ハンドリガード・フットリガードとは?赤ちゃんの4つの機能発達

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赤ちゃんはぢつと手を見る

はたらけど
はたらけど猶わが生活楽にならざり
ぢつと手を見る

石川啄木 著「一握の砂」

さっきまで「あーあー」唸っていた赤ちゃんが、急に黙って手を見つめることがあります。不思議そうに手を見つめる赤ちゃんは、とてもかわいらしいですね。ニヤニヤしてしまいます。

ただし赤ちゃんが見つめる手は、石川啄木のように開いた手ではなく、ほとんどが握りこぶしです。手を大きく上に上げて見ていることもあり、なんだかガッツポーズに見えることもあります。

赤ちゃんの発達の過程で見られるこの行為は、「ハンドリガード」と言います。赤ちゃんは、なぜじっと手を見つめることがあるのでしょうか。

今回は、赤ちゃんのハンドリガードにどのような意味があるのかについてお話したいと思います。

ハンドリガードとは

ハンドリガードとは、生後2-3か月の赤ちゃんが仰向けのまま拳を握り、手を上に上げて、不思議そうに見つめる行為を言います。

赤ちゃんは握りこぶしを見つめるだけでなく、手を開いたり、振ったり、握り拳をパクっと咥えることもあります。また、自分の髪の毛をむしって、それを不思議そうに見ている子もいます。

生まれたばかりの赤ちゃんは、自由に身体を動かすことができないだけでなく、自分の存在を認識することもできません。

母乳を飲んだり、排泄をするなど、赤ちゃんが生きるために必要な行為の多くは原始反射で賄われています。

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徐々に自分の意思で手が動かせるようになると、ある日ふと手があることに気が付きます。そして、「あぁー、これ動かせるんだ!」ということがわかって、ハンドリガードにつながります。

つまり、ハンドリガードは赤ちゃんが手を確認する行為であり、様々な発達をした結果起こるものです。赤ちゃんのハンドリガードは、以下の機能発達があることで行えるようになります。

ハンドリガードができる赤ちゃんの発達

発達1.視力の発達

新生児の視力は0.02-0.03ほどで、16-17cm程度まで物に近づいてようやく見える程度です。生後2-3か月になると0.04-0.06ほどになり、見るものの焦点が合い始め、目で物を追う追視ができるようになります。

物が見える様になった赤ちゃんは、よく動くものの中で一番近くにある手に興味を持ちます。

発達2.運動機能の発達

生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ自分の意思で手足を自由に動かすことはできません。その代わり、生後数日から手足のバタバタが始まります。

これは、手足をばたつかせることで運動機能を高めたり、筋肉の発達を促すトレーニングを行っていると言われています。手足のバタバタは生後2か月ごろまで続き、赤ちゃんが自分の意思で手足を動かす手助けをします。

発達3.認知機能の発達

赤ちゃんの中で、意識的に手足を動かすこと、物を追視することができると、「自分が動かしている手が目の前にある」という理解・判断ができるようになります。

つまり、独立した物事を連携させて認識する認知機能が発達していることになります。

発達4.好奇心の発達

赤ちゃんは自分で動かせる手の存在を認識すると、次は色々な動きをしたり、それを観察をしようという好奇心が強くなります。

そこで、握りこぶしを見つめたり、手を自分の意思で振ったり、両手を合わせたり、口の中に入れるなどのハンドリガードを行うようになります。

フットリガードとは

ハンドリガードが手の確認作業であることに対し、赤ちゃんの足の確認作業のことを「フットリガード」と言います。

フットリガードは、手のように止まった姿勢のままじっと足を見つめることは難しいのですが、赤ちゃんが手で足を触ったり、大股開きで両足を持つ姿が印象的ですね。

また、赤ちゃんは、開いた足をパンパンと合わせたり、足の指を開いたりなども器用に行ないます。

手足どちらもどのように動くのか、どのような形状をしているのかなどの確認作業ですが、ハンドリガードはじっと見つめる行為が多いため、「かわいい……。」と感じ、フットリガードは動作が大きくなるため「あら、元気ね。」と嬉しくなります。

自分の存在と他人の存在の認識

赤ちゃんがじっと手を見つめる行為が必要だと認識しているママは、赤ちゃんがなかなかハンドリガードを行わないと心配になるはずです。

ただ、赤ちゃんのハンドリガードは生後2-3か月よりも遅れる場合があります。また、赤ちゃんが必ずハンドリガード行うわけではありませんし、手の存在を認識する行為は赤ちゃんによって異なります。

一般的なハンドリガードをせずに、すぐに指しゃぶりを始めてしまったり、おもちゃを上手につかんで口に含んだり、遊び出す子もいます。

赤ちゃんは、物の形や感触を舌で把握する能力があるため、指をしゃぶっていたり、おもちゃを口に咥えていれば、手の存在を認識して次のステップを踏んでいると考えて良いでしょう。

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自分の手を認識することができた赤ちゃんは、目の前にあるものを触ったり、徐々につかんで遊ぶことができるようになります。

そして、少しずつ自分の存在を認識していくことで、自分と他人の違いを認識できるようになり、自分に1番近いママの認識につながっていきます。

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そのため、赤ちゃんのハンドリガードが見られたら、「もうすぐわたしのこと認識してくれる♪」と楽しみにしておいてください。

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