私も扁平足…子どもの扁平足の原因や影響は?予防と治し方

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扁平足(へんぺいそく)とは

最近の子どもたちに扁平足が増えているというニュースを見たことがあります。

一般的な大人の場合、足の裏はアーチ型にくぼんでいて、その部分を土踏まずと言いますね。人が立っている状態で内側から足を見ると、たしかにアーチ型の隙間が空いています。

ところが扁平足の人は、足の裏がアーチ型ではなく、平らで土踏まずがありません。これは医学的には一応障害にあたります。

扁平足は単純に土踏まずがない状態なわけではなく、かかと周りの関節が成長しきらないため、または関節が変形してしまうためアーチ状を作るはずの関節(骨)の位置が低下してしまうことで、足の裏が平らになってしまうことを言います。

また、扁平足には「先天性扁平足(幼児期扁平足)」と「後天性扁平足(成人期扁平足)」があり、それぞれ原因が違います。ちなみに扁平足は、「偏平足」と書いても間違いではありません。

赤ちゃんが成長していくにつれて土踏まずができないを先天性扁平足と言い、土踏まずができても大人になってから扁平足に戻ってしまうことを後天性扁平足と言います。

ちなみにわたしも扁平足です。これはわたしの足ではないですが、扁平足とはこのような足のこと。よく見ると、わたしの足はこれよりももっと扁平足……です。

さて、このような扁平足になるとどのような影響があるんでしょうか。

今回は、子どもの扁平足の原因や影響、また、扁平足の治し方などについてお話したいと思います。

先天性扁平足と後天性扁平足の原因

赤ちゃんは産まれたときはみんな扁平足なのに、大人は一般的に土踏まずがあり、扁平足ではありません。成長によって土踏まずができたり、また扁平足に戻ってしまうのは原因があります。

先天性扁平足(幼児期扁平足)の原因

子どもの足関節や足の筋肉に関する成長は3歳ごろから始まり、小学校低学年の8-10歳にある程度完成します。

幼児から小学校低学年の時期に体重が増え、足が大きくなる際に、十分な運動や足の裏への刺激が少ないと関節や筋肉など足周辺の成長が促進されません。

そのため、足の裏に体重を支える関節のアーチが形成されず、先天性扁平足の原因になってしまいます。

もう1つの先天性扁平足の原因は遺伝です。

親の足が扁平足の場合、遺伝によって子どもの足関節も扁平足になる可能性があります。

先天性扁平足はどちらの原因の場合も、骨格の異常や発育不全によって起こることになります。

後天性扁平足(成人期扁平足)の原因

後天性扁平足は、一度土踏まずのアーチが形成された大人が扁平足に戻ってしまうという症状です。

後天性扁平足の原因は、肥満や妊娠・入院などによる運動不足、加齢などによる筋力の低下、体重の増加です。

足周辺の筋肉が落ちてしまうことで体重を支えきれなくなり、関節が変形することで関節(骨)の位置が低下してしまい、土踏まずのアーチがなくなってしまいます。

扁平足の影響・問題点

扁平足の子どもは足の裏にアーチが形成されていないため、立つときにバランスが取りづらくふらついたり、歩いたり走ったりする衝撃を十分に吸収できないため、土踏まずがある人に比べて長い運動や激しい運動に支障が出やすくなります。

ただし、この影響は扁平足の中でも骨のアーチがなく、土踏まず部分が硬い状態の場合です。

もし、足の裏を触って土踏まず部分が硬い子どもは、骨格異常があるかもしれないため早めに病院で受診した方が良いでしょう。

たとえ扁平足だとしても、土踏まず部分がぷにぷにで柔らかい場合は、骨にある程度のアーチがあるにもかかわらず、土踏まずに脂肪がついてしまっている子です。その場合は骨格異常ではないため、それほど心配しなくても良いそうです。

わたしの土踏まずはぷにぷにです。ぷにっぷにです。

また、後天性扁平足の場合、一度完成した骨格が変形して土踏まずが崩れてしまうため、明らかに骨格異常が発生しています。

後天性扁平足は、関節のズレや骨格異常によって足関節の痛みや腫れを伴い、進行してしまうと骨折やアキレス腱の損傷、靭帯損傷などにつながり、歩行も困難になる場合があります。

子どもの先天性扁平足の予防と治し方

この記事を読んでいる人は「子どもの扁平足」について知りたい人だと思うので、先天性扁平足の治し方や予防法を知っておきましょう。

子どもの扁平足予防と治し方1.裸足で運動

先天性扁平足を治すためには、子どもが7-8歳になるまでによく運動させ、足の裏に刺激を与えることが一番効果的です。つまり、子どもに運動をさせることが扁平足の治し方であり、予防法だということです。

と言っても、特別な運動をさせる必要はありません。運動をさせて足の裏に刺激を与える行為は、テレビでもよく見ますよね。幼稚園や保育園で常に裸足で遊ばせるというあれです。

「公園は何が落ちているかわからないから不安……。」

というママは体育館でも良いですし、子どもが遊べるキッズルームでもOKです。なるべく早い年齢から裸足で遊ばせて足の裏に刺激を与えることで、筋肉や関節の成長を促し、扁平足を予防することができます。

子どもの扁平足予防と治し方2.サイズが合った靴を履く

子どもの足はすぐに大きくなってしまいますが、靴を履く際は、なるべく子どもの足に合ったサイズの靴を履くことが大切です。

「成長に合わせて靴を買うとお金がかかりすぎる!」というママは、少し大きめの靴を選んで、インソールで調整する方法をとってください。

靴の中で足が窮屈な形になってしまうと力が平均的にかからず、足に十分な筋肉が付かなかったり、関節が変形して扁平足になってしまいます。

最近は、扁平足用のインソールや扁平足用の靴が売られています。扁平足用のインソールは数百円から2,000円ほど、扁平足用の靴は1,000円から3,000円ほどなので、心配なママは1度試してみても良いでしょう。

子どもの扁平足予防と治し方3.手術

骨格異常がある扁平足によって、足の痛みや運動に支障をきたしている場合は手術を行う必要があります。

ただし、子どものうちに手術をすることはほとんどなく、成人した後に結果として先天性扁平足が歩行に影響を与えている場合のみです。

そのため、やはりなるべく子どもの成長期に合わせて、土踏まずを形成できるような取り組みが必要と言えます。

子どもの扁平足は親の影響?

ママやパパがあまり体を動かすことが得意ではなかったり、子どもが激しい運動をすることに抵抗がある人もいるでしょう。

もちろん、散歩に行くときは裸足!公園では必ず裸足!と極端に考える必要はありません。危ないものが落ちてることもありますし。

でも、子どもが遊べる安全な環境は、探せばまわりにたくさんあると思います。

子どもが将来たくさん運動ができるように、疲れにくい体になるように、できるだけママやパパもいっしょに安全な場所でたくさん遊んであげましょう。

また、子どもが扁平足だとしても、土踏まずが脂肪でやわらかい扁平足であれば、必ずしも疲れやすかったり、スポーツが不得意になるわけではありません。わたしもそうなので。

というわけで、もし子どもが扁平足だったとしても過剰に心配しないでください。小学校低学年で「やけに平らな足だな……。」と思ったら、まずは足の裏が硬い扁平足かどうかを確認してから病院に相談してみましょう。

それにしても、なぜわたしは今も扁平足なのか……。妊娠……、加齢……、ひまn


参考|「幼児期扁平足」|日本整形外科学会 症状・病気をしらべる
参考|「成人期扁平足」|日本整形外科学会 症状・病気をしらべる

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