子どもの赤ちゃん返りはいつまで続く?4つの原因と原因別対処法

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子どものその行動…赤ちゃん返りかも

最近子どもがベタベタしだした……。
なんだか言葉が幼くなったような……。
急に妹を叩いたり、突き飛ばすことがある……。
おもらしやおねしょが復活した……。
イヤイヤ期は終わったはずなのに……。

子どもが今までできていたことが突然できなくなったり、急に甘えることが増えたと感じたら、「赤ちゃん返り(幼児退行)」が起こっているかもしれません。

子どもが自分でできることが増え、言葉でコミュニケーションが取れるようになり、良いことと悪いことの区別がつくようになると、ママは子どもの自立のために少しずつ子離れをしようとするはずです。

ところが、何らかの原因で赤ちゃん返りが起こると、ママが積み上げてきたことが崩れてしまい、子どもが幼い行動を取り、ママから離れないようになってしまいます。

「せっかく、これまでがんばったのに……。」ママにとって、子どもの赤ちゃん返りは本当にストレスが溜まります……。なぜ子どもは、赤ちゃん返りを起こすのでしょうか。

今回は、子どもが赤ちゃん返りを起こす原因と原因別の赤ちゃん返りの対処法についてお話したいと思います。

赤ちゃん返り(幼児退行)とは

子どもに起こる赤ちゃん返りとは、主に2-6歳ごろの子どもに起こる症状で、これまでできていた行動が突然できなくなり、赤ちゃんに戻ってしまったように振る舞うことを言います。

赤ちゃん返りは幼児退行とも言い、大人でも幼児退行が起こり、精神的に人格が退行してしまうことがあります。

子どもの赤ちゃん返りは、大きく分けると「感情のままにわがままを言ってママを困らせるタイプ」と「感情を押さえてママ以外と接することを嫌がるタイプ」に分かれます。

子どもの赤ちゃん返りは病気ではありません。そのため、赤ちゃん返りの原因に合わせた対処法はありますが、それが効果的かどうかは子どもの性格や環境、周囲の状況によります。

子どもが赤ちゃん返りを起こす年齢は2-6歳と幅広いため、そのときの心の発達具合によって原因は変わりますが、赤ちゃん返りは主に以下の4つの原因が考えられます。

1.ママに強く叱られた
2.成長の壁にぶつかった
3.ママと離れるのが不安
4.弟・妹ができた

原因1.ママに強く叱られた

子どもは2-3歳ごろから、弟妹のおもちゃを取ったり、お友だちを叩いたり、公共の場所で大声で騒いだり、遊び食べをするなどが原因で親に叱られるようになります。

子どものこれらの行動は、自意識が目覚めて欲求や好奇心が高まったことによる行動です。子どもが自分の欲求を優先した行動、好奇心を優先した行動に悪気はありません。

そのため、ママが突然強い口調で叱ったり、怒鳴ったりすると、「ママに嫌われたくない」という気持ちから、自分を守る手段として赤ちゃん返りを起こすことがあります。

赤ちゃん返りの対処法

子どもは、悪気があって叱られることをするわけではないと言いますが、悪いことだと自覚していても、わざと叱られることをする場合もあります。子どもが叱られることを繰り返すのは、以下の理由が考えられます。

子どもが叱られることを繰り返す理由
1.好奇心や感情が上回り、言われたことを忘れてしまう
2.ママの興味を惹きたくて、ついしてしまう

もし、子どもを強く叱ったことで赤ちゃん返りを起こした場合、「叱った後にその意味を教え、理解できたら褒める」という行為がおざなりになっている可能性があります。

ママが子どもを叱りっぱなしにすると、子どもはママの愛情を感じるために、赤ちゃん返りを起こします。子どもを叱るときは真剣に向き合って叱り、叱った意味を教え、理解できたら愛情を持って褒めることを忘れないようにしましょう。

原因2.成長の壁にぶつかった

子どもは3歳ごろから集団生活が始まります。すると、「1人でトイレに行きなさい。」「ご飯は残さず食べなさい。」「明日の着替えの準備して。」「歯を磨いて。」など色々な行動を1人でするように迫られます。

ママが子どもの成長に合わせて無理なくやらせているつもりでも、子どもは突然全てのことを自分1人でやらされるように感じてしまいます。

そして、1人ではなかなかできない行為や、がんばらなければいけない行為に、苦手意識や壁を感じるようになります。

子どもは、「なんでやりたくないのにしなきゃいけないの?」とママの要求から逃げる手段として、赤ちゃん返りを起こしてしまいます。

赤ちゃん返りの対処法

2-6歳は、子どもが少しずつ自立して色々なことを1人で経験する時期です。ただ、1人でトイレに行く、ご飯を残さず食べる、歯を磨くなどの行為をいきなり1人でするのは難しいことです。

他の子ができると聞くとママは必要以上に焦りますが、どんな行為にしてもできないのは子どもの間だけで、成長すると必ずできるようになりますよね。

そのため、大切なことは今できることではなく、「できないことに挑戦する気持ちを教えること」と「なぜできる方が良いかを教えること」です。

ママが今の状況で「できる」「できない」を判断をする言い方をしてしまうと、子どもは必要以上のプレッシャーを感じます。

子どもが成長の壁にぶつかったと感じたら、まずその行為を応援しましょう。そして、子どもができなくてもがんばった過程を褒めて、次の挑戦を促しましょう。子どもに、少しずつ成長していること、応援していることを認識させてください。

原因3.ママと離れるのが不安

幼児の間は、ほとんどの子にとってママが一番身近で大切な存在です。

「もう大きくなったし、聞き分けも良いから大丈夫かな。」と思って、子どもを保育園に預けたり、ママが職場復帰をすると、急に赤ちゃん返りを起こすことがあります。

子どもは、ママと離れることに不安を感じるため、愛情を確認する目的で自分本位な行動をとってママの気を惹こうとします。

赤ちゃん返りの対処法

ママがもう大丈夫だと思っていても、子どもにとってママと離れることは強いストレスになります。

では、ママと離れる不安による赤ちゃん返りの対処法は何かというと……子どもが新しい環境に慣れるしかありません。

「自分が泣いたらママが側にいてくれる。」と学習すると余計に赤ちゃん返りが強くなる可能性があるため、とにかく何度も説明し、ママが仕事に行くこと、子どもが保育園に行くことを納得させなければいけません。

ママは復帰したばかりの仕事と赤ちゃん返りをした子どもの対応で大変ですが、ママがいない間に何をしていたか、保育園でどんなことができたのかなどをたくさん聞いてあげましょう。

そして、「すごいね。明日もママが知らないお話色々聞かせて。」とママと離れる生活を当たり前にしていきましょう。保育園に仲の良いお友だちができると、ママ友と連携して預かりっこができるので楽なんですけどね。

原因4.弟・妹ができた

産まれたばかりの赤ちゃんは手がかかります。そのため、ママは上の子を脇において赤ちゃんの授乳やおむつ替え、寝かしつけで付きっきりになり、上の子にガマンを促すことがあります。

ママがどれだけ説明をしても、子どもは「赤ちゃんだから仕方がない。」と思うことはできません。また、頭では仕方がないと理解できても、感情がついてきません。

そのため、子どもはママの興味を惹こうとして、赤ちゃん返りを起こします。

赤ちゃん返りの対処法

ママは妊娠中、上の子の赤ちゃん返り対策として、「もうすぐ赤ゃんが産まれるんだよー。お兄ちゃんになるねぇ。可愛がってあげようねぇ。」など、赤ちゃんへの免疫を作ろうとします。

もちろん、突然赤ちゃんがやってくると子どもがパニックを起こすため、繰り返し説明することは効果的だと思います。

ただ、実際に赤ちゃんが産まれると、ママが自分よりも赤ちゃんを大切にしている様に思えるため、赤ちゃんの存在が気に入らなくなります。

もし、上の子が抱っこを求めてきたり、ベタベタしてきたら、一旦赤ちゃんをベッドに寝かせてでも、上の子を優先的に抱っこする時間を作りましょう。

子どもがママに抱っこしてもらったり甘えたいのは、ママにとって一番であることを認識したいためです。そのため、自分を優先することが理解できれば満足します。

なお、上の子の赤ちゃん返りは妊娠中から始まる場合があります。妊娠がわかった時点で赤ちゃん返りに対する準備を始めましょう。

上の子の赤ちゃん返りでイライラ…妊娠・育児中の対処法24選

赤ちゃん返りはいつまで続くかわからない

赤ちゃん返りは一時期、一度きりのことではありません。幼児のころはいつ赤ちゃん返りを起こしても不思議ではありません。もちろん、全く赤ちゃん返りを起こさない子もいます。

心の成長は子どもの個性なので、赤ちゃん返りの予防方法はありませんし、赤ちゃん返りをすぐに治す特効薬があるわけでもありません。

また、赤ちゃん返りは、いつまで続くかわかりません。夜泣きと同じように、子どもの心の成長や集団生活の適応とともにママへの依存が少しずつ薄れ、いつの間にかなくなっていきます。

ただし、子どもがママの行動に何を思い、何にストレスを感じて、なぜ赤ちゃん返りを起こすかは、親として理解する必要があります。

そのため、子どもが赤ちゃん返りをしていると感じたら、ママ自身の行動を振り返り、子どもに必要以上のストレスを与えていないか考えてください。

そして、赤ちゃん返りが起こっても、赤ちゃん返りの行動自体は叱らずに優しく受け止めて、なるべくコミュニケーションを取るように努めましょう。……相手をするのは大変ですけど。

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