尿漏れ…?出産後のお風呂で起こるお湯漏れの原因と対策

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産後の入浴は幸せなはずなのに

出産後1か月が過ぎ、ようやく医師から入浴の許可がでると嬉しいですよね。「湯船に浸かるのってこんなに気持ちよかったんだぁ。」と幸せな気分になります。

出産後のお風呂はいつから?分娩後のシャワーは?入浴許可後の注意点

ところが、お風呂から出てしばらくすると、何だか下着に違和感が……。

「あれ?もしかして、わたしおしっこ漏らした……(・・;)??」となったら、これは尿漏れではなく膣に入ったお湯が漏れてしまう「お湯漏れ」の可能性があります。

通常、わたしたち30-40代くらいの女性が尿漏れをしてしまった場合は、まだ尿漏れの瞬間に「おっと、出ちゃった……。」という感覚があるはずです。

でも、尿漏れの感覚がなく下着が濡れてしまったら、入浴時に膣の中にお湯が入ってしまい、そのお湯が漏れてしまっていることが考えられます。

どちらにしても、何だか恥ずかしい気がしますが……。

そこで今回は、なぜ出産後の入浴でお湯漏れが起きてしまうのか、原因と対処法についてお話したいと思います。

産後の入浴でお湯漏れが起こる原因

膣は常に閉じているわけではありません。たとえば、湯船で横になってリラックスしていると膣にお湯が入りやすくなります。

そして、その状態で立ち上げると、キュッと膣が閉じてお湯が入ったままになり、気を抜くとお湯がダーッと……。このような入浴後の女性のお湯漏れは、産後数か月までが多くなります。

お湯もれの原因1.広がった骨盤が閉じていないため

赤ちゃんは分娩時に骨盤を大きく押し分けて娩出されます。そのため、出産後は骨盤が開いた状態になり、入浴後にお湯漏れが起こりやすくなります。

骨盤は下半身に力が入っていない猫背や足を組んだ姿勢を続けると、歪んだまま閉じてしまうことがあります。骨盤が歪んで閉じてしまうと、お湯漏れが続く場合があります。

そのため、産褥期間後の産後2か月から産後6か月にかけて、きれいに骨盤を閉じる動作や運動を積極的に行う必要があります。

お湯もれの原因2.広がった膣口が閉じていないため

分娩時に10cm前後に開大した膣口は、産褥期の間に妊娠前の2-3cmに戻ります。そのため、産後1-2か月も経てば以前と同じような意識で、お湯もれを気にせずに湯船に浸かれるようになります。

ただし、膣口が元に戻るのは個人差があるだけでなく、特に経産婦は膣の筋肉が緩んでしまい、膣口が元の直径に戻らない場合もあります。

お湯漏れ放置で起こる悪影響

一般的に骨盤は産後6か月ごろまでにある程度閉じていきます。そのため、その期間にお風呂でお湯漏れが起こることは仕方がありません。ただし、お湯漏れの量が減らない場合は注意が必要です。

「おしっこじゃなくて単なるお湯でしょ?わたしは漏れても気にしないけど。」……なんて人はいないとは思いますが、お湯漏れしやすい身体になることで悪影響が起きる場合があります。

悪影響1.細菌が膣の中に常駐する

どんな身体の部位にもある程度の常駐菌はいますが、常駐菌が繁殖すると、免疫力が低下したときに常駐菌によって感染症を起こすリスクがあります。

もし、膣内で細菌が繁殖してしまうとオリモノの量が増えたり、膣の匂いが強くなるだけではなく、子宮内で感染症を起こして次の妊娠に影響を与える可能性もあります。

悪影響2.子宮脱や子宮下垂になる

お湯漏れの量が多いということは、骨盤が開いた状態、歪んだ状態のままだということです。そのため、妊娠前は骨盤で支えていた子宮や内臓が下がってしまいます。

子宮が下がってしまうことを「子宮下垂(しきゅうかすい)」、子宮が下がって膣から出てしまうことを「子宮脱(しきゅうだつ)」と言い、子宮脱は手術がが必要なこともある病気です。

たとえ今、子宮下垂・子宮脱が起こらなくても、骨盤が開いていることで40代、50代以降に発症する可能性は高くなります。

出産後に起きる子宮下垂と子宮脱とは?原因・症状・予防・治療法

お湯漏れ対策と骨盤を治す方法

もし、産後6か月を過ぎても骨盤が閉じていなかったり、歪んで閉じてしまうとお湯漏れが治りません。そのため、産後2-6か月の間に膣や骨盤底筋をトレーニングしたり、整体などで治療をして骨盤を元に戻しましょう。

お湯漏れ対策1.膣・骨盤トレーニング

膣や骨盤のトレーニング方法は色々ありますが、体力の回復や身体の他の機能も同時に回復したい場合は、産褥体操が効果的です。産褥体操はまた別途まとめてお伝えします。

また、ユニ・チャームのサイトに尿もれ対策として「骨盤底筋トレーニング」というものがありましたが、こちらもお湯漏れ対策として効果があると思います。

参考|カンタンお部屋トレ! | 尿もれ対策に!骨盤底筋トレーニング | チャームナップ-ユニ・チャーム

お湯漏れ対策2.骨盤ベルト

普段の生活の中で骨盤の矯正を行いたい場合は、骨盤ベルトなどの器具を装着すると良いでしょう。骨盤ベルトは、産後すぐでも付けることが可能です。また、腰痛ケアなどのために妊娠中から付けていても問題ありません。

お湯漏れ対策3.骨盤整体

骨盤の歪みが心配な人は整体に通って、骨盤の矯正を行ってもらいましょう。整体は通常の治療院ではなく、産後ケアの評判が高い治療院を選んでください。

骨盤整体は産後2か月から通うのが良いとされていますが、治療院によって意見が異なるため、近くの治療院何件かに問い合わせてください。

お湯漏れ対策4.レーザー治療

骨盤の歪みなどが原因だと思っていたら、膣の筋肉の緩みや膣口が広いことでお湯漏れを起こしている人もいます。その場合はレーザー治療を行い、緩みを解消する方法もあります。

膣内に入ったお湯を出す方法

骨盤がある程度閉じるまではお湯漏れは仕方がない……と言っても、産後数か月の間、入浴の度にお湯漏れがあるのはイヤですよね(^_^;)

そこで、膣に入ってしまったお湯はお風呂場や脱衣所で出すようにしましょう。

お湯を出す方法1.お風呂の中で

湯船に浸かった後に、洗い場で背筋を伸ばして、ゆっくり真っ直ぐ腰をおろします。

腰を降ろしたら腹筋に少し力を入れるか、咳払いを数回行ってから元に戻ります。このような、スクワット運動を2-3回繰り返す過程でお湯が排出されます。

お湯を出す方法2.脱衣所で

膣の中に入ったお湯はかき出せないため、脱衣所でバスタオルを両足のまた付近に挟んで、何度か締め付けます。水分を絞り出すようなイメージで締め付けた後は、ゴシゴシこすらずに水分を拭きとってください。

何だか前よりおならが出るんだけど…

入浴後のお湯漏れが気になる人の中には、「何だかおならがたくさん出るんだけど……。」と悩んでいる人もいると思います。

これは、おならが出やすくなったわけではなく、お湯もれと同じように骨盤が閉じていなかったり、骨盤底筋が緩んでいることで膣内に入った空気が外に出る際に音が鳴ってしまうためです。

やはりお湯漏れと同じように、こちらも徐々に骨盤が閉じることで改善していくはずですが、お湯漏れよりもこっちの方がイヤ!という人もいますよね(^_^;)

ちなみに、骨盤が開いていることで「下半身デブ」「お腹ポッコリ体型」になる可能性もあります。……それを聞くと、お湯漏れを気にしない人でも、「骨盤は絶対改善しないとやばい!」と思ったはずです。

骨盤の改善は産後2か月から6か月の間です。この間に集中して骨盤を改善し、さらにその後も姿勢の維持や運動習慣を付けられれば、お湯漏れが治るだけでなく、本当の意味で妊娠前の身体に戻れるはずです。

ぜひ、がんばって骨盤の改善に取り組みましょう。


参考|産後のお湯漏れ、対処法|尿もれ相談|尿もれケアナビ ユニ・チャーム

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