ママの手間が増える…いいとこ取り育児がダメな理由と18の事例

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この記事でお伝えしたいこと

いいとこ取り育児とは

いいとこ取り育児という言葉を知っていますか?

「子どもはいつでも、何をしても可愛い。」という人は、聖母マリア様か育児を知らない人のどちらかです。たしかに子どもは可愛いですが、強烈に憎たらしいときもあります。

そんな育児の光と闇の中で、光の育児しかしないのが「いいとこ取り育児」です。特に、外面が良い自称イクメンパパがいいとこ取り育児を行います。いいとこ取り育児の要素は以下の通りです。

要素1.自分が満足する育児

いいとこ取り育児は、離乳食を食べさせる、おむつを替えるなどはしますが、離乳食の準備と後片付けはママ、おむつの中身がうんちの場合はママ……など、子どもと触れ合う部分や手間が少ない育児のみ担当し、嫌な育児はしません。

要素2.人に見られる育児

子どもを公園に連れて行く、人前でのみ着替えやおむつ替えをするなど、「育児に積極的で優しい旦那さん」と思われるために、家族以外の前でだけ育児をすることです。

要素3.子どもに好かれる育児

子どもを泣き止ませるためにおかしやおもちゃを買い与えるなど喜ばせる接し方だけをし、子どもが嫌がる歯磨きや叱る担当などをしない育児のことです。


ママの手間が増えるだけ、ママに嫌な役を押し付けるだけのいいとこ取り育児にあてはまる育児とは、具体的にどのようなものでしょうか。

今回は、パパがやりがちないいとこ取り育児の具体例と、いいとこ取り育児がダメな理由についてお話したいと思います。

パパがやりがちないいとこ取り育児

いいとこ取り育児1.うんちのおむつ替えはしない

いいとこ取り育児のパパは、子どもがおしっこをしたおむつは替えても、うんちをしたおむつは替えません。

背中まで到達したうんち、横漏れしたうんちを拭き取ることも立派なおむつ替えです。もちろん、子どもは暴れるため、手にうんちがつくこともあります。

いいとこ取り育児2.おむつかぶれのケアはしない

いいとこ取り育児のパパは、おしっこのおむつは替えても、ちゃんとおむつかぶれのケアはしません。

夏でも冬でも簡易シャワーなどでおしりをきれいにして、ベビーローションやベビーオイルを塗るのは面倒ですが、おむつかぶれを放っておくのは子どもがかわいそうです……。

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いいとこ取り育児3.お風呂はいっしょに入るだけ

いいとこ取り育児のパパは、子どもと湯船に浸かっただけで「俺はいつも子どもといっしょにお風呂に入ってる。」と言います。間違いではないんですが、単純に子どもと湯船に浸かって欲しいのではありません。

お風呂を洗って、お湯を溜め、子どものパジャマや下着を用意し、服を脱がせ、身体を洗い、身体を拭き、パジャマを着せ、水分補給をして、髪を乾かして欲しいんです。

いいとこ取り育児4.調乳はしない

いいとこ取り育児のパパは、子どもに授乳をしたがりますが、哺乳瓶が出てくるまで待っています。

たしかに毎日の授乳は大変ですが、唯一の癒やしである赤ちゃんとの触れ合いをパパに奪われると、ママはただの調乳係になります。

いいとこ取り育児5.授乳しても哺乳瓶は洗わない

いいとこ取り育児のパパは、授乳をしたあとに哺乳瓶を洗ってくれません。

本来、哺乳瓶の消毒は1歳ごろまで必要です(神経質すぎても良くないのですが、夏場は気をつけたい)。ところが、授乳で満足したパパは、哺乳瓶をキッチンに持っていくだけ……せめてサッと水洗いして……。

いいとこ取り育児6.離乳食の準備をしない

いいとこ取り育児のパパは、離乳食の準備をせずに子どもに食べさせるだけです。離乳食の準備はパパのご飯を作るよりも簡単なんですが……。もちろん、哺乳瓶と同じで、離乳食後は食器も洗ってください。

いいとこ取り育児7.離乳食を根気良く食べさせない

いいとこ取り育児のパパは、離乳食を中途半端に食べさせます。

子どもの離乳食は、適当に食べさせるのではなく、必要量をちゃんと食べさせて欲しいんです。もちろん、子どもは暴れますし、ペッと吐き出します。でもそれを何度もすくって食べさせる必要があります。

いいとこ取り育児8.気が向いたときだけあやす

いいとこ取り育児のパパは、自分の気が向いたときだけ泣いている子どもをあやします。

泣いている子どもをあやすのは、1番は泣いている理由を探るため、2番が泣きやませるためです。子どもに触れたいため、抱っこしたいためじゃないんです。

いいとこ取り育児9.おもちゃや絵本は出しっぱなし

いいとこ取り育児のパパは、おもちゃや絵本で子どもと遊んだら出しっぱなしにします。いやいや、子どもが出しっぱなしにしたおもちゃや絵本を「ちゃんと片付けなさい。」と促すのが親の役目なんですが……。

いいとこ取り育児10.準備をしないで散歩に行く

いいとこ取り育児のパパは、準備をしないで子どもを散歩に連れ出してしまいます。

小さな子との散歩は、ちょっとした外出でも準備が必要です。散歩に連れ出す時間を考慮して、おむつ替え、授乳と離乳食、あやしグッズ、着替えなどが必要ですし、外の気温を感じて防寒具や日除けも必要です。

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いいとこ取り育児11.ちょっと連れ出して満足する

いいとこ取り育児のパパは、子どもをちょっと外に連れ出しただけで満足してしまいます。

「お昼まで時間あるからお腹空かせてきてって言ったのに……。」子どもは遊び好きですが、飽きっぽくもあります。そのため、いっしょに遊べないと、10-15分で帰ってくることになります。

いいとこ取り育児12.困ったらお菓子やおもちゃを買う

いいとこ取り育児のパパは、子どもの喜ぶ顔を見るため、ぐずられるのが嫌なため、すぐにお菓子やおもちゃを買ってしまいます。ママが子どもに我慢させていると知っていながら……。

いいとこ取り育児13.子どもの歯磨きはしない

いいとこ取り育児のパパは、子どもが嫌がる歯磨きをしません。毎日泣く子もいますが、仕方なく押さえつけて磨きます。ママだって子どもに泣かれると辛いんです。

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いいとこ取り育児14.子どもを病院に連れて行かない

いいとこ取り育児のパパは、子どもが発熱したり、体調が悪くても病院に連れて行ってくれません。

もちろん、子どもは病院に連れて行くだけではダメで、熱や身体の痛みなど1つ1つ確認しながら病院を予約し、その間も声掛けや水分補給などが必要になりますし、感染しないよう扱いにも注意が必要です。

いいとこ取り育児15.洗濯はカゴに入れるまで

いいとこ取り育児のパパは、子どもの着替えはしてくれても、その着替えを洗濯カゴに入れておしまいです。

子どもの服を洗濯して、干して、取り込んで、畳んで、タンスにしまうことも立派な育児の1つですよね。そのため、子ども用(赤ちゃん用)の洗濯洗剤の種類さえ知りません。

いいとこ取り育児16.寝かしつけに挑戦はする

いいとこ取り育児のパパは、子どもの寝かしつけに挑戦はしてみるものの、7割の確率で諦めてしまいます。

子どもがなかなか寝なかったり、泣き出すと「ママー、やっぱりダメだー。」と呼ばれ、もし子どもが眠ったら「俺子どもの寝かしつけ得意だから。」というドヤ感を出します。

いいとこ取り育児17.外出したときだけ張り切る

いいとこ取り育児のパパは、家族で外出したときだけはとても張り切ります。

「おむつは?」「着替えは?」「そろそろ授乳時間でしょ?」こんな風に、さもいつも育児してますよ感を出されると、普段手際の良いママほどイライラしてしまいます。

いいとこ取り育児18.ママがいい~に心折れる

いいとこ取り育児のパパは、子どもが泣いて「ママがいい~」という言葉を素直に聞き入れてしまいます。

子どもが泣くことは当たり前です。ママでも泣いて手がつけられないときはあります。子どもが言う「ママがいい~」を翻訳すると「いや~」です。「ママがいい~」をそのまま受け取らないでください。

いいとこ取り育児の何がダメなのか

パパの育児がいいとこ取り育児でも、「育児をしてくれるなら良いじゃん。」という人もいます。もちろん、初めはいいとこ取り育児でも良いと思います。

ただ、いつまでもいいとこ取り育児のままで良いわけではありません。なぜパパのいいとこ取り育児をそのままにしてはいけないのでしょうか。

ダメな理由1.ママの負担が軽減しない

お風呂がわかりやすいですね。前述したとおり、子どもといっしょに湯船に浸かるのではなく、子どもをお風呂に入れる一連の流れがなければ育児とは言えません。

湯船に浸かるだけなら、一連の流れでその他の行為も全てできます。どうせ後でママもお風呂に入りますから……。

ダメな理由2.ママの癒やしが奪われる

子どもを寝かしつけて、たまたますんなり寝てくれたらママも嬉しいんです。授乳のとき、一生懸命飲んでる顔で癒やされるんです。

その癒やしの部分だけをパパに奪われて「俺ちゃんと育児してるから。」なんて言われたら、やっぱりママはカチンと来るでしょう。

ダメな理由3.感情のズレにイライラする

育児は良い悪いではないため、数字で評価されることはありません。ただ、周囲の人に「がんばってるね。」「いつも大変だね。」と言われると、社交辞令でもとても励みになります。

パパのいいとこ取り育児で、周囲の人が「育児に積極的で優しい旦那さん」という評価をしていることを聞くと、イライラしてしまいます。

初めはいいとこ取り育児でも良いけど

前述したとおり、育児に慣れていないパパが、「育児をしてくれるなら良いじゃん。」という「いいとこ取り育児」からスタートしても良いとは思います。

でも、いつまでも育児の大変な部分に全く触れようとしないで、「本来育児はママの役割で、俺は育児をしてやっている(手伝ってやっている)。」と言わんばかりの言動があると、絶対にケンカになりますよね。

「中途半端に育児に手を出されたら余計に面倒!イクメンヅラしたいだけならやって欲しくないわ!」と感じるママがいてもおかしくないです……(^_^;)

もちろん、このイライラを抱え続けたまま、いいとこ取り育児を続けさせるわけにはいきません。パパに育児を頑張ってもらうにしても、ママが全ての育児をするにしても、次のステップが大切です。

というわけで、次回はいいとこ取り育児を打破するための方法についてお話したいと思います。

イライラする…男性の「いいとこ取り育児」を直す5つの方法

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