子どもショートステイとは?利用条件・料金・申込方法など

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子どもショートステイ(短期入所生活支援)とは

子どもショートステイとは、政府が推進している一時預かり事業の1つの形式のことで、地方自治体の主導により乳児院や児童養護施設などにおいて、一時的に子どもを預かってもらう子育て支援サービスのことです。

政府が推進している一時預かり事業はいくつかありますが、この子どもショートステイの特徴は子どもが短期間ながら複数日の宿泊ができることです。

子育てをしていると、急用でお家を空けなければいけないときもあります。もし、それが遠方で何日もかかってしまう用事で、子どもを連れて行くこともできなければ、誰かに預けて行くしかありません。

もし、近隣に頼れる人がいない場合はどうすれば良いでしょうか。そんなときに活用する子育て支援の一時預かりサービスが、子どもショートステイです。

今回は、各地方自治体で行なわれている子どもショートステイについてお話したいと思います。

2017年2月現在の情報です。

その他の一時預かり事業などは、以下を参考にしてください。

ママが事故や病気で入院したら…子どもの預け先と準備・対応方法

子どもショートステイの利用条件

子どもショートステイは、いつでも誰でも、どんな条件でも利用できるサービスではありません。利用条件などの詳細は、市区町村役所に問い合わせたり、ホームページで確認してください。

利用の理由

子どもショートステイ利用のために必要な理由は以下の通りです

・養育者の出産、病気、看護、冠婚葬祭、出張などで家庭での養育が困難なとき
・養育者の育児不安、育児疲れ、看護疲れ等の身体上・精神上の理由で養育が困難なとき
・その他、特に必要と認められるとき

利用ができない場合

子どもショートステイを利用できない理由は以下の通りです。これらは各地方自治体だけでなく、各施設によって独自に決められている場合があります。

・子どもがインフルエンザなどの感染症のとき
・子どもが医療的ケアや介助を必要とするとき
・子どもが極度の多動など、集団生活が営めないとき
・子どもの施設内での問題行動により、支障があるとき
・施設での受け入れ定員を超えたとき

子どもショートステイの利用詳細

利用要件などの詳細は、市区町村役所に問い合わせたり、ホームページで確認してください。

以下は、中野区の子どもショートステイを例に挙げて、子どもショートステイの利用の特徴を見ていきます。

2017年2月現在の情報です。

利用要件

中野区の利用要件は、中野区在住であり、保護者が入院、出産、親族の看護、出張などにより子どもの世話をすることが一時的に困難であることとなっています。

病児保育ではないため、健康状態等によっては子どもを預けることができません。これは他の市区町村でも同様です。

受入対象年齢

中野区の場合、子どもショートステイの受け入れ年齢は0歳から15歳未満の子どもが対象になっています。

受け入れ年齢は各市区町村によって、0歳から20歳未満の間で設定されています。乳児院の場合は0歳から6歳までの乳幼児、1歳以上の子どもは児童養護施設などでショートステイを行います。

利用期間・休日

中野区の場合、利用期間は1回の利用につき乳児院は6泊以内、中野区さつき寮は10泊以内、1年度内で合計50泊までを限度としています。休日の記載はないため、問い合わせる必要があります。

その他の各市区町村においても、1回の申し込みで6泊以内(7日以内)が多いようです。休日は施設によって決められていますが、土日は受け入れている施設も多くあります。

利用定員

中野区の場合、乳児院は定員1日2名、中野区さつき寮は定員1日3世帯となっています。

地方自治体によっては、ホームページに受け入れ施設の一覧と受け入れ可能な定員が記載されていない場合もあります。

利用料金

中野区の場合、生活保護受給世帯、市民税非課税世帯は、以下のように一般世帯よりも安価にサービスが提供されています。

生活保護世帯|3歳未満児は0円、3歳以上児は0円
市民税非課税世帯|3歳未満児は900円、3歳以上児は2,500円
一般世帯|3歳未満児は2,200円、3歳以上児は5,000円

また、利用(利用承認)の取消し・変更が宿泊予定日の前日午後5時以降にあった場合は、キャンセル料として1泊分の利用料金が必要になります。

その他の各市区町村においても、年齢や世帯収入によって利用料金やキャンセル料の規定が変わる場合があります。その他、各種実費などが必要になる場合があるため、事前に確認してください。

申込方法

どの市区町村役所でも、事前登録の利用申請書(登録申請書)の記載が必要になるため、身分証明書と必要な場合は世帯収入がわかる書類(非課税証明書など)、印鑑、母子手帳を持って行くようにしましょう。

中野区の場合は、入院期間がわかる書類、勤務先からの出張命令書など利用要件を確認できる書類が必要です。

また、子どもショートステイ利用前に、施設において親子面接が行われる場合があります。その際、医療診断書が必要になることがあるため指示に従ってください。

子どもショートステイの内容

実際に子どもショートステイで施設に預けたときの過ごし方はどのようなものでしょうか。また、必要な持ち物は何でしょうか。

施設での過ごし方

施設によって過ごし方は変わります。たとえば、養護施設では年齢に合わせて施設内保育を行っていることがほとんどのため、基本的には施設管理以外で施設外に出ることはありません。

ただ、必要性に応じて保育園・幼稚園等に送迎対応をしてくれる場合もあるようです

また、施設によっては以下のように、1日のスケジュールが公開されている場合があります。詳細は市区町村役所の窓口で尋ねてみてください。

6:00 |起床~朝食
8:30 |登園
10:30|保育
12:00|昼食
15:00|自由遊び
17:00|入浴
18:00|夕食
19:00|余暇
20:00|就寝

必要な持ち物

おおむね生活に必要な下着類、パジャマ類、着替え類、歯ブラシ、タオル、常備薬、健康保険証、乳幼児医療証などの一式が必要になります。

必要な持ち物は施設によって異なるため、事前の確認は怠らないようにしましょう。

病気や緊急時の対応

子どもショートステイに預けた子どもが急な発熱やケガなどをしてしまった場合は、通常の保育園と同様、ママや養育者に緊急連絡が入ります。

施設によって対応は異なりますが、すぐに迎えが必要になる場合もあるため、子どもを預けてもそのことだけは忘れないようにしましょう。

子どもショートステイの是非

子どもショートステイは一時保育とは違い、ママと子どもが何日も離れてしまうときに活用する支援サービスです。そのため、人によって子どもショートステイの利用に否定的な意見があることはわかります。

保育園などが行う一時保育とは?利用方法・時間・料金など

これはわたしもある意味同意見で、たとえば例に挙げた中野区の子どもショートステイ利用上限は年間合計50泊までとなっていますが、これを「50泊までは子どもを預けても良い」とストレートに受け取ってほしくはありません。

以前、子どもと親の愛着関係は量でも質でもないという持論を言いましたが、親の愛情を子どもに伝えるためには最低限の量も質も必要です。子どもが幼いほど、なおさらだと思います。

子どもの愛着行動の意味とは?親子の愛着関係の形成に必要な要素

もちろん、ママが入院して両親や家族など頼れる人がおらず、どうしようもないときには子どもショートステイはとてもありがたいサービスであることは間違いありません。

悩んでどんより暗くなるよりは、たくさんの情報を仕入れて、積極的に活用するべきでしょう。ただし、サービスに甘えて、子どもの信頼を得る努力を怠ることだけはしない方が良いと思います。


参考|子どもショートステイ・トワイライトステイ | 中野区公式ホームページ
参考|子どもショートステイ事業|豊島区公式ホームページ
参考|子どもショートステイ:新宿区

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