戌の日の安産祈願の帯祝いとは?参拝方法・初穂料・服装・食事など

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帯祝い(おびいわい)とは

帯祝いとは、妊娠5か月目の最初の戌の日に、妊婦が腹帯を巻いて出産の無事を神社などで参拝する赤ちゃんのお祝い行事のことです。

戌の日に帯祝いを行うのは、戌(犬)はお産が軽く多産のため、それにあやかって安産になるようにという意味があります。

ちなみに戌の日以外にも、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・亥の日もあります。有名なのは土用の丑の日ですね。丑の日も毎年変わるように、戌の日も毎年変わります。そのため、戌の日は妊娠5か月を迎える前に調べておきましょう。

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また、妊婦が巻く腹帯のことを「岩田帯」と言います。これは、岩のようにたくましく元気な子どもが生まれるように、という願いが込められています。

帯祝いは、赤ちゃんにとって初めてのお祝い行事です(胎児ですが)。妊娠5か月の帯祝いの時期になると、赤ちゃんの流産の危険性もグッと低くなります。

わたしは1度目の妊娠が流産だったため、帯祝いがとても嬉しかったですね。まだ仕事はしていましたし妊娠生活にも慣れていなかったため、バタバタして大変だった記憶があります。

ただ、特に戌の日にこだわらない人たちも増えています。妊婦の余裕があるとき(いつかな^^;)に、簡単でも良いのでお祝いすると良い思い出になりますし、旦那さんも父親の実感が湧くかもしれません。

帯祝いの実施割合

ちなみに、ベビータウンのアンケート調査によると、今の夫婦が帯祝いを実施する割合は以下の通りです。妊娠5か月目は妊娠初期症状が重い場合もありますし、まだ気持ちも落ち着いていない時期なので、行わない夫婦も4割ほどいます。

夫婦だけで行う|32.7%
パパの親と行う|5.1%
ママの親と行う|15.9%
両家の親と行う|5.0%
親以外の親戚も|0.5%
親戚以外の人も|0.1%
行なわなかった|40.7%

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帯祝いの方法

帯祝いの方法は、妊婦と付き添いが地元の神社などに行き、出産の無事を祈願する参拝を行い、祈祷をしてもらうというものです。

一般的には、事前に神社に予約を入れ、神社に初穂料を納めて祈祷をしてもらうのですが、形式に拘らないのであれば参拝だけを行っても良いでしょう。

参拝のみを行う方法

1.鳥居を潜る前に服装を正す
2.軽く会釈をして鳥居をくぐる
3.境内の手水舎で身を清める
・まず右手に柄杓を持ち、左手を洗う
・柄杓を左手に持ち、右手を洗う
・右手に持ち替えて、左手で水を受け口をすすぐ
・左手を洗う
・柄杓を縦にして柄洗い、元の位置に伏せる
4.参拝をする
・神前に進み姿勢を正す
・賽銭を賽銭箱に入れる
・鈴を1回鳴らす
・姿勢を正す
・二拝二拍手一拝(ニ礼二拍手一礼)を行う
5.神前に向かって会釈をし鳥居をくぐる

二拝二拍手一拝とは、90度の礼を二回、胸の前で二回拍手、もう一度90度の礼をすることです。仏前の場合は作法が違うので、その場所の作法に従って参拝してください。

祈祷をしてもらう場合

神社に着いたら、「境内の手水舎で身を清める」までは参拝のみと同じです。その後、社務所・祭儀所に行き、祈祷の手続きを済ませます。その際「初穂料」の表書きで祈祷料を収めます。

1.身を清める
2.祈祷の手続きをし、初穂料を納める
3.待機場所で呼ばれたら本殿へ上がる
4.お祓いを受ける
5.神主の祝詞をきく
6.二拝二拍手一拝(ニ礼二拍手一礼)を行う
7.授与品の受け取り(腹帯など)

地域・場所によって作法が違う場合があるため、事前に調べるか、その場での説明に従ってください。

初穂料とは

帯祝いの際、神社に祈祷料として奉納するお金を「初穂料」と言います。帯祝いに限らず、神社で祈祷を受ける際の祈祷料は全て「初穂料」と言うことを覚えておいてください。

初穂料ののし袋は、紅白の「花結び」または「蝶結び」を選びます。

表書きは筆ペンを使って上の段に「初穂料」、下の段には夫婦の性のみ、または夫婦のフルネームを記入します。中袋には包んだ金額を記入し、裏面には住所と夫婦の性のみ、または夫婦のフルネームを記入します。

初穂料の金額目安は5,000円or1万円ですが、神社によっては金額が決まっている場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

帯祝いの贈り物は腹帯(岩田帯)

帯祝いに行く妊婦は、腹帯を巻いていきます。腹帯は妊婦の実家から贈るという風習があります。安いもので2,000-3,000円程度、贈答用のもので5,000円~が腹帯の値段の目安です。

腹帯は白いさらし布でできており、戌の日を境に日常的に巻くことになります。腹帯は単なる帯祝いだけに使うアイテムではなく、お腹が大きくなった妊婦の身体を守るため、元気な赤ちゃんを生むために必要なものです。

妊婦は、お腹が大きくなると背骨や腰に負担がかかります。わたしも、一時期は痛くて眠れませんでした。そのため、腹帯を巻いて身体にかかる負担を軽減します。また、腹帯には妊娠線や冷えを防ぐ効果もあります。

腹帯は昔ながらのさらしを巻くタイプ以外にも、最近ではガードルタイプ、コルセットタイプなど、着脱が簡単で伸縮性が高く、より効果が期待できるものも揃っています。

いくつか持っておくと良いのですが、ひとまず戌の日用に安くて可愛いものが良ければ、このような腹帯で良いと思います。

お祝い儀式を大切にする家庭の場合は、昔ながらのさらし布の岩田帯を使い、普段の生活では妊婦が使いやすい腹帯を別に用意しましょう。

帯祝いの服装

帯祝いの服装は、特に決まっていません。当たり前ですが、妊娠はワンピースなど普段通りの服装で構いません。

神社で行う祈祷自体は短いため、気軽にお出かけをする気持ちで行けば良いと思いますが、戌の日は1か月で2-3日しかありません。

さらに「大安を選びたい!」と考えると、混んだり待ち時間が長かったりするため、季節に合わせたゆったりした服装を選んでください。

ボックスシルエットなど動きやすいシックなワンピースにして、自分の体調と赤ちゃんの安全に気を付けましょう。同じ理由でサンダルやヒールは避けてください。神様の前ですし……。というか妊婦なので(^_^;)

付き添いはなるべく旦那さん、もし難しいようであれば両親でも良いですし、お友だちでも良いと思います。ただし、付き添いの人はせめてジャケットを羽織るなど、適切な服装で臨むようにしましょう。

帯祝いの食事

帯祝いのお祝いの席で食べる食事も、決まりはありません。そのため、家族で食卓を囲んで、祝い膳でお祝いをすると良いでしょう。

祝い膳の用意が面倒であれば、近くの割烹や和食料理屋で帯祝いの祝い膳を用意して欲しいと伝えても良いですし、食事に決まりがないため、通常のお食事会をしても問題ありません。

昼間に割烹などで外食をすると、大人1人あたりの相場は3,000円-5,000円、夜は5,000円-10,000円ほどです。

どうしても両親が形式にこだわるようなら、両家の両親も交えて祝い膳を囲む……ということもありますが、まだ戦いはこれからなので、個人的には簡単に済ませておくことをおすすめします。

両家が集まると「誰が支払うのか問題」も発生しますしね。気を使うことがストレスになるなら、旦那さんに支払いをお願いできると良いですね。

帯祝いの注意点など

帯祝いの正式な風習は、妊婦に帯を巻く人を別の子宝に恵まれた夫婦に依頼し、さらに仲人を招いたうえで両家の両親も出席するという大業なものですが、そこまでする人はあまりいません。

また、腹帯自体も神社で購入するか、用意していくかは事前に確認した方が良いでしょう。より縁起を求めるなら、神社で購入する方が良いですね。

もし腹帯の巻き方について病院から指導を受けた場合は、病院に対しても「御礼」という表書きで5,000円程度のご祝儀を渡すという礼儀もあります。わたしの場合は、母が直接巻いてくれました。

妊婦にとって、帯祝いは様々な儀式・お祝い事の中で最初に行うものです。帯祝いを含めると、妊娠から赤ちゃんが1歳になるまでに6つのお祝い行事があります。

1.帯祝い|妊娠5か月目の戌の日
2.お七夜|生後7日目
3.お宮参り|生後31日目or32日目
4.お食い初め|生後100・110・120日目
5.初節句|3月3日or5月5日
6.初誕生|満1歳の誕生日

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お祝い行事がたくさんあって大変に思えますが、神社に参拝に来るお祝い行事の基本的なルールやマナーはどれも同じです。

そのため、まず帯祝いをしっかりこなしておくと、お宮参りや子どもが成長したときの七五三も楽にこなせるようになると思います。

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