産後の抜け毛がひどい…原因と予防・対策は?再発した理由は?

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ようやく産後の抜け毛が治まったと思ったら…

「1……2……3……うん、今日も100本超えた……。」と出産後に抜け毛で悩む女性は多いですよね。

お風呂の排水口がやたら早く詰まったり、朝起きて枕にもさっとついた抜け毛に驚いたり、生え際の頭皮が目立つようになると、「このまま更年期に突入するんではなかろうか……。」と思ってしまいます。

気持ちの大小はあるものの、出産後に抜け毛が気になる女性は全体の7-8割にも及ぶそうです。

特に髪の毛を大切にしていた女性、髪の毛がきれいで自慢だった女性は、「妊娠中はボサボサでも仕方ないと思ってたのに……。」と産後の抜け毛がストレスの原因になってしまいます。

このように出産後に起こる抜け毛の症状を「産後脱毛症(さんごだつもうしょう)」と言いますが、多くの女性は産後少しすると抜け毛が止まり、面倒な抜け毛の掃除や今後の心配から解消されるはずです。

ところが、1度治まった抜け毛がしばらくして再度復活することもあります。わたしも、出産後5か月近く抜け毛が続き、やっと治まったと思ったら数か月後に抜け毛が復活してしまいました。

そこで今回は、出産後に起こる抜け毛の原因、そして、なぜしばらくして抜け毛が再発してしまったのかについてお話したいと思います。

出産後の抜け毛(産後脱毛症)の原因とは

出産後に起こる抜け毛の症状は、産後脱毛症、または分娩後脱毛症と呼ばれており、以下の原因が考えられます。

原因1.女性ホルモンの減少

出産後に抜け毛が増えてしまう原因の多くは、女性ホルモンの分泌量が減ってしまうためです。

妊娠中は、女性ホルモンのプロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量が増え、出産直前まで分泌され続けます。

プロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)は、体毛を濃くしたり、抜けにくくする作用があるため、妊娠中は一時的に体毛が濃く、髪の毛の量も増えます。これは妊娠初期症状の1つですね。

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そのため、出産後に女性ホルモンの分泌量が減ると、不要な体毛は抜け、抜けにくくなっていた髪の毛もどんどん抜けてしまいます。

原因2.育児によるストレス

産後の育児ストレスが溜まると、自律神経が乱れて血管が収縮することで血流が滞り、頭皮の血行が悪くなってしまいます。

髪の成長に必要な栄養は血流によって運ばれるため、血行が悪くなると髪の毛の栄養が不足します。その結果、髪の毛の細胞の成長が止まったり、髪の毛を留める細胞が弱くなり、抜け毛が増えてしまいます。

原因3.無理なダイエット

抜け毛と並ぶ産後の悩みの1つが、産後太りですよね。妊娠中に油断して食べすぎてしまった人は、骨盤を元に戻しつつダイエットをがんばろうと思うものです。

ところが、産後は体力が落ちているうえに、食生活が乱れたり、ホルモンバランスが乱れて食欲不振になることも多く、結果的に十分に食べられない時期も増えてしまいます。

食事によって十分な栄養を摂取できないと、髪の毛にも栄養が行き渡らなくなり、抜け毛や薄毛が目立つようになります。

原因4.睡眠不足

出産後すぐから生後3か月ごろまでは、赤ちゃんの授乳が3-4時間おきにやってきます。そのため、ほぼ全てのママがこの時期は睡眠不足になります。

もちろん、その後に赤ちゃんの黄昏泣きや夜泣きが始まり、6か月……1年……と寝不足が続いてしまうママもいます。

睡眠中は副交感神経の働きが優位になるため、全身の血管が拡張し、血流が良くなります。ところが、睡眠不足が続くと、血管が収縮した状態が長くなり、血流が悪くなってしまいます。

つまり、睡眠不足は体力を奪い、ストレスが溜まるだけではなく、血流も悪くなることで結果的に抜け毛の原因になってしまいます。

産後脱毛症はいつまで続くか

産後脱毛症は、早い人で出産後すぐに抜け毛が多いことに気付くはずです。

プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌は産後すぐに減少し、生理が開始される産後3-4か月ごろには、生理周期の分泌に戻ります。そのため、抜け毛のピークも産後3-4か月ごろに訪れる人が多いようです。

産後脱毛症は人によって起こる時期が異なりますが、一般的には産後6か月ごろまで、長い人で1年ほど症状が続く場合もあります。

また、産後脱毛症は、とにかく抜け毛が目立つ人、髪の生え際が明らかに目立つ人、円形脱毛症で集中的に地肌が見える人など症状も異なります。

さらに、産後脱毛症の原因でお話した通り、産後の抜け毛は女性ホルモンの減少だけでなく、育児によるストレス、無理なダイエット、睡眠不足によって症状が強く出たり、長く続くこともあります。

産後脱毛症の対策・予防法

基本的には、産後に抜け毛が増えることは仕方がありません。産後脱毛症の対処法は、如何にストレスを溜めずに、栄養バランスが良い食事を摂り、睡眠不足にならない生活習慣を作るかが大切です。

子育てをしながら生活習慣を整えることは難しいのですが、髪のためだけでなく心身ともに健康な生活を送るために必要なことなので、無理だと思わずに少しずつ挑戦してみてください。

対策1.髪の毛の栄養になる食事

抜け毛予防になる食事とは、たんぱく質、カルシウム、ビタミンB群、ミネラル類(亜鉛、鉄など)をバランス良く、積極的に摂取することです。

豚肉や多くの魚に含まれるビタミンB群は頭皮の環境を改善し、肉やたまごや大豆などアミノ酸を含むタンパク質は髪の毛を作る材料になります。また、ひじきやわかめなどに含まれるミネラル類は髪の毛の成長を促進します。

そして、牛乳やチーズなどのカルシウムは髪の毛にコシを与えて、髪の毛を強くしてくれます。さらに、緑黄色野菜やゴマ類に含まれるビタミンAやビタミンEは血行を促進してくれます。

これらの食材をバランス良く摂取することが、丈夫な髪の毛を作り、抜け毛を防ぐ役割を果たしてくれます。

参考|女性の抜け毛は食べ物も影響するもの? |アンファースカルプDボーテ公式サイト
参考|【医師監修】女性の育毛に効果的な食べ物・食事・栄養素とは? | スキンケア大学

対策2.適度な運動

無理なダイエットは心身ともに良くないのですが、適度な運動は血管を拡張させて血流を良くするだけでなく、ストレスの発散になり、質の高い睡眠ももたらしてくれます。

対策3.抜け毛を気にしすぎない

出産後にホルモンバランスが崩れると抜け毛が増えます。さらに生活習慣の乱れによって抜け毛に拍車がかかります。すると抜け毛がストレスになり、抜け毛の量が増えたり時期が長くなります。

そのため、早く産後脱毛症の時期を脱出したい人は、「ある程度の抜け毛は仕方がない。」「元々多くなっていた髪の毛が抜けているだけ。」と割り切った方がストレスの軽減につながります。

なぜ抜け毛が再発したのか

冒頭でお話した通り、わたしは出産後5か月近く抜け毛が続き、やっと治まったと思ったら数か月後に抜け毛が復活した経験があります。

抜け毛に悩んでいたことも忘れてしまったころに、ふと寝起きで枕に髪の毛がびっしり落ちていることに気が付きました。

「あ……え……?(言葉にならず)」

当時は子育ての生活習慣にも慣れてきて、ご飯ももりもり食べていましたし、体調も悪くはなかったはずです(産後太りは……)。

そこで至った結論は、「仕事の再開を検討したから」でした。たしかに、元々子育てが落ち着いたら職場復帰はするつもりでしたし、今の仕事は好きなので問題ないと思っていましたが、いざ子育てと両立しようと考えたときに、ストレスになったのだと思います。

また、そのころは夫も仕事で色々と揉めていた時期で、将来の不安も感じていたのかもしれません。

とは言え、妊娠前はストレスで抜け毛が増えたことはなかったはずなのに、出産後はストレスで抜け毛が増えるなんて……。恐らく同じように、出産後の抜け毛、抜け毛の再発に悩む人は少なくないはずです。

家庭は、出産で大きく変わります。大人から子ども中心の生活スタイルになりますし、出費も増えます。夫婦で時間を削って、子どものために使う必要がありますし、女性は子どもがいることで人付き合いも増えます。

仕事・自分の時間・喧嘩…出産で夫婦の関係・生活はどう変化する?

抜け毛の再発は、結局すぐに仕事を再開しなかったことで(?)、徐々に気にならなくなりました、今はストレスが溜まっても抜け毛が増えることはありません。

この抜け毛復活事件は、「出産後しばらくは、ちょっとしたことが身体に何らかの影響を与え続けているのかも……。」と思った出来事でした。

産後の女性の抜け毛と同じ時期に、赤ちゃんも抜け毛、薄毛が気になる場合があります。こちらもほぼ心配はいらないと思いますが、気になる人は以下を参考にしてください。

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