食べ物の好き嫌いが多い…子どもの偏食をなくす18の方法

この記事の読了時間は約 12 分です。

子どもの好き嫌いや偏食をなくしたい!

わたしは、子どもに食べ物の好き嫌いがあったとしても、ある程度は仕方がないものと考えています。

それでもやはり、「子どもの好き嫌いや偏食はなるべくなくしてあげたい!」「家族揃って同じものを美味しく食べたい!」と思う気持ちもあります。

ただ、同じ食べ物を食卓に出し、同じように育てている兄弟、姉妹でも食べ物の好き嫌いは分かれますよね。

お家では食べないのに、外食をすると食べる……
夫の前では食べるのに、わたしの前では食べない……
園では「きれいに食べました」と報告をもらうのに……

などなど、子どもの食べ物の好き嫌いはわからないことだらけです。子どもが、場所やいっしょに食べる人によって、食べたり食べなかったりするのはなぜなんでしょうか。環境や気分で、食べ方に偏りができるのはなぜなんでしょうか。

今回は、子どもの好き嫌いを少しでもなくすため、気分によって偏食をしないように気をつけた方が良いことを考えてみたいと思います。

好き嫌いをなくす方法1.本当に嫌いな食べ物か聞く

子どもがコミュニケーションを取れる年齢なら、なぜその食べ物を食べないのか聞いてみてください。

「これって嫌いなの?それとも、嫌いじゃないけど今食べたくないの?」

食べることが遅かったり、食事中にダラダラしたり、遊びだすのはその食べ物が嫌いだからじゃなく、集中力が続かなかったり、満腹感で食べられない可能性があります。

特に子どもは、お腹がいっぱいのときは「お腹がいっぱい。」とは言わずに、「いらない。」「食べたくない。」と言うことが多いため、ママは「嫌いな食べ物」だと勘違いする場合があります。

子どもが食べない理由がわかれば、食事の対応も変わります。ママの余計なイライラや悩みも減ります。

もちろん、子どもに質問をするときは、きつい口調にならないようにしましょう。

好き嫌いをなくす方法2.食べられないことを悪いことと教えない

「子どもの好き嫌いをなくしたい!」と思っても、子どもが食べられないことをダメなことと教えてはいけません。

嫌いな食べ物は、環境の変化や食べ物の慣れで好きになる可能性があります。わたしたちも、子どものころの好きな食べ物、嫌いな食べ物がずっと変わらないことはないですよね。

ただ、子どもにとって、ママが「ダメ!」と言うことは絶対にダメなんです。

子どものときは、どうしても食べられない食べ物もあります。お腹がいっぱいなのに、叱られるのが嫌で無理やり食べているかもしれません。

がんばっても食べられなくて、ダメなことをしていると感じて悲しくなっているかもしれません。そんな食の体験を作ってしまうと、その食べ物が余計に嫌いになってしまう可能性があります。

好き嫌いをなくす方法3.水分を摂りすぎていないか確認する

食事の前や食事の最中に、水分を大量に飲んでしまうとご飯は食べられなくなります。

一般的に食べ物以外で幼児に必要な1日の水分摂取量は、体重×100mlほどです(食べ物の水分を除く)。つまり、体重が15kgの子の場合は1.5リットルの水分摂取で良いということです。

ところが、食事の最中にも300-500ml以上の水分摂取をする子がいます(以前の息子)。

食事中の水分摂取は満腹感を与えるだけでなく、食べ物を流し込む癖がつくことで咀嚼回数が減ってしまいます。咀嚼回数が減ると、唾液の分泌が少なくなり、余計に食べ物を水分で流し込むループができます。

さらに、咀嚼回数が減るとプラ-クを落とす効果が減り、口内の自浄作用が低下します。また、唾液の分泌が少なくなると、唾液腺が未成熟になり、口内が乾燥して虫歯の原因にもなります。

参考|かわいい子供の歯を守る後編|おかもと歯科医院

子どもが水分で満腹感を感じないため、虫歯予防のためにも食事中はあまり水分を摂取しないよう指導をしましょう。

好き嫌いをなくす方法4.満腹感はおやつでコントロール

子どもはその日の体調や気分によってお腹の空き具合が変わるため、ご飯が食べられないことがあります。

もし、子どもの満腹感が強くて食事がすすまない日が多い場合は、おやつの時間や量を少しずつ調整してください。

「おやつは食べちゃいけません!」という家庭があるかもしれませんが、3歳以下の小さな子どもは3食のご飯だけだと食べる量や栄養にムラができるため、おやつで調整する方が良いと言います。

その日の食事量を見ておやつの時間を少し早めたり、量を少なくして、おやつで子どもの満腹感をコントロールできるようにしましょう。

好き嫌いをなくす方法5.食事のときはテレビを消す

食事のときは、パパやママが見たいテレビがあってもテレビを消しましょう。

子どもは「ながら食べ」ができません。そのため、テレビが付いていると手や口を動かせなくなり、集中力が切れてダラダラした食事になります。

そして、食事を始めて20分以上経つと、少しずつ満腹中枢が刺激されて、十分な量のご飯が食べられなくなります。

もちろん、食事の時間に集中して食べられないのは、食事のリズムができていないからで、これはある程度の年齢までは仕方がないことです。

1-2歳であればママと向かい合って1対1でコミュニケーションを取りながら食事をし、3歳以上であればテレビを消して、食事に集中しやすい環境を整えてあげましょう。

2歳以降の子どもがテレビを見る影響は?適切な視聴時間は?

好き嫌いをなくす方法6.食事を通してコミュニケーションを図る

教育方針として、「食事のときは喋っちゃいけない」という家庭もあると思います。家庭の教育方針は尊重するとして、個人的には楽しく話をしながら食事をすることをおすすめします。

子どもはママやパパと食事を通したコミュニケーションを図ることで、食事を楽しいことだと認識するようになります。食事が楽しいと認識すれば、良い食の体験が増えて、偏食が少なくなる可能性があります。

会話が食事の邪魔にならない年齢ならコミュニケーションを図りながら、1-2歳くらいの子どもでならママが語りかけながら食事を楽しみましょう。

ただし、おしゃべりに夢中になる子もいるので、話すことと食べることのバランスには気を付けてください。

好き嫌いをなくす方法7.食に遊びの要素を入れる

コミュニケーションと似ていますが、ただ会話をするだけではなく、手や口が止まった子どもに対して、楽しく食べさせることも偏食をなくし、食事のリズムを作る有効な方法です。

よくある方法は、「ごはんが◯ちゃんのお口トンネルとおりまーす。」と言って、ぱくっと食べさせるなどです。これは3-4歳位までなら、たまに行っても良いと思います。

ただし、3-4歳はすでに保育園など集団生活が始まっている時期なので、ママが食べさせることが当たり前にならないようにしましょう。

好き嫌いをなくす方法8.とにかく褒めごろし

「ママ、◯ちゃんが食べてくれたら嬉しいなぁ。」
パクッ!
「すごーい、食べれたー!ママうれしいぃー!」
パチパチパチー、ギュッ!

食事に限らず、子どもにとってママが褒めるのは鉄板ですね。まぁ、テンションが高いだけでいけるのは、3歳くらいが限度だとは思います。

ただ、子どもの味覚形成は3歳までに完成すると言われており、それまでに色々な味の食べ物に慣れさせることで、ある程度食べられる物・食べられない物が決まります。

そのため、3歳までは子どもを褒めて、気分を良くして、調子に乗らせることが一番効果があるんですよねぇ(^_^;)

子どもが一口食べたら、それ以上食べるかどうかは自主性に任せます。

好き嫌いをなくす方法9.嫌いになる前に種類・味付けを変える

子どもにはとにかく色々な種類、味付けの食べ物を経験させることが重要です。

ピーマンが嫌いな子は、「ピーマンは嫌いだ」と認識する前に「これ美味しくない」→「食べたくない」→「嫌い!」と考えます。そして、一度「嫌い!」と認識してしまうと頑なに食べません。

そのため、ママが「この子はピーマン食べたくないのかな?」と思ったら、「お腹いっぱいで食べられないなら、これはママが食べるね。」と、子どもが「嫌い!」を認識する前に下げてしまいましょう。

次にピーマン料理を出す場合は、同じピーマン料理は出さずに、違う種類・味付けのピーマン料理を作りましょう。ママ御用達のクックパッドなら、いくらでも見つかります。

参考|みんなの推薦 ピーマン レシピ 941品 [クックパッド] 簡単おいしいみんなのレシピが249万品

好き嫌いをなくす方法10.とにかくちょっとずつ食べさせる

好き嫌いが激しい原因の1つは、その食べ物に慣れていないためです。特に食事を始めたばかりの1-2歳ごろは、酸っぱい食べ物や苦い食べ物が苦手です。それには理由があります。

人の持つ味覚には、旨味、甘味、塩味、酸味、苦味があります。5つの味覚うち酸味は腐敗物、苦味は毒物とみなし、本能的に飲み込まないよう脳が信号を出して嚥下反射に影響を与えています。

特に、子どもの味蕾の数は大人よりも多いため、苦味や酸味も感じやすい特徴があります。そして、酸味と苦味の感じ方には個人差があります。

子どもの偏食が増える原因と嫌いな食べ物がない方が良い理由

ただし、初めて食べたときは美味しくないと思った苦いピーマン、酸っぱい梅干しなどは何度も食べるうちに安全だと認識し、「食べちゃダメ→食べることができる→好きかも」と変わることがあります。

そのため、嫌いな食べ物は一気に無理やりではなく、ちょっとずつ時間をかけて慣らしていきましょう。ママには、年単位の根気が必要です。

好き嫌いをなくす方法11.食べやすさに注意する

子どもは大人よりもアゴが弱く、硬い食べ物を噛みきれません。一口が大きな食材も食べにくいと感じます。熱い料理も苦手です。そのため、子どもにとって「食べにくいもの=嫌い」とります。

よく噛んで顎を鍛えることはとても重要ですが、そればかり意識して食べにくい料理を出すと、子どもは好き嫌いが激しくなるかもしれません。

子どもが食べることに慣れてきたら、自分で噛み切ることができる食べ物や大きさを考えて、少しずつ大人が食べるものに近づけていってください。

ちなみに、顎関節症を予防するためには、3歳から5歳前後までの食習慣が大切です。

顎細すぎはNG!顎関節症の原因・症状と治療・予防方法

好き嫌いをなくす方法12.匂いを消す調理をする

多くの場合、嫌いな食べ物は、味だけでなく匂いにも苦手意識を持っています。そのため、子どもはその食べ物の匂いを嗅いだだけで気持ちが悪くなったり、食欲がなくなったりします。

そこでママは、子どもの嫌いな食べ物がわかった時点で、何とか匂いを消すような調理方法で子どもが食べられる工夫をしてみてください。

子どもは、自分がその食べ物のどこが嫌いで食べられないのかを上手く表現できません。そのため、匂いを消せば食べられるとわかれば、苦手意識もなくなる可能性があります。

好き嫌いをなくす方法13.3歳までの味覚形成を意識する

味覚形成とは、旨味、甘味、塩味、酸味、苦味の違いを感じ取り、それぞれの味の食べ物を食べ慣れる様になることを言います。

幼少期に培われた味覚形成が一生の味覚を左右すると言われているため、 特に3歳までに多くの味に慣れさせることが大切です。

そこで気をつけるべきことが、甘い食べ物や味の濃い食べ物ばかり与えないことです。味覚形成の時期に、甘い食べ物や味の濃い食べ物に慣れてしまうと、酸味や苦味をより敬遠するようになります。

特にママは、3歳未満の子どもにインスタント食品やアイスクリーム、チョコレートなどを食べさせ過ぎると、偏食が強くなります。

そもそも、ショ糖が含まれている甘い食べ物は虫歯の原因になるため、あまり良いことはありません。チョコレートやアイスクリームで喜ぶ子どもを見ると、こっちまで嬉しくはなるのですが……。

好き嫌いをなくす方法14.食べ物の種類や名前を覚えさせる

人は多く見たものや触れたものほど好きになります。名前や形を知っているだけで、何となく嫌いな感情が薄れるそうです。これを「単純接触効果(ザイオンス効果)」と言います。

というわけで、スーパーへのお買い物はなるべく子どもといっしょに行きましょう。

「◯◯ちゃん、にんじんとってきて。あとピーマンも!」
「ほら見て、このお魚おっきいねぇ。」
「このトマトの中から、一番美味しそうなの選んで。」

という会話をしながら食材を覚えさせたり、子どもに選ばせたりすることで、苦手な意識を和らげることができます。

好き嫌いをなくす方法15.いっしょに料理をする

子どもが2-3歳になると、ママが料理をしていることに興味が湧きます。そして、「○○もやるー」と料理をしたがります。

まぁ……おとなしくテレビを見ててくれた方が楽なんですが、少しでも料理を手伝わせることで食の興味が高まります。

そして、自分が作った料理は、たとえ嫌いな食べ物が入っていても「○○がつくったにくじゃがおいしいね(実はじゃがいも洗っただけ)。」と積極的に食べてくれます。

こねたり、かき混ぜたりは2歳でも問題なし。3歳なら子ども用のピーラーで皮むき、卵割り、もう少し大きくなると子ども用の料理セットを使って、野菜のカットなどもお願いできます。

そのため、このような子ども用料理セットを使うと、子どものテンションも上がります。女の子は可愛いエプロンで、テンションマックスです。子どもの料理はまた別途お話したいですね。わたしも楽しいですし、子どもたちも楽しそうなので。

好き嫌いをなくす方法16.食の経験と環境に注意する

なるべく多くの食の経験をすることは、子どもだけでなく大人にとっても大切なことです。食の経験が少ない子どもは、食事のイメージの良し悪しで簡単に好き嫌いが激しくなります。

大人でも、「豚肉が生焼けでお腹を壊した。」「生牡蠣で食中毒になった。」「失恋中に食べたオニオンスープが嫌いになった。」など、食と嫌な経験が結びついて食べ物を嫌いになります。

これを「後天的な味覚嫌悪学習」と言います

子どもの偏食が増える原因と嫌いな食べ物がない方が良い理由

逆に、「おばあちゃんが昔作ってくれた味噌汁が忘れられない。」「誕生日には必ずママ手作りのコロッケを食べた。」など、食と良い経験が結びついて、食べ物を好きになることを「後天的な味覚嗜好学習」と言います。

つまり、子どもが楽しく食べられる環境・食卓を作って、良い食の経験をたくさんさせることで嫌いな食べ物を少なくできます。

好き嫌いをなくす方法17.妊娠中に色々な食べ物を食べる

子どもの好き嫌いは、ママが妊娠中に何を食べていたかが影響するそうです。

子どもは、妊娠3か月の胎児のころから味覚が発達し始めます。そして、妊娠20週過ぎには嗅覚が発達します。この時期の胎児は羊水を飲みますが、羊水にはママが食べたものが一部溶け出しているため、味や匂いを羊水から感じています。

そのため、ママが偏った食事をしていると、子どもにも食べ物の好みに偏りができるそうです。

子どもの偏食が増える原因と嫌いな食べ物がない方が良い理由

たしかに、ママに嫌いな食べ物が多いと、子どもも嫌いな食べ物が多いような気がします……。

好き嫌いをなくす方法18.食物アレルギーを疑ってみる

食物アレルギーには様々な症状がありますが、必ずじんましん、痒み、くしゃみなどのわかりやすいアレルギー反応が出るわけではありません。

もしアレルギー症状が軽いと、気付かないままアレルゲンを摂取し続け、大人になって食物アレルギーを発症する恐れもあります。

わたしは小さいころ茄子が嫌いでした。その理由は、食べると舌がピリピリして、口の中が痒くなったからです。これは今思うと食物アレルギーの可能性があり、本来アレルギーの可能性がある食べ物は医師などの指導なしに食べ続けてはいけません。

ただ、子どものころのわたしは舌がピリピリするとは言わずに、「まずい!」「食べられない!」と言っていました。幸いしばらく茄子を食べない時期があり、大人になると食べられるようになっていました。

もし子どもが好き嫌いを示したら、細かい状況を聞いて、場合によっては食物アレルギーを疑ってください。

赤ちゃん・子どものアレルギー原因は食べ物?種類と症状は?

子どもに好き嫌い・偏食があることは当たり前

今回ご紹介した好き嫌いをなくす方法以外にも、色々な人と食事をして褒められる機会を作る、環境を変えてもご飯が食べられるように慣らすなど、環境面からアプローチできることもあります。

ええ……確かに子どもの偏食をなくすためにママが色々と考え、工夫をするのはとても面倒です……。ただ、食事は生きている限りずっと続くものです。

食事は健康だけでなく、人格形成にも影響を与えます。そのため、嫌いな食べ物がない方が良いことは言うまでもありません。でも、何よりも大切なことは、食事が楽しいことだと子どもが感じることです。

食事を楽しいと感じられれば、毎日が楽しくなります。好き嫌いをなくすことは楽しい食事の1つの要素でしかありません。

というわけで、わたしは子どもの好き嫌いをある程度は仕方がないと受け入れているんです。その方が、わたしもストレスが溜まりませんし……(^_^;)

子どもに食べ物の好き嫌いや偏食があることは当たり前です。子どもの好き嫌いを受け止め、できることから食生活の改善に挑戦し、それ以上に楽しい食事ができるように心がけましょう。

ちなみに、子どもの好きな食べ物は今も昔も変わらないようですね。

子どもの好きな食べ物ランキング!今と昔の好き嫌いの違いは?

記事のURLとタイトルをコピー