DINKsとDEWKsとは?共働き子どもなし夫婦を選択する理由

0e3f0b671524f23e889b85c64d02524f

この記事の読了時間は約 5 分です。

子どもを作らない夫婦中心生活の是非

厚生労働省の人口動態統計によると、2016年の出生数は97万6979人で、初めて100万人を割り込んだことが話題になりました。

出生数の減少は、将来の働き手が減ることで経済規模や社会インフラに縮小につながり、住みにくい社会としてスポイルされていきます。

世界の少子化と地球の人口増加問題が同時に起こる理由は?

日本の将来を考えると早期の少子化問題の解消が望ましいのですが、そのために女性は積極的に子どもを生む義務を負うべきなのでしょうか。

子どもを育てるためには、夫婦のライフスタイルを変えなければいけません。大半の場合、子どもを育てることで夫婦の時間や経済的な自由は軽減するでしょう。

そんな中、自由な時間や安定した経済環境を継続するために、「DINKs(ディンクス)」というライフスタイルを選択する夫婦もいます。

今回は、DINKsというライフスタイルの意味と是非についてお話したいと思います。

DINKs(ディンクス)とは

DINKsとは、共働きをしていて、意図的に子どもを持たない家族形態を選択した夫婦のことを言います。

DINKsは「Double Income No Kids」の略で、結婚後のライフスタイルが多様化した1980年代のアメリカで生まれ、日本では1990年代に入ってから使われるようになりました。

DINKsを選択する理由

夫婦の価値観として、子どもは必要ないというDINKsのライフスタイルを選択する理由は、以下のようにいくつもあります。

理由1.出産が怖い
理由2.子どもが可愛いとは思わない
理由3.子どもが好きではない
理由4.仕事に対する志が高い
理由5.経済的な心配がある
理由6.生活スタイルを変えたくない
理由7.子育ての自信がない
理由8.親になりたくない
理由9.時間を拘束されたくない
理由10.夫から欲しいと言われない
理由11.親子に良いイメージがない
理由12.肉体的・精神的な病気
理由13.子作りに義務感があり、先延ばしにしたい
理由14.もう別れたい

子どもはいらない男女の割合が増加…夫婦でも作らない理由は?

DEWKs(デュークス)とは

DINKsと対になる言葉として「DEWKs(デュークス)」があります。DEWKsとは、共働きをしながら、子どもを育てる家族形態を選択した夫婦のことを言います。

DEWKsは「Double Employed With Kids」の略で、近年の先進諸国では最も多い家族形態と言えるでしょう。夫婦がそれぞれ仕事と家事、育児の役割を分担して、両立に取り組んでいます。

DINKsの夫婦はありか?なしか?

もちろん、身体的な病気や心にトラウマを抱えていたり、子どもが好きではない場合は仕方がないのですが、それ以外の理由でDINKsというライフスタイルを選択する夫婦に否定的な意見を持つ人もいます。

否定的な意見を持つ人の多くは、子育て経験者なのでしょう(男性の方が多いかも……?)。

では、「女性は子どもを生んで育てる”べき”だ」という意見を持つ人は、妊娠・出産関係なく「すべての世帯で明日から子ども2人を(追加で)育ててください。」と言われたらどう思うでしょうか。

「わたしは子ども3人育てたから。」「俺は2人の子どもの父親だから。」という背景があったとしても、それはその人の不安感やストレスの許容範囲内だったというだけのことです。

経済的な不安や自分の時間を制限されるストレスの感じ方は人によって違うため、どんな女性も子どもを生んで育てなければいけないとベキ論で考えるのはおかしなことですね。

妊娠や出産は、男女ともに人生の大きなイベントです。しかも、子どもは生んだら終わりではなく、10年、20年責任を持って育てなければいけないため、親の自覚と覚悟が必要です。

そう考えると、テレビなどの少子化問題の議論でたまに聞く「女性は子ども生まなきゃダメだよ。」という意見が如何に安易なものかが理解できるではずです。

子どもは欲しいのにDINKsになる夫婦

では、自由な時間や経済的な自由を大切にしたわけではなく、子どもは欲しいけど、経済的な不安や責任の重さからDINKsを選択する夫婦はどうすれば良いでしょうか。

ある日、夫と何気ない会話をしていると、わたしが妊娠する前の当時の夫は、妊娠・出産に対して以下の気持ちを抱えてたことがわかりました。

・子どもを作ることに漠然とした不安があった
・子どもを育てていくうえで経済的な不安が強かった
・もう少し経済的に安定してから子どもが欲しかった
・わたしが妊娠できる年齢と経済的不安の板挟みだった

子育てには時間とお金がかかります。もちろん女性も妊娠・出産・子育てに不安はありますが、家族を養う立場の男性も将来の家計を案じて、子作りに踏み切れないというジレンマを持つのかもしれません。

たしかに、20代、30代よりも40代の方が経済的な余裕を持てることは間違いありませんが、年齢を重ねるほど出産リスクは高くなります。

30-40代妊娠・出産リスクは?妊産婦死亡の原因と死亡率の推移

そのため、子どもが欲しい夫婦の多くは経済的な余裕がなく、ある程度の不安を抱えながら子育てをスタートしていることを知っておきましょう。

・子育て助成金制度の情報を集める
・子育て支援制度などの情報を集める
・子育て中の先輩ママ友を作る
・母親に妊娠中・出産後の話を聞く
・子育てにかかる費用を調べる
・家計の計画表を作る

少しでも不安を和らげたり、子育ての負担を軽減するためには、上記のような多くの情報を集めることが大切なのですが、それでも子育てに対する不安を全てなくすことは不可能です。

最終的には、それぞれの夫婦が「子どもが欲しい!」という強い気持ちと勢いで乗り越えるしかないのかもしれません。

記事のURLとタイトルをコピー