出産が近い妊婦が登録する陣痛タクシーとは?利用方法と注意点

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出産準備をしても陣痛・破水が不安

「う……産まれそう!でも旦那は仕事中だからどうしよう……。」こんな経験をして、ドキドキしながら赤ちゃんを産んだ人は少なくはないでしょう。

わたしは2人とも予定帝王切開だったので、この緊迫した場面は未体験ですが、ママ友の話を聞くと「いきなり本陣痛が来るから、準備をしていても焦る。」とのこと。

また、気を紛らわそうとしても「そろそろ陣痛来るかも……。」と、いつもドキドキしながら過ごすのは疲れるとのこと。うん、それもそうです。

やっぱり、1人のときに陣痛が来たり破水することを考えると、妊婦はみんな不安になりますね。どうやって病院に行くかという問題もあります。

そこで考えたい方法の1つが「陣痛タクシー」です。陣痛タクシーは2012年ごろからサービスがスタートして、全国のタクシー会社で急増している妊婦を運ぶためのタクシーサービスのことです。

呼び方は妊婦タクシー、マタニティタクシー、たまごタクシー、妊婦さん応援タクシー、お産応援タクシー、子育てタクシーなどがあり、これらの呼び方で知っている人もいるでしょう。

今回は、妊婦がもしものために使う陣痛タクシーの登録方法・利用方法、注意点などについてお話したいと思います。

陣痛タクシーとは

陣痛タクシーとは、陣痛が来た妊婦がタクシーを呼んで優先的に利用し、病院まで送り届けてくれるサービスのことです。

いざ陣痛が来て「産まれるぅー!」と思っても、病院に行ったら「もうちょっとかかりますね。ご自宅で待機していてください。」ということは珍しいことではありません。

逆に、陣痛が来てすぐに破水……どう対処して良いかわからずに困るということも考えられます。何でもかんでも救急車を呼べば良いわけではないとわかっているので、不安は募るばかり……。

そんな妊婦を助けてくれる陣痛タクシーは、以下の人が利用を検討してみてください。

陣痛タクシーを検討する人
・陣痛が来ても頼れる人が近くにいない
・車など病院までの移動手段がない
・病院までが遠い
・早産の可能性を医師から告げられている
・とにかく不安なので安心材料が欲しい

陣痛タクシーの特徴

特徴1.事前登録が必要

陣痛タクシーはサービス提供しているタクシー会社によって、サービスの登録方法や利用方法が少しずつ違います。

近所のタクシー会社を調べて、同様のサービスを行っているか、どのように登録するかを確認してください。ほとんどの陣痛タクシーサービスは事前登録が必要です。

特徴2.普通救命講習を受けたドライバーが対応

陣痛タクシーのドライバーは、妊婦の対応を含む普通救命講習を受けています(のはずです)。

サービスとして行っているということは、年間に何人も妊婦を病院に運んでいるため、想定できる範囲内の対応であれば問題はないでしょう。

もし心配な場合は、事前登録の前に普通救命講習を受けているか、これまで何人くらい妊婦を運んでいるかを聞いておきましょう。

特徴3.サービス自体の利用は無料

もちろんタクシー料金は必要ですが、陣痛タクシーサービス自体の利用料は無料です。また、乗車するのは妊婦なので、後払いサービスを行っているタクシー会社も多いですね。

特徴4.病院までの道案内は不要

陣痛タクシーはサービス事前登録の際に、出産予定の病院の住所も登録するため利用時の道案内は不要です。もしかしたら、それどころではない場合もあるため、道案内がいらないことは助かります。

特徴5.24時間対応

陣痛はいつ襲ってくるかわかりません。そのため、陣痛タクシーは24時間対応サービスになっています。

特徴6.クリーニング代は不要

病院に行く前に破水が起こる場合もあります。そのため、妊婦が車内で破水する可能性もありますが、陣痛タクシーは事前にシートにビニールなどを被せてから妊婦を乗せるため、気にする必要はありません。

一般タクシーは、破水や出血の汚れを嫌って、出産直前の妊婦の乗車を断ることがあります。

陣痛タクシーの登録・利用方法

利用方法1.いつ事前登録するか

陣痛タクシーの登録は、安定期に入ったら早めにしておきましょう。必ず利用するわけではないので、複数のタクシー会社の陣痛タクシーサービスに登録しても構いません。

妊婦の名前、電話番号、本人以外の緊急連絡先、出産予定日、迎えの場所(自宅住所など)、出産予定の病院の住所や電話番号などをタクシー会社のサイトで登録します。もちろん、電話受付のタクシー会社もありますし、記入用紙に記載して登録するタクシー会社もあります。

利用方法2.妊婦のお迎え

陣痛が来たり、破水した場合はすぐに病院に行かなければいけません。一般的には、陣痛が来てから破水が起こるのですが、もし先に破水が起こっても病院で見てもらう必要があるため、陣痛タクシーサービスに電話してタクシーを呼びましょう。

登録したタクシー会社や場所にもよりますが、10-15分程度待つように言われます。

もし、陣痛よりも先に破水してした場合でも、身体は動かせるはずです。陣痛タクシーを待っている間に必要な行動をとっておきましょう。以下を参考にしてください。

もし陣痛より先に破水したら…妊婦の対応としてはいけないこと

利用方法3.病院に送り届け

妊婦が破水していても、運転手さんがシートにビニールなどをかけて妊婦を介助しながらタクシーに乗せ、出産予定の病院まで送り届けてくれます。

このように、陣痛タクシーの利用方法は簡単です。陣痛タクシーに登録しておき、結果サービスを使わなくても良いので、身内で病院へ送っていく対応予定が決まっていたとしても、もしものために登録しておいた方が良いですね。

陣痛タクシーの注意点

陣痛タクシーサービスは、「近くにあったからここでいいやー。」という選び方はやめましょう。

現在、ホスピタリティの観点から陣痛タクシーや類似サービスは爆発的に増えています。ところが、サービス内容や対応、社員教育が追いついていないタクシー会社がたくさんあることも事実です。

登録の際に愛想良くサービス案内をされ、いざ陣痛が始まったときに乗車拒否をしたり、タクシーが出払っているという言い訳(?)をされる事例もいくつかあるとのこと……。

陣痛タクシーではない一般タクシーに乗車拒否をされたのであれば、「仕方がない」「準備不足」と捉えられるかもしれませんが、サービスを掲げて乗車拒否をすることは許せません。

「責任を持てないので乗せられません。」というのでは、妊婦が陣痛タクシーに登録した意味がありませんし、タクシー会社が掲げる陣痛タクシーの看板も嘘になります。

そのため、少し離れたところでも実績があるタクシー会社に連絡をして、利用できる距離かどうかを確認してから登録しましょう。

また、陣痛タクシーには必ずルールがあります。万が一利用できない条件があるかもしれないため、それも必ず聞いておきましょう。

妊婦やママに優しいタートルタクシーのサービス

タートルタクシーというサービスがあります。これは陣痛タクシーとは違いますが、妊婦が使ったり、子連れママが使えるタクシーサービスなのでご紹介したいと思います。

タートルタクシーは登録がいりません。妊婦や子連れママだけでなく、お年寄りや身体の不自由な方にも有効です。

参考|TURTLE TAXI (タートルタクシー)

タートルタクシーとは1.ゆっくり走ることがサービス

タクシーは商売なので、お客さんを乗せたら早く目的地に連れて行き、回転数を多くすることが普通です。そのため、運転手さんによっては運転が荒かったり、ちょっとスピードが早かったりします。

ところが、タートルタクシーはゆっくり走ることをコンセプトにしているサービスです。

「それが特別なサービス?ゆっくり走って!って言えば良いだけじゃん。」と思うかもしれませんが、なかなか言えない人もいます。子連れママの中には、公共の場に行くと負い目を感じて小さくなってしまう人もいるんです……。

タートルタクシーとは2.後部座席に「ゆっくりボタン」!

そこでタートルタクシーが用意したのは、この「ゆっくりボタン」です。

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これをポチッと押すと、急加速や急停車をしないで、いつもよりもゆっくり優しく走ってくれます。

えぇ……みなさんが言いたいことはわかりますが、わたしは口で伝えるよりも気が楽ですし、本当に「ゆっくり走って。」と言い出しづらい人がいることをわかってもらえるとありがたいです(^_^;)

タートルタクシーとは3.乗れる場所

タートルタクシーを提供しているのは三和交通というタクシー会社です。残念ながら横浜から都内がメインなので、関東以外に住むママはなかなか乗ることはできないと思います。

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もしも東京近郊でこのような亀さんマークのタクシーを見つけたら乗ってみましょう。たぶん子どもも喜びます。

ママや子どもに優しいサービスが増えると嬉しい!

陣痛タクシー以外にも、こどもの送迎に特化した「キッズタクシー(ベビータクシー)」というサービスもあります。

これは、小児救命救急講習を受けたドライバーが新生児用のチャイルドシート(ベビーシート)をつけて、出産後のママと赤ちゃんを病院から自宅に送り届けてくれるサービスです(子どもの送迎サービスもあります)。

たしかに、生後間もない赤ちゃんをお家に連れて帰るために、たまたま誰の都合もつかずに「どうやってお家に連れて帰ろう……。」と悩んだママもいるかもしれません。

出産直後のママが歩いて帰るのは大変ですし、外気に触れ続ける赤ちゃんも心配です。もちろん、普通のタクシーにはベビーシートがないため乗せて連れ帰るのは不安ですし、できるだけ安全な方法で運んであげたいと思います。

ちなみに、タクシーに乗る場合は、ママが赤ちゃんを抱っこして乗っても道交法違反にはなりません。

チャイルドシートはいつからいつまで?着用義務と法律違反の罰則

陣痛タクシーにしても、キッズタクシー(ベビータクシー)にしても、タートルタクシーにしても、ママや子どもに優しいサービスが増えるのはとても嬉しいことです。

特に、妊婦やママの中には、身重であったり、子連れであることで、公共の場に出ることに負い目を感じる人たちもいるんです。

この負い目をちょっとだけ優しく取り払ってくれるサービスがあると一気にファンになっちゃいませんか?

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