いつからいつまで続くの…赤ちゃんが後追いする理由としない理由

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赤ちゃんの後追いとは

生後4-5か月を過ぎたころから、赤ちゃんはママがいないことに気付いて泣くようになります。

最初はそれがとても嬉しくて、「あー、わたしがいないとダメなんだなぁ。」と思うんですが、赤ちゃんのハイハイが始まってから徐々に支障が出始めます……。

「洗濯物取り込むから、待っててねー(*^^*)」と赤ちゃんをおいて洗濯物の方に向かうと、後ろからドタドタドタという音……そう、赤ちゃんがママを追いかけてくるんです。

このようにママがどこかへ行くと後を追いかけてきたり、ママの姿が見えないと激しく泣いてママを探すことを「後追い」と言います。

後追いをする赤ちゃんはとても可愛いんですが、家事のときもトイレのときも追いかけられ……ふといなくなるとギャン泣きされ……毎回赤ちゃんを抱えたままトイレに行くママも少なくないはずです。

後追いが始まると、ママは何をするにも余裕がなくなります。そのため、あんなに可愛かった後追いが、「もう勘弁して……。」とストレスに変わってしまうんです。

赤ちゃんはなぜ後追いをするんでしょうか。また、全ての赤ちゃんが後追いをするんでしょうか。

今回は、赤ちゃんが後追いをする理由、また、赤ちゃんが後追いをしない場合の理由についてお話したいと思います。

赤ちゃんが後追いをする理由

赤ちゃんがママを後追いするのは、ママの側にいたいからです。赤ちゃんが後追いをするには、3つの心身の成長が必要です。

後追いする理由1.ママの顔を認識できるようになるから

赤ちゃんがママを後追いするのは、ママの顔を認識して存在を確認できるようになるからです。

新生児期の赤ちゃんは、目・鼻・口ではなく輪郭や髪型で顔を見分けます。生後3-4か月ごろになると、目・鼻・口で顔を認識できるようになり、生後5-6か月には、白目と黒目のコントラストから顔を認識できるようになります。

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こうしてママの顔を詳しく認識できるようになった赤ちゃんは、少し離れた場所にいるママも判別でき、後追いをするようになります。

後追いする理由2.ママを探せるようになるから

赤ちゃんは、毎日母乳をもらい、ずっと語りかけてくれるママといっしょにいることで、ママがいることが当たり前になります。

そのため、ママが離れてしまうことでママの存在を理解できるようになり、ママがいないことに不安を感じるようになります。

物の存在や人の存在を認識できるようになると、目の前にあったものがなくなったときに「探す」という行為ができるようになります。

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後追いする理由3.身体を動かせるようになるから

赤ちゃんがママを後追いできるのは、身体が上手く動かせるようになるからです。

具体的には、赤ちゃんがハイハイできることが本格的な後追いの始まりで、ハイハイができる時期は生後7-8か月ごろが一般的です。

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後追いする理由4.ストレスを軽減したいから

赤ちゃんが後追いをするのは、ストレスを解消する愛着行動を起こしているからです。

愛着行動とは、愛着を抱いている特定の他者に対して親密さを求める行動のことで、赤ちゃんはママが応えてくれることで親密さを確認でき、それがストレスの軽減につながります。

赤ちゃんは、ママとの親密さを確認できると自己肯定意識が芽生え、それが自発的な行動を行うなどの心身の発達につながります。

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後追いはいつからいつまで

後追いが始まる時期には個人差がありますが、早い子だと生後6か月ごろ、一般的には7-8か月ごろからママの後を追いかけ始めます。

そして、赤ちゃんが自分一人で行動でき、周囲への興味関心が高まり、ひとり遊びが上手になる1歳半-2歳ごろまで続きます。

後追いのピークは生後8か月から1歳過ぎが多いのですが、ひとり遊びが上手な子はもう少しピークが短く、ママが大好きで甘えん坊な子は2歳までべったりが続く場合があります。

もちろん、ハイハイやひとり歩きの時期との兼ね合いもあるため、赤ちゃんの後追いの時期は目安でしかありません。

また、後追い時期が終わっても、子どもの「ママー、ママー」は続きます。2-3歳になると「どこに行くにもママにべったり」は薄れますが、基本的にはママといっしょが良いという子がほとんどです。

そのため、ママは子どもの後追いが激しく、時期が長くても心配する必要はありません。後追いが多少つらくても、普通のことだと認識するしかないですね。

ちなみに、息子は生後6か月を過ぎに後追いが始まり、2歳過ぎまでべったりが続きました。6歳になった今は1人でお友だちのお家に泊まりに行きますし、遊んでいても「ママはこないで!」と言うようになりました。

反対に、娘はベッタリの後追い時期は1歳前に終わり、公園や買い物でも1人でどこかに行ってしまいます。わがままを言って「もう知らない!」とわたしが物陰に隠れても、わたしを探さずに起こしに行くまで10分は地面に寝そべっている強者です(^_^;)

というわけで、どちらが良いとは言えませんが、後追いの時期やべったり具合はその子の性格が大きく関係するということですね。

赤ちゃんが後追いしない理由

自閉症や多動の見分け方の1つが、赤ちゃんの後追いだと言われるため、赤ちゃんの行動を見て心配するママもいると思います。

ただ、それは1つの判断材料でしかなく、「後追いをしたから正常だ」とも「後追いをしなかったから障害がある」とも言えません。

比較的症状が軽い自閉症を見分けるためには、医師が2-3歳まで様子を見なければ判断できない場合もあります。

そのため、赤ちゃんの後追いに気負った考え方を持たずに、「目が合わない」「名前を呼んでも見ない」「笑うなど表情を作れない」「行動が他の子と違う」など、いくつか不安な点が見られた場合は医師に相談するようにしましょう。

後追いをしない一番の理由は性格です。ひとり遊びが好きな赤ちゃんの場合、ママがいないことに気付かずに遊びに夢中になることもよくあります。

また、兄弟姉妹がよく遊んでくれたり、大家族の中で過ごす赤ちゃんは毎日色々な人と触れ合うため、ママ以外の人を代わりにして安心感を得ている場合があり、後追いが少ない傾向があります。

後追い対策に必要な要素

赤ちゃんのある程度の後追いは仕方ないのですが、激しすぎると困りますよね。そこで、少しでも後追いを軽くしたり、早く終わらせるために「慣れ」と「安心感」を意識しましょう。

後追い対策の要素1.赤ちゃんが慣れるように離れる

「ママはいなくなっても必ず戻ってくる。」ということを赤ちゃんが理解できるようになると、後追いが軽減します。

そのためには、ママが赤ちゃんから離れる時間を少しずつ長くするよう意図的にコントロールしましょう。この考え方は夜泣き対策の「泣かせ尽くし(ファーバー方式)」に似ていますね。

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後追い対策の要素2.赤ちゃんが満足するまで付き合う

赤ちゃんが「ママがいるときはいっぱい遊んでくれる。」ということを理解できれば、赤ちゃんの不安感が解消される場合があります。

満足する接し方は赤ちゃんによって変わります。どのように接すれば満足が早いかは、色々試してみてください。後追い対策の詳細は以下を参考にしてください。

家事できない…トイレ行けない…赤ちゃんの後追い対策11選

後追いがなくなると少しさびしい…

ママにとって赤ちゃんの後追いは厄介ですが、「ママを認識できるようになる」「ママを探せるようになる」「身体を動かせるようになる」という大切な成長だと理解しましょう。

赤ちゃんの後追いでママが注意する点は、赤ちゃんの行動範囲に危険なものを置かないことです。ママは「ちょっとトイレ」のつもりでも、赤ちゃんはママを探して家中を這いまわる可能性があります。

「普段はこっちには来ないから大丈夫かな。」という考え方は危険です。特に台所、玄関の段差、お風呂場、階段などは気をつけて、予めベビーゲートを設置した方が良いでしょう。

前述しましたが、後追いが激しかった息子も、普段の生活ではお友だちの方が大切になってきているようです。

テレビを見ながら生返事をするのは当たり前、「買い物行く?」と聞くと「待ってる。」と答えたり、「ママー、○○買ってきてー。」買い物を促されることもあります。

もちろん、子どもは親から離れていくものなので良いことなのですが、やっぱりちょっと寂しいですね……(^_^;)

今後追いでイライラしているママは、子どもが成長していることを認識して、今しかない赤ちゃんの後追いをめいっぱい楽しむように気持ちを切り替えてみてはいかがでしょう。

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