかなかつかまり立ちができない赤ちゃんは、「立ち上がるのが怖い……。」「どうすれば良いかわからない……。」と考えているのかもしれません。

ママにとっては、立つことは成長のステップという認識ですが、赤ちゃんにそのような認識はありません。そのため、赤ちゃんが立つ必要性を感じなかったり、怖い思いをしたくないと考えていてもおかしくないですよね。

ただ、身体機能が発達したり、物につかまることに慣れると怖さは薄れますし、様々な身体的動作の挑戦意欲もでてくるため心配ありません。

赤ちゃんの身体機能の発達は少しずつ段階を踏んでいくものですが、1度怖さを感じるとしばらくその行為をしなくなる場合もあります。

赤ちゃんがなかなか自力でつかまり立ちができなくても、ソファーなどの上に置いたおもちゃに興味を示し、手を伸ばしていたり、身体を起こしていたり、膝立ちでもしていれば、少しずつ発達していると考えましょう。

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